国内外から178件の応募 第6回ジャパン・ツーリズム・アワード受賞取組決定

奄美イノベーションが国土交通大臣賞を受賞
―集落文化×「伝泊+まーぐん広場」が創る「日常の観光化」を国内外へ展開―

公益社団法人日本観光振興協会、一般社団法人日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局 (JNTO)は、2020 年 10 月 29 日(木)から 11 月 1 日(日)の 4 日間、沖縄コンベンションセン ター及び 2021 年 1 月 7 日(木)から 9 日(土)の 3 日間、東京ビッグサイトで開催する「ツーリズム EXPO ジャパン 2020」の開催に先立ち「第 6 回ジャパン・ツーリズム・アワード」(審査委員長:本保芳 明 国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所代表)の各賞を決定しました。



最優秀賞である【国土交通大臣賞】には、奄美イノベーション株式会社の取組「集落文化×「伝泊+まーぐん広場」が創る「日常の観光化」を国内外へ展開」、優秀賞である【観光庁長官賞】は、一般社団法人大雪カムイミンタラDMOと、JTB 九州&離島アイランドホッピングプロジェクト及び株式会社ミキ・ツーリストの三団体が受賞しました。 海外からの応募取組に授与される【エクセレントパートナー賞】カタルーニャ観光局が受賞しました。 また、【学生が選ぶジャパン・ツーリズム・アワード】には株式会社おてつたびの取組が選ばれました。
今回の募集は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の中に行われたのにも かかわらず、応募件数は昨年を若干下回る 178 件(国内・訪日領域 147 件、海外領域 31 件)もの国内外から優れた数多くの取組の応募がありました。取組内容は、今年もインバウンド関連の取組が多いもの、エコツーリズム、 ユニバーサルツーリズムなど社会性の高い取組に加えて新型コロナウイルス感 染症対応の取組が目立ちました。
表彰式は 2021 年 1 月 7 日(木)から 1 月 9 日(土)「ツーリズム EXPO ジャパン東京商談会」に合わせて東京ビックサイトで開催する予定でおります。

第 6 回ジャパン・ツーリズム・アワード 審査結果
1.応募団体数 国内・訪日領域 147 件(36 件) 海外領域 31 件 (9 件)
※( )内は最終審査に進んだ取組件数
2.選考結果 最終選考会:2020 年 9 月 2 日(月)14 時~17 時 審査委員は後掲の通りです。

【国土交通大臣賞】
団体名:奄美イノベーション株式会社(国内・訪日領域)
取組名:集落文化×「伝泊+まーぐん広場」が創る「日常の観光化」を国内外に展開 ※UNWTO 倫理賞同時受賞
<評価ポイント>
空き家等を活用し、集落の中に宿泊するというキラーコンテンツに頼らない「集落文化の日常 を観光化」する新しい旅のカタチの提案である。観光客誘致だけでなく、地域住民の雇用促進 や、観光客と地域住民が集う場を設けることで、住民と観光の垣根を無くす等、社会性の高さも評価された。



<受賞コメント>
国土交通大臣賞・UNWTO 倫理賞の 2 つもの賞をいただき大変感謝しております。2016 年に伝泊をスタートさせ、2020 年に 30 棟・44 室 を民間の資金調達により短期間で広がったのも、地域住民や地域銀行の協力の賜物です。奄美は、世界自然遺産の候補地ですが、それ 以上に何百年も小さな集落単位でそれぞれの文化・伝統を持っていることが特徴的な地域です。観光客が集落の日常を住民と共に体験 することが、これからの観光の中心になればと思っています。建築 家として、別の地域の集落にも光を当て、住民の方々と共に緩やかな活性化に協力できればと思っています。
(山下保博/建築家・奄美イノベーション株式会社代表)


【観光庁長官賞】 (国内・訪日領域2団体 海外領域1団体)
団体名:一般社団法人大雪カムイミンタラ DMO (国内・訪日領域)
取組名:『MountainCityResort』ブランドの形成と地域づくり~誰もが上質で豊かな「滞在時間」 を満喫できるエリアを目指して~
<評価ポイント> 緻密なマーケティングの上に成り立つ地域ブランディングを幅広く展開するとともに、多言語 対応はもとより MaaS の活用など、地域 DMO として多くの模範的取組があることを評価した。

