台湾での住宅事業展開を拡大
計2物件(約1,200戸)
本事業のポイント
・三井不動産グループと台湾の大手デベロッパーである国泰建設との初の分譲住宅共同事業
・新北市(台北都市圏)および台南市所在の計2物件(約1,200戸)
・今後も大規模案件を中心に台湾全土において両社による住宅事業の展開を目指す
三井不動産株式会社(所在:東京都中央区、代表取締役社長 菰田正信)ならびに三井不動産レジデンシャル株式会社(所在:東京都中央区、代表取締役社長 藤林清隆)は、共同出資会社である現地法人 台湾三井不動産股份有限公司(董事長:下町一朗、所在地:台北市中正区忠孝西路)を通じ、分譲住宅事業「(仮称)中和板南路プロジェクト」(新北市・944戸)および「(仮称)台南永華路プロジェクト」(台南市・264戸)に参画することを決定し、事業パートナーである国泰建設股份有限公司(董事長:張 清櫆、所在地:台北市大安区敦化南路)(以下、「国泰建設」)と共同開発事業契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。
「(仮称)中和板南路プロジェクト」は、台北市の中心部である台北駅から5km圏内に位置し、MRT環状線(2020年3月開業)「中原」駅徒歩2分の立地ながら、敷地面積は17,000m2を超え、4棟のタワーで構成される大規模開発プロジェクトです。低層部には、駅前立地を生かした様々な生活利便施設を誘致する予定であり、大規模物件ならではの多彩な共用施設の整備を検討しております。
「(仮称)台南永華路プロジェクト」は、台南市政府など行政機関が集積している安平区の区画整理地内に所在しています。南側には大規模公園「府平公園」が隣接し、遠方には海を望む開放感あふれる環境です。徒歩圏にはスーパーや飲食店があり、台南市最大の商業施設「新光三越天地」まで車で7分と生活利便性が高い立地です。なお、台南エリアでは新幹線「台南」駅近接の「(仮称)三井アウトレットパーク 台南」が2022年に開業予定です。
事業パートナーである国泰建設は、台湾においてデベロッパーとして初めて上場した、1964年創業の歴史ある企業で、住宅の商品企画や品質を高く評価されています。また、国泰建設は当社が台北市において推進中のホテル事業「(仮称)敦化北路ホテル」のパートナーでもあります。当社グループがこれまで国内外で培ってきた住宅開発におけるノウハウを最大限に活かし、今後も国泰建設と共同で台湾全土において大規模住宅プロジェクトを中心に住宅事業の展開を目指してまいります。
「(仮称)中和板南路プロジェクト」完成予想CG (1) 「(仮称)中和板南路プロジェクト」完成予想CG (2)
【物件概要(予定)】
「(仮称)中和板南路プロジェクト」
所在地
新北市中和区板南段622号 他
交通
MRT環状線「中原」駅 徒歩2分
敷地面積
17,890m2(約5,412坪)
延床面積/階数
165,042m2(約49,925坪) / 地上31~32 階・地下5階
総戸数
944戸
スケジュール
第1期(452戸) 2023年着工、2027年竣工引渡し
第2期(492戸) 2024年着工、2028年竣工引渡し
「(仮称)台南永華路プロジェクト」
所在地
台南市安平区金華段132号
交通
「健康二街路口」バス停 徒歩3分
敷地面積
7,388m2(約2,235坪)
延床面積/階数
59,809m2(約18,092坪) / 地上23階・地下4階
総戸数
264戸
スケジュール
2021年着工、2025年竣工引渡し
【三井不動産の海外事業について】
当社グループは、グループ長期経営方針「VISION 2025」にて、「グローバルカンパニーへの進化」を掲げており、海外事業の飛躍的な成長を目指しています。これまでに、アメリカ・イギリスの欧米諸国に加え、アジア諸国・地域での事業を展開しています。住宅事業は、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、中国、台湾で事業を推進しています。商業施設は、クアラルンプール、台湾でのアウトレット事業、上海、クアラルンプール、台湾でのららぽーと事業を推進しています。また、台湾ではホテル事業、タイでは物流施設事業を推進しており、拡大する消費を積極的に取り込み、現地に貢献しながら早期に利益を拡大すべく、成長著しいアジアでの事業を積極的に推進しています。今後も分譲住宅事業をはじめ、更なる事業の拡大を目指しています。
【三井不動産の台湾での事業について】
2016年に設立した現地法人(台湾三井不動産股份有限公司)を投資拠点として、台湾各地で商業施設、ホテル事業および住宅事業の計 11 物件を推進しています。また、物流施設、複合開発事業などの展開を目指し、今後の更なる事業の拡大をはかります。
【三井不動産グループのSDGsへの貢献について】
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/esg_csr/
三井不動産グループは、「共生・共存」「多様な価値観の連繋」「持続可能な社会の実現」の理念のもと、人と地球が ともに豊かになる社会を目指し、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)を意識した事業推進、すなわち ESG 経営を推進しております。当社グループの ESG 経営をさらに加速させていくことで、日本政府が提唱する「Society 5.0」の実現や、「SDGs」の達成に大きく貢献できるものと考えています。
*なお、本リリースの取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)における 1 つの目標に貢献しています。
目標 11 住み続けられるまちづくりを