武蔵大学(東京都練馬区/学長:山嵜哲哉)では、寄付講座「アントレプレナーシップ―新しい事業を始めるための経営学―」が、今年度から単位が取得できる正課授業となり、約120名が履修しています。
近年、ベンチャー企業のみならず、様々な企業がイノベーションを必要としていることから、「アントレプレナーシップ」が注目されています。本講座では、現在活躍中の起業家、ベンチャーキャピタリストが毎週ゲストとして登壇し、武蔵大学の学生、および武蔵高等学校中学校の生徒、また一般・社会人の聴講生らと積極的な意見交換を行っています。
■必要なのは、うまく失敗できること、失敗から学べること
本講座の主催者であり、アントレプレナーシップの研究者である高橋徳行副学長(経済学部教授)にお話をお伺いしました。
―なぜ今、起業家育成が必要なのか?
現実社会の問題や課題を解決する役割が、起業家に求められています。起業家育成は、お金儲けのノウハウを教えるものではなく、今重要視されている、思考力・判断力・主体性・協働性など、現在の教育に必要な要素を修得するのに非常に効果的なのです。発見した問題や課題を、ビジネスの手法によって解決していきますが、これら一連の活動の中で、真の学力が鍛えられ、本学の教育目標である「自立」「対話」「実践」にも通じる内容だと思います。
―高橋先生の考えるアントレプレナーに必要な資質とは?
うまく失敗できること、失敗から多くを学べること、そして、失敗は行動やチャレンジしないとできないと知っていること、の3点です。
―履修生に期待することは?
大いに挑戦し、うまく失敗して欲しいと思います。オンライン授業で毎回、講義後は講演者が質問攻めにあいます。中には高校生もいて、活発な議論を行っています。後期の実践編では、前期で学んだことを基に、起業家のさまざまな側面を貪欲に修得して下さい。
■今後について
9月から始まる後期では、「起業家とはどのような人間なのか知ること」「ビジネスプランの作成」を狙いとして、下記をテーマにした授業を予定しています。
第1部「起業家を知る」
第2部「起業を考える」
第3部「起業後を知る」
第4部「起業家になる」
また、ゲスト講師として株式会社アルプス技研の創業者である松井利夫氏を始め、各界で活躍中の起業家、ベンチャーキャピタリストが登壇します。さらに「ビジネスプランコンテスト」を実施し、優秀チームには起業準備資金として賞金を最大100万円が授与される等、起業のための多彩な協力体制が用意されています。
▼本件に関する問い合わせ先
武蔵大学 広報室
西(にし)・齋藤(さいとう)
住所:〒176-8534 東京都練馬区豊玉上1-26-1
TEL:03-5984-3813
FAX:03-5984-3727
メール:pubg-r@sec.musashi.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/