団体名:JTB 九州&離島アイランドホッピングプロジェクト(国内・訪日領域)
取組名:JTB 九州&離島アイランドホッピングプロジェクト
<評価ポイント>
島国である日本の特徴を活かしチャーター機によるアイランドホッピングで離島観光を手軽なものにさせるともに、きめ細やかなコンテンツ設定により独自性も高い。また、他の地域への展開の可能性など、発展性も評価した。

団体名:株式会社ミキ・ツーリスト(海外領域)
取組名:現地発着・次世代型周遊バスツアー「JOIBUS(ジョイバス)」 世界の旅行者と一緒にヨー ロッパ周遊!
<評価ポイント>
FIT 時代に即し 1 名でも催行する顧客利便性の高さや、日本語対応により日本人が安心して利用できる他、長年にわたって欧州への日本人旅行者を受け入れてきた同社ならではきめ細 やかな対応を評価した。

【エクセレントパートナー賞】
団体名:カタルーニャ観光局 (海外領域)
取組名:VR ゲーム「レジェンド・オブ・カタルーニャ バルセロナの地」 ※デジタル活用賞同時受賞
<評価ポイント>
「VR を活用してゲームを楽しみながらカタルーニャの文化、歴史、自然などを体験し、知識を深めることができる斬新的な発想でゲームの無料配信をスタートし、コロナ禍で国際的な 往来が制限される中、カタルーニャの魅力を疑似体験で訴求できた手法を高く評価した。」

【学生が選ぶジャパン・ツーリズム・アワード】
団体名:株式会社おてつたび (国内・訪日領域)
取組名:おてつたび ~地域の困りごとを通じて、ファン創りを行うマッチングプラットフォー ム~
※スタートアップ賞同時受賞
<評価ポイント>
常識を覆す思い切った発想で、地域と若者の想いの架け橋となるマッチングプラットフォームは斬新かつ社会性が高い。大学と連携し単位認定化を可能にすることで、学生が気軽に参加しやすく交流人口の増加が期待できるとともに、将来の定住先候補になるなど発展可能性を高く評価した。

【DMO 推進賞】(1 団体)
団体名:一般社団法人秋田犬ツーリズム (国内・訪日領域)
取組名:DMO による地域経済活性化
<評価ポイント>
「秋田犬というキラーコンテンツを活用し、デジタル技術を積極的に活用して取組を進めている。また、特産品販売により DMO の収入を確保するともに、隣接 DMO との連携による誘客促進策の推進など、DMO の模範となる運営を行っていることを評価した。」

【メディア・プロモーション賞】(1 団体)
団体名:佐賀県フィルムコミッション (国内・訪日領域)
取組名:フィリピン現地イベント開催による佐賀県の認知度向上と来訪促進施策について ~ Tayo Na Sa Saga Japan Festival 2020 ~
<評価ポイント>
映画作品誘致と観光戦略の両面から、潜在ニーズの高い国へターゲットを絞った積極的なフィルムコミッション営業を行っている。また、認知向上だけでなく、実際の来訪に結びつける工夫を評価した。

【UNWTO 倫理賞】(2 団体)
団体名:SEKAI HOTEL 株式会社(国内・訪日領域)
取組名:SEKAI HOTEL
<評価ポイント>
日本版アルベルゴ・ディフーゾの一例であり少額投資で展開できる斬新な発想である。 地域活性化、旅行者と住民との相互理解促進等の持続的観光に大きく寄与する可能性を評価 した。

団体名:奄美イノベーション株式会社(国内・訪日領域)
取組名:集落文化×「伝泊+まーぐん広場」が創る「日常の観光化」を国内外へ展開
※国土交通大臣賞同時受賞

【リスクマネジメント賞】(2 団体)
団体名:株式会社ぐるなび(LIVE JAPAN 事務局)(国内・訪日領域)
取組名:訪日外国人向け観光情報 Web サービス『LIVE JAPAN PERFECT GUIDE』 ~平常時・発災 時における多言語での情報発信
<評価ポイント>
外国人旅行者に対して平時の観光情報の提供のみならず非常時における情報提供も 5 言語に 対応しており、民間事業者の取組としては、他に例のない事を評価した。

団体名:沖縄県/一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)(国内・訪日領域)
取組名:観光客と県民の安全・安心を守る アクションプランの策定と水際対策の強化について
<評価ポイント>
コロナ禍の時代において、旅行者と地域住民双方に安心・安全に関する情報提供や受入体勢 整備を分かりやすくアクションプランでまとめており、他の地域でも参考になることを評価した。

