神田外語大学(千葉市美浜区/学長 宮内孝久)と神田外語学院(東京都千代田区/学院長 糟谷幸徳)を擁する神田外語グループ(東京都千代田区/理事長 佐野元泰)は、第93回外務省在外公館派遣員試験において、11名の合格者を輩出しました。本グループは2012年から久保谷富美男先生が在外公館派遣員試験に向けた教育を開催してから、これまで76ヵ国190名の学生・卒業生が外務省在外公館派遣員試験に合格しています。また、外務省職員として41名の卒業生が本省や海外の公館で活躍しています。これからも本グループはグローバル社会における語学力とコミュニケーション能力を涵養すると共に、国際社会に貢献しうる人材を輩出していきます。
外務省在外公館派遣員制度とは、日本国籍をもつ18歳以上の青年が、海外にある日本の在外公館(大使館、総領事館、政府代表部、領事事務所)に原則2年の任期をもって派遣されるものです。主に外交のサポートや館内事務補佐などの実務面にあたる傍ら、国際社会での経験を積み、友好親善に寄与するというもので、外務省からの委託により国際交流サービス協会が1973年から実施継続している制度です。
この度の第93回外務省在外公館派遣員試験(一次試験:外国語・教養・作文・適正検査/二次試験:外国語と日本語の面接)では神田外語大学・神田外語学院から合計11名が合格を果たしました。本グループはこれまで76カ国190名の学生・卒業生を外務省在外公館派遣員として輩出しています。
これまでの実績の背景には本グループならではの在外公館派遣員試験にむけた教育が挙げられます。2012年に久保谷富美男先生(神田外語大学 グローバル・コミュニケーション研究所)が「+α・+β」グローバル教養講座を開講し、現在は「+α・+β」を融合的に学ぶべく集大成とした「∞」グローカル教養講座を開催しています。参加学生は自主的に講座に参加し、さまざまな分野におけるテーマについてチームワーキングとディスカッションを行い、幅広い教養を地道に学んでいきます。こうした取り組みが在外公館派遣員として、神田外語グループから数多くの学生を輩出する成果に繋がりました。本講座では下記を目的として講座を進めています。
「∞」グローカル教養講座における目的
(1) 文理の枠を超えた、グローカル教養として幅広く、出来るだけ多くの分野を統合したものから学ぶこと
(2) 自分と異なる多様な文化的背景を持つ人々との出会いの場を自らが設け、様々なことを語り合うことにより、相手の立場に立って物事を見る目を養うこと
(3) 日本語できちんと筋道を立てて話し・書ける能力の基本を養うと共に、自らがグローバルに発信し、世界の人々にも理解してもらえる説明(プレゼン)力を向上させること
合格者は指定された研修を終えると間もなく内定した各国の在外公館に赴任し、原則2年の任期の中、さまざまな環境の下で学んだ外国語を活かし、その国で外交に携わる稀少な経験を積むことになります。本グループの学生・卒業生は在外公館派遣員をキャリア形成の第一歩とし、仕事を通して世界を見ることで、より一層グローバルな視点と異文化への理解を深めています。任期終了後は外務省職員や地方公務員、また大手企業等への就職や国内外の大学院に進学するなど、より視野と選択肢を広げながら世界で活躍しています。
【久保谷富美男先生による学生へのコメント】
「∞」グローカル教養講座で共に学んだ多くの皆さんが、間もなく内定し想像もしていなかった、あなたにとって運命的な国に赴任することを大変頼もしく、また誇りに思っています。 新型コロナ禍で世界中が一変し厳しい環境の中、それでも世界に羽ばたこうとする皆さんは、まさに「∞」の可能性にチャレンジし、自力で自分の道を切り開いて行こうとする若き逞しい日本人であると確信しています。皆さんのこれからの永い人生、自分の道をじっくりと見据え、何かに振り回されることなく、これまでの努力を永続「∞」してください。その先に ''プランド・ハプンスタンス/Planned Happenstance(計画された偶然性)'' が訪れ、導かれる道が見えてくる。苦しいときこそ希望を持ち続け、自分を信じこれからの人生においても個々のつぼみを大きく開花させて、たゆみなく自身の将来に向かって力強く歩み続けてください。
【参考】
外務省 在外公館派遣制度について
https://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/haken/index.html
神田外語大学 在外公館派遣員関連ページ
https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/main/job/zaigai/
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人佐野学園 グループコミュニケーション部
栗城
住所:東京都千代田区内神田2-13-13
TEL:03-3258-5837
FAX:03-5298-4123
メール:media@kandagaigo.ac.jp
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