SAS、ハイパー・コネクテッド・マーケティング・オートメーションを実現する新しくなった「SAS(R) Customer Intelligence 360」を発表

ビッグデータ、AI、オムニチャネル、外部パートナーチャネルを最大活用して顧客の囲い込みとマーケティング収益向上をサポート

アナリティクスのリーディング・カンパニーであるSAS Institute Japan株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:堀田徹哉、以下 SAS)は、企業内部のデータベースやチャネルシステム、さらに外部パートナーとシームレスに連携するハイパー・コネクテッド・マーケティング・オートメーションを実現する新しい「SAS® Customer Intelligence 360」を発表しました。

[New・機能強化] Customer Intelligence製品を統合
SASのマーケティングソリューションである「Customer Intelligence」は、6つのモジュール(図1)から構成されています。このうち、基本ソリューションである、デジタル・マーケティング「SAS® Customer Intelligence 360 Engage」、アクセスログ解析「SAS® Customer Intelligence 360 Discover」、クロスチャネル・キャンペーン管理「SAS® Marketing Automation」、オペレーション管理「SAS® Marketing Operation Management」を「SAS Customer Intelligence 360」に統合、機能強化し、ハイパー・コネクテッド・マーケティング・オートメーションを実現します。
  • 「SAS Customer Intelligence 360」のカスタマージャーニー作成機能において、デジタル顧客接点だけでなく、オンプレミスのリアル顧客接点、外部の顧客接点を跨いだジャーニーが設計可能になります。[New]
  • 「SAS Customer Intelligence 360」のカスタマージャーニー作成機能、顧客セグメント作成機能において、オンプレミスの顧客データベースとの連携、APIによる外部システムとの連携が可能になります。[New]
  • 「SAS Customer Intelligence 360」と「SAS Marketing Automation」の顧客コンタクト履歴管理機能が統合され、デジタル顧客接点、オンプレミスのリアル顧客接点、外部の顧客接点を跨いだコンタクト履歴管理が可能になります。[New]
  • 管理ツールを一つに統合し、より簡易な操作性を実現します。 [機能強化]
なお、この統合に伴い、「SAS Marketing Operation Management」は、「SAS® Customer Intelligence 360 Plan」にモジュール名が変更となりました。

*図1:「 Customer Intelligenceを構成する6つのモジュール」は
以下のURLからご参照下さい。
https://www.sas.com/ja_jp/news/press-releases/2018/September/2018-09-20-sas-customer-intelligence-360.html?m=pr

ハイパー・コネクテッド・マーケティング・オートメーションとは
今日の一般的なマーケティング・オートメーションは、クラウド型で主にデジタルの顧客接点を対象としています。このようなマーケティング・オートメーションでは、金融、小売、通信等のビッグデータやオムニチャネルを企業内部(オンプレミス)に保有する企業が、そのオンプレミス資産を活用し、パーソナライズされたカスタマージャーニー(パーソナライゼーション)を実現することが困難でした。ビッグデータをインターネット経由でクラウド環境に転送するための時間や、クラウド環境の個人情報漏洩リスク等の課題によって、クラウド環境におけるビッグデータの活用は制限されてしまいます。加えて、顧客接点がクラウドとオンプレミスで分断してしまうため、双方で連携が取れず、シームレスなカスタマージャーニーを実現することが困難でした。
SASが新たに提供するハイパー・コネクテッド・マーケティング・オートメーション「SAS Customer Intelligence 360」は、オンプレミス環境とシームレスに連携することで、上記の課題を解決します。企業が保有するオンプレミスのビッグデータ、AIアプリケーション、CRMなどの顧客接点システムを最大活用し、最適なパーソナライゼーションをあらゆる顧客接点で実現することが可能になります。さらに、企業内部だけに留まらず、外部のデータや外部の顧客接点との連携も可能になります。これにより、異業種連携、外部パートナーとの連携による顧客の囲い込みまで、より高度なカスタマージャーニーの実現をサポートします。