【デジタル活用賞】(2 団体)
団体名:一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン (国内・訪日領域)
取組名:次世代観光サイクリング MAP アプリ「ツール・ド」を活用した地方誘客
<評価ポイント>
近年サイクリングに対する関心が高まっているなか、スポーツ目的ではなく観光目的に重点を置いたアプリにより地方誘客を行う優れた取組である。観光サイクリングという新しいジ ャンルを仕立て上げた点を評価した。

団体名:カタルーニャ観光局 (海外領域)
取組名:VR ゲーム「レジェンド・オブ・カタルーニャ バルセロナの地」
※エクセレントパートナー賞と同時受賞

【エンターテインメント活用賞】(2 団体)
団体名:筑豊アクションプロジェクト (国内・訪日領域)
取組名:筑豊アクションプロジェクト
<評価ポイント>
人々の「創造と破壊」という欲求のうち、「破壊」を旅エンタメとする視点が斬新である。地域の理解を得てパッケージ化することで、廃墟が観光地に変わった。今後、旅行者向けのコンテンツ造成とPRに期待する。

団体名:一般社団法人アニメツーリズム協会 (国内・訪日領域)
取組名:日本のアニメ聖地 88 の選定とアニメツーリズムの推進
<評価ポイント>
日本が世界に誇るコンテンツの一つであるアニメをインバウンドに活用。シンポジウムの開催、アニメの聖地 88 の制定、デジタルスタンプラリー等の実施によりツーリズムの発展に寄与していることを評価した。

【スタートアップ賞】(1 団体)
団体名:株式会社おてつたび (国内・訪日領域)
取組名:おてつたび ~地域の困りごとを通じて、ファン創りを行うマッチングプラットフォーム~
※学生が選ぶジャパン・ツーリズム・アワード同時受賞

【入賞 国内・訪日領域】24 団体
団体名<取組名>
1 株式会社大鉄アドバンス/大井川鐵道 <FDA 富士山遊覧飛行と大井川鐵道>
2 沖縄ツーリスト株式会社 <One Two Support 訪日旅行保険(One Two Support Travel Insurance) >
3 株式会社 NIPPONIA SAWARA <香取市佐原の歴史的資源を活用した観光まちづくり>
4 櫻スタートラベル <失語症者とともに創る白浜団体バスツアー~持続可能な旅の支援~>
5 全日本空輸株式会社 <Japan Travel Planner>
6 株式会社 JTB 沖縄(沖縄エアポートシャトル LLP) <「誰もが沖縄本島をスマートに移動し、観光が楽しめる社会の実現」にむけた沖縄エアポートシャトルの取組>
7 鹿島酒蔵ツーリズム推進協議会 <酒蔵・日本酒を活かした地域活性化の取組>
8 株式会社 JTB 沖縄 <地域活性化事業「杜の賑い・沖縄」 >
9 一般社団法人東北観光推進機構 <「冬の東北」のブランド化と周遊ルート確立に向けた広域連携による取組>
10 岡山県立倉敷商業高等学校 <高校生にもできるんじゃ!観光資源を活用した地域振興大作戦>
11 日本航空株式会社 <JAL xR Traveler(1 号機、2 号機)>
12 青森県十和田市 <奥入瀬渓流氷瀑ツアーを核とした冬季観光の振興>
13 株式会社ウッズ・コーポレーション <中国人インバウンドの再増加を狙ったジャパンコンテンツ海外配信プロジェクト>
14 株式会社ヤブタ建設不動産(ヤブタツーリ スト) <地域密着の建設会社が挑戦!観光の力による過疎地域の諸問題解決を目的とした着地型旅行造成への取組み>
15 株式会社瀬戸内ブランドコーポレーション <広域 DMO がつくる世界水準の地域体験旅ブランド 「Setouchi Cominca Stays」>
16 みやぎおかみ会 <みやぎお宿エール券販売企画>
17 海の見える命の森実行委員会 <海の見える命の森づくりを通じて「人と自然との持続可能な共生と共創」を南三陸から世界中へ発信する取組み>
18 静岡ツーリズムビューロー <理念は「心の開国」。責任あるマーケティングで需要づくりを、旅を通じた Humanity で持続性ある地域と地域産業への貢献を。>
19 日本航空株式会社 <JAL LGBT ALLY チャーター>
20 一般社団法人ピンクドット沖縄 <ピンクドット沖縄 2019:ダイバーシティ・アイランド OKINAWA を目指した LGBTQ ツーリズム振興と地域社会への啓もう活動について >
21 株式会社百戦錬磨 <地域の歴史的資源を活用した、日本を代表する新たな観光コンテンツ「城泊」の開発>
22 東日本旅客鉄道株式会社 <スタートアップ企業と連携した訪日外国人向けのシ ームレス&キャッシュレスな旅行商品の販売・受取り の実現に向けた取り組み>
23 KNT-CT ホールディングス株式会社 <「着るロボット」で歩行をサポートするツアー>

