文教大学健康栄養学部の福永淑子ゼミが、我孫子のトマトを使ったオリジナルケーキを、6月3日(土)にリニューアルオープンする「あびこ農産物直売所あびこん」で販売する。価格はオープン価格で、今回は1個170円(税込)で販売。
福永ゼミで考案された「あびとま」は、学生が千葉県我孫子産のトマトを使用して考案し、横浜市にあるパティスリーメルヘンの協力の下できたトマトケーキ。
福永教授は、以前から我孫子市の「あびこ農力発見プロジェクト」に協力しており、同市の農産物生産高の2割を占めるトマトのアピールのため、加工食品やお菓子などの開発に協力してきた。
開発したのはこの春ゼミナールを卒業した5名で、学生たちは、これまでトマトコロッケやトマトアイスなどを考案し、あびこんで販売してきた。
今回の「あびとま」は1月から試作をはじめ、何度も何度も試作を繰り返し、3月にレシピを完成させた。商品は、福永教授の研究しているセミドライ食品の特徴を生かし、お菓子の中にはセミドライしたトマトの果肉を餡にして食感を残した。またセミドライ加工により素材の水分が減ることで、日持ちがよくなり、素材の甘みを凝縮しつつ、トマトの持つ栄養成分を活かした商品になった。材料はすべて無添加の材料で作ったので、安心・安全で小さい子からお年寄りまで美味しく食べることができる。
トマトにはリコペン(リコピン)が豊富に含まれ、抗酸化作用や動脈硬化・糖尿病・がん予防、美肌効果、免疫力を高める作用がある。このトマトケーキをきっかけに、若い人にも機能性を理解してもらい、トマトの購入につながることを期待している。
指導した福永教授は、「あびとまケーキは、オリンピックにシフトして、日本のお土産としてアピール出来たらうれしいです」と期待を込めていた。
「あびこ農産物直売所あびこん」は、6月3日(土)に我孫子市手賀沼親水広場「水の館」がリニューアルオープンすることに伴い、移転しオープンする。同直売所で同日からトマトケーキの「あびとま」を販売し、今後も継続的に販売する予定。
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