神田外語大学(千葉市美浜区/学長 酒井邦弥)は11月4日(土)、「第11回ベトナム語スピーチコンテスト」を開催する。在日ベトナム社会主義共和国大使館の後援。大学や専門学校など計9校から約20人が参加する予定。参加者は「ベトナムと私、10年後」「試練と成長」のいずれかのテーマでスピーチを行い、成績優秀者は表彰され、賞品を受ける。
神田外語大学は2001年4月、国際言語文化学科設置と同時に同学科内に東日本の私立大学で唯一となるベトナム語専攻を設置し、日本人学生に対するベトナム語教育に力を入れてきた。その成果発表の場として、同大は2007年、国内初となる全国規模のベトナム語スピーチコンテストを開催し、現在まで計10回実施してきた。国内でベトナム語を学ぶ学生にとっても、学習の成果を発揮する貴重な機会となっている。
11回目となる今回のベトナム語スピーチコンテストには、東京外国語大学、大東文化大学、大阪大学、国士館大学(初出場)、名古屋芸術大学(初出場)、関東国際高校(2007年ベトナム語コース設置、2014年から出場)、京都外国語専門学校(1998年創立・ベトナム語専攻設置、初出場)、神田外語大学、神田外語学院(2014年ベトナム語コース設置、同年から出場)から約20人が参加する予定。参加者は(1)「ベトナムと私、10年後」(2)「試練と成長」のいずれかのテーマを選び、スピーチを行う。学年、留学経験の有無などでA~Eの5つのカテゴリーに分かれ、それぞれの中で1位から3位まで、そして全カテゴリーの中で最優秀賞が決められる。
また、当日は学生たちのスピーチだけでなく、神田外語大学の学生によるベトナム舞踊やトルンという民族楽器の演奏が披露される。
現在、ベトナムに進出する日系企業や日本国内のベトナム人留学生が増加していることなどから、日本でベトナム語を学ぶ需要は高まっている。外務省が発表した「海外在留邦人数調査統計」によると、2016年10月1日現在、ベトナムに進出している日系企業の数は前年比6.9%増の1687拠点で、同大が第1回ベトナム語スピーチコンテストを開催した2007年の820拠点の約2倍となっている。これに伴い、ベトナム語ができる人材への日本企業の二ーズが高まっている。
さらに、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)が発表した「平成28年度外国人留学生在籍状況調査結果」によると、2016年5月1日現在、ベトナム人留学生は53807人で、中国人留学生の次に多く、外国人留学生全体の22.5%を占める。1997年の同調査では、ベトナム人留学生2582人であるため、この10年で約20倍増加したことになる。このほか、ベトナムからの外国人技能実習生、看護師・介護福祉士や訪日観光客の増加なども考えると、国内での留学生や技能実習生などへのサポート、観光客へのサービスに対応するため、ベトナム語コミュニケーションスキルに長けた人材を確保することが急務である。
このような背景に加え、国内でベトナム語を学べる大学は限られているため、同大が唯一開催しているベトナム語スピーチコンテストの重要性はますます高まっている。
その他の言語については、7月15日(土) にインドネシア語のスピーチコンテストが開催され、11月15日(土)にポルトガル語、12月16日(土)にタイ語のスピーチコンテストが開催される予定。さらに同大は、今年初めて高校生対象の「第1回東南アジア小論文コンテスト」を開催。10月28日(土)に表彰式が行われる。
◆「第11回ベトナム語スピーチコンテスト」概要
【テーマ】 「ベトナムと私、10年後」
「試練と成長」
【会 場】 神田外語大学5号館1階 ミレニアムホール
【日 時】 2017年11月4日(土)12:30~17:30(予定)
【主 催】 神田外語大学
【後 援】 在日ベトナム社会主義共和国大使館
【協 賛】 ベトナム航空、イオン株式会社、株式会社オカムラホーム、三谷商事株式会社、株式会社すずき、株式会社三進インターナショナル、SANSHIN VIETNAM JSC (予定)
【参加校/参加人数】 東京外国語大学、大東文化大学、大阪大学、関東国際高校、京都外国語専門学校、国士舘大学、名古屋芸術大学、神田外語大学、神田外語学院 (予定)/参加者約20名
【募集対象】 日本全国の大学生、専門学校生、高校生
・カテゴリーA 1年生(詩の朗読)
・カテゴリーB 2年生(テーマ選択)
・カテゴリーC 3・4年生(長期留学未経験者、テーマ選択)
・カテゴリーD 3・4年生(長期留学経験者、テーマ選択)
・カテゴリーE 親がベトナム人の生徒・学生(選考外)
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人佐野学園 学園広報部
今手麻衣
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