【入賞 海外領域 ビジネス部門】7 団体
団体名<取組名>
1 株式会社エイチ・アイ・エス <世界で活躍する医師・看護師と交流し、臨床医療の現場を知る国際医療ボランティアツアー>
2 RKB 毎日放送株式会社 <日泰スポーツ友好イベント「アユタヤ絆駅伝」に係る日本からタイへの誘客事業>
3 FunGroup.inc <現地観光アクティビティ会社の再建>
4 株式会社日本旅行 <ワンテーマを探求する旅『トラベルカレッジ』シリーズの取り組み>
5 株式会社 JTB <2019年度新商品開発 【ランドクルーズ JTB】>
6 一般社団法人 ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構 <ONSEN・ガストロノミーツーリズムを通じた双方向観 光の推進>
7 株式会社JTB 海外仕入商品事業部 ハワイ部 <環境、バリアフリーに配慮したハワイにおける新車両 『Hi Bus、電気バス』の導入>

【ジャパン・ツーリズム・アワード審査委員】(50 音順・敬称略)
氏名 役職名
<審査委員長>
・本保 芳明国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所代表
<審査委員>
・David Atkinson 小西美術工藝社 社長
・五十嵐 徹人観光庁審議官
・石原 義郎株式会社航空新聞社取締役編集長
・太下 義之 同志社大学教授/独立行政法人国立美術館理事
・久保田 穣 公益社団法人日本観光振興協会理事長(主催者)
・坂巻 伸昭 一般社団法人日本旅行業協会会長(主催者)
・清野 智 日本政府観光局(JNTO)理事長(主催者)
・関口 和一 株式会社 MM 総研代表取締役所長
・曽根 一朗 日本貿易振興機構 理事
・浜野 京 国立大学法人信州大学理事
・森下 晶美 東洋大学国際観光学部国際観光学科教授
・矢端 謙介 株式会社日本政策投資銀行地域企画部 担当部長
・涌井 雅之 東京都市大学特別教授

【学生が選ぶジャパン・ツーリズム・アワード学生審査員】(大学名 50 音順・敬称略)
大学名/学生審査員名/学部名
・跡見学園女子大学/鈴木 花奈絵/観光コミュニティ学部観光デザイン学科
・追手門学院大学/小林 史門/地域創造学部地域創造学科
・桜美林大学/桐野 友歌子/ビジネスマネジメント学群ビジネスマネジメント学類
・大阪観光大学/小椋 樹/観光学部観光学科
・大阪国際大学/知花 心美/国際教養学部国際観光学科
・学習院女子大学/関山 愛理/国際文化交流学部日本文化学科
・京都大学/LIN YIFAN/経営管理大学院サービス&ホスピタリティープログラム
・淑徳大学/穂積 萌/経営学部観光経営学科
・東京都立大学/手代木 茜/大学院都市環境科学研究科観光科学域
・東洋大学/小林 千乃/国際観光学部国際観光学科
・日本大学/藤野 優衣/国際関係学部国際教養学科
・阪南大学/明神 果歩/国際観光学部国際観光学科
・一橋大学/向笠 和希/社会学部社会学科
・山形大学/三浦 亜結香/人文社会科学部人文社会科学科
・立教大学/三好 裕子/観光学部観光学科
・琉球大学/山本 那央/観光産業科学部観光科学科
・流通経済大学/ 長野 桃華/社会学部国際観光学科
・和歌山大学/中村 巴菜/観光学部観光学科
・早稲田大学/加藤 万結/商学部会計学科



本件に関するお問合わせ先
<お問い合わせ>
第6回ジャパン・ツーリズム・アワードについて・・・八代
ツーリズム EXPO ジャパンについて… 石井
ツーリズム EXPO ジャパン推進室
電話:03-5510-2004 E-mail:event@t-expo.jp

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この企業の情報

組織名
ツーリズムEXPOジャパン
ホームページ
http://www.t-expo.jp/
代表者
田川 博己
資本金
0 万円
上場
非上場
所在地
〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-3-3
連絡先
03-5510-2004

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