中央大学(東京都八王子市)は2019年4月から、地域の小・中・高校のニーズに応える授業プログラムを学生が作成し、学校に出張して実施する「学校応援プロジェクト」を開始した。7月30日(火)には多摩市立和田中学校で、英語体験プログラムを行う。プロジェクトは英語のほか、プログラミングやキャリア教育をテーマにしたものも動き出しており、将来教員を目指す学生のスキルアップの機会としても展開していく。
【学校応援プロジェクトとは】
教職課程教育を取り巻く環境として、「学校体験を通じた適性把握や能力の向上」や「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」、「ICTの活用」を意識した教授方法が求められるようになった。これを受けて、中央大学では、教職課程において2019年度から「学校応援プロジェクト」を導入した。
プロジェクトの中核となるのは、教職課程を履修している「先生の卵」たち(教職課程を履修していなくとも参加は可)。プロジェクトの企画・実施にあたっては、学校側のニーズをヒアリングし調整を行うプロジェクト・コーディネーターと、ニーズに合う分野の研究を行っている中央大学の教員が協力し、プログラムの内容や教授法等について助言・指導を行っている。
【現在の取組み】
現在、同プロジェクトでは「中学生に、『英語のコミュニケーションは楽しい!』と感じてもらえる体験を!」を合言葉に、学生が中学校での英語体験プログラムの企画を行っている。
教職課程を履修している学生を中心としたメンバーたちは、中学校からの要望や同大で英語を担当している外国人教員からのアドバイスをうけながら、簡単なゲームを行うアイスブレイク、体を動かすアクティビティ、テーマに沿った話題を英語で会話するアクティビティを企画し、準備をすすめている。なお、企画を行っている学生は約15名。これに同大の留学生が加わる。
このたび、こうして話し合いを重ねながら練り上げているプログラムを7月30日(火)に多摩市立和田中学校で実施することとなった。
◆多摩市立和田中学校での実施について
【日 時】7月30日(火)13:30~15:00
【場 所】多摩市立和田中学校(東京都多摩市和田234番地)
※当日ご取材いただける場合は、別紙 「取材申込書」をFAXまたはメールにて中央大学広報室へご送付いただけますと幸甚です。
【今後の展開】
「学校応援プロジェクト」では、このほかにも同大の教員がプログラミング教育の出張授業を行う際のアシスタントとして活動する「プログラミング教育プロジェクト」、同大で受け入れる職場体験学習を活用し、「大学で学ぶこととは」「将来の進路・キャリアの中で大学進学をどのように考えるか」など、大学生と中学生が対話しながら考える「キャリア教育プロジェクト」が始動している。大学生が主体となって企画し、運営にも携わることで、児童・生徒たちが「面白い!」と感じるプログラムを作っていく。
今後は、中央大学の特色である「法教育」に関するプログラムや、新学習指導要領で重視されている消費者教育等のプログラム等についても、学校現場からのニーズに応じて企画・実施していくことで、大学の学びを地域貢献につなげる架け橋として、また、将来教職をめざす学生たちのスキルアップの機会としても展開していきたいと考えている。
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