オンプレミスのビッグデータやAIと”コネクト”、より精緻なパーソナライゼーション
クロスチャネル・キャンペーンマネジメント領域でリーダーである、オンプレミス型キャンペーン管理モジュール「SAS Marketing Automation」は、ビッグデータとAIを活用したパーソナライゼーションを強みとします。本機能を、SaaSで提供されるマーケティング・オートメーションの「SAS Customer Intelligence 360」に統合しました。
この統合により、多くの企業がオンプレミスに保有しているビッグデータやAI資産をクラウド環境に移行することなく、「SAS Customer Intelligence 360」から透過的にビッグデータにアクセスし、より安全に活用することが可能となります。「SAS Customer Intelligence 360」で収集されるデジタル顧客接点の接触ログやパブリックDMP(Data Management Platform)等の顧客データと、オンプレミスの顧客データを統合し、あらゆる情報を活用したパーソナライゼーションを実現します。
さらに、「SAS Customer Intelligence 360」は、SASのデータマネジメント・ソリューション「SAS® Data Management」、AIと機械学習ソリューション「SAS® Viya」、Customer IntelligenceマーケティングROI最適化モジュール「SAS® Marketing Optimization」のそれぞれと連携することで、さらなるパーソナライゼーションの高度化を実現します。顧客接点やIoTデバイスの情報をリアルタイムで取得するリアルタイム・ストリーミング処理機能、外部パートナーのデータを統合する仮想統合機能、またAI機能による顧客行動予測とパーソナライゼーション最適化が可能となります。

内部+外部すべての顧客接点と”コネクト”、シームレスなカスタマージャーニー
新しくなった「SAS Customer Intelligence 360」は、一般的なマーケティング・オートメーションソリューションがサポートするメール、スマートフォン、ウェブサイト等のデジタル顧客接点だけでなく、営業店やコールセンターといったオンプレミスの顧客接点システムと、オープンなAPIでリアルタイムに連携することが可能になりました。オムニチャネル、つまりすべての顧客接点横断でカスタマージャーニーに沿った一貫性あるコミュニケーションを実現すると同時に、その結果を一元管理し、結果から次のアクションを判断、最適化していくことが可能です。
さらに、API連携のハブとなる「SAS® Real-Time Decision Manager」との連携により、外部パートナーの顧客接点、IoTデバイスとリアルタイムで連携することが可能です。たとえば、海外の金融機関ではオープンバンキングの取り組みとして、金融✕小売等の異業種連携をSASで実現しています。銀行顧客の小売店舗における決済情報、WiFiルータの位置情報等を活用し、最適な異業種パートナーへの送客オファーを実現しています。このような先進的な取り組みで実証されたソリューションを、“統合ソリューション”として提供します。 

すべての機能が一つの管理ツールと“コネクト”、マーケターの運用はより効率的に
新しい「SAS Customer Intelligence 360」は、これまで個別に提供されていた下記ソリューションを1つの管理画面から呼び出すことができるようになりました。(図2) デジタル顧客接点のデータ収集、クラウドおよびオンプレミスのデータを活用した顧客セグメンテーション、オムニチャネル横断のカスタマージャーニーの設計と実行、マルチデバイス横断のコンテンツ管理、キャンペーン開発と承認のワークフロー、業績管理と最適化まで、マーケティングのPDCAサイクルで求められるすべての機能を、一つの統合管理ツールで簡易に操作することが可能です。これにより、複数ツールの使い分けやスキルの習得、ツール間の「つなぎ」を意識せず、より効率的かつスピーディーなPDCAサイクルの運用が可能となります。また、簡易な操作で、Advanced Analytics・AIを活用してコンテンツやカスタマージャーニーを自動で最適化するための機能を備えています。これにより、マーケターは多数のカスタマージャーニーを運用しつつも、その改善を効率的かつスピーディーに実施していくことが可能となります。

*図2: 「すべての機能を統合し、一つの管理ツールでコントロール」は
以下のURLよりご参照下さい。
https://www.sas.com/ja_jp/news/press-releases/2018/September/2018-09-20-sas-customer-intelligence-360.html?m=pr

SAS Institute Inc.について
SASは、アナリティクスのリーディング・カンパニーです。SASは、革新的なアナリティクス、ビジネス・インテリジェンス、ならびにデータ・マネジメントに関するソフトウェアとサービスを通じて、83,000以上の顧客サイトに、より正確で迅速な意思決定を行う支援をしています。1976年の設立以来、「The Power to Know®(知る力)」を世界各地の顧客に提供し続けています。
*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。



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この企業の情報

組織名
SAS Institute Japan株式会社
ホームページ
http://www.sas.com/jp
代表者
手島 主税
資本金
10,000 万円
上場
非上場
所在地
〒106-6111 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー 11F
連絡先
03-6434-3000

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