昭和女子大学生活科学部管理栄養学科では、今年3月の卒業生で管理栄養士国家試験を受験した66人全員が合格し、合格率100%を達成しました。この成果は、早期から対策を講じるカリキュラムや学生の主体的に学ぶ姿勢が結実したものです。
■充実した国試対策のカリキュラム
管理栄養学科の管理栄養士資格取得に向けた取り組みは、1年次から始まります。入学した年から基礎を学び、段階を追って専門知識を習得していきます。
3年次後期から徐々に国試対策に取り組み、4年次には必修の受験対策講座が始まります。対策講座では、頻出分野や国家試験の出題傾向・模擬試験の結果に基づき、学生だけでは目が行き届きにくい部分の解説が行われます。模試を受験後、自己採点後に足りない分野を翌週に自習します。これを繰り返して受験のコツを掴んでいきます。
合格点に満たない学生には翌週から模試の再受験・再々受験が課されるほか、夏季休暇には「国試合宿」で集中的に特訓します。
■学生同士で学び合う雰囲気
もちろん、管理栄養学科は、試験対策がすべてではありません。資格取得のための実験実習の授業をはじめ、卒業研究も必修で、研究室ごとに取り組みます。ここでも卒業研究の傍ら国家試験に向けて学んでいきます。研究室では、学生同士が問題を出し合ったり、勉強の仕方を共有したり、互いに高め合う場になっています。
受験した卒業生は「学生同士で一緒に取り組むことで、落ち込んでも立ち直ることができたし、自信をつけると同時に、他の学生の勉強の仕方に刺激を受けた」と語っています。また教員も「問題を出し合い、教え合う学生たちで、研究室はいつも盛り上がっています」と話しています。
■医療の現場や公務員など幅広い活躍
2019年度の合格者の半数近くは、大学病院をはじめとする医療分野、公務員、民間企業などの管理栄養士として資格を活かして専門性を発揮しながらキャリアを積んでいきます。
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