8月7日(土)、8日(日)、レスキューロボットコンテスト20×21本選競技会がオンラインで開催され、本学自由工房から出場した“救命ゴリラ!!Re”チームが、消防庁長官賞を受賞しました。また、“救命ゴリラ!!∀”チームもレスキュー工学アイデア賞を受賞するなど、本学自由工房から出場した2チームが努力の成果を発揮しました。
本競技会は、レスキューシステムを拡充し災害に強い世の中を作るという大きな目標に向けて、技術の継承と次世代人材育成のための一つの手段として開催されています。
地震で被災した建物内を模した実験フィールドにおいて、要救助者に見立てた人形(ダミヤン)をロボットによって安全かつ迅速に救助することを目的にした競技で、競技ポイントと審査員ポイントを総合的に判断して各賞が与えられます。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、全チームリモート参加となった今回は、2分30秒のプレゼンと、課題動画の提出、質疑応答などによる審査となりました。
今年1月に行われた書類審査から、6月のビデオ予選、8月の本選と、コロナ禍で活動に制限がかかる中、Reチームと∀チームの垣根を越えて協力し合い、機体を完成させ本番に挑みました。
昨年度、コロナ禍による中止で出場できなかった4年生が主体となったReチームは、複雑な構造で部品の数がとても多く完成まで苦労したそうですが、要救助者の肩をやさしく掴む機構を取り入れるなど、要救助者の負担軽減と効率的な救助を実現して見事消防庁長官賞を受賞しました。
また、2、3年生が中心となった∀チームの機体は、オムニホイールをヒントに開発した特徴的な足元など、独創的なアイデアを取り入れ、レスキュー工学アイデア賞を受賞しました。
この夏で引退となる3、4年生の学生らは、
「コロナ禍で時間制限があり、なかなかチームで集まれない状況でしたが、無事に機体が出来上がり、賞をいただくことができてとても嬉しかったです」
「大学内にある3D造形先端加工センターや木工室など、恵まれた環境の中で活動ができました。職員の方々にも大変お世話になりました」
「自由工房での活動を通して、ロボットの設計・組み立てだけでなく、プロジェクトを通してさまざまな管理や調整を行ったり、新入生勧誘のために自分のやっていることを理解したり、チームや教職員の皆さんとコミュニケーションをとりながら作業を進めることで、社会に出ても活かせる力が身につきました」
など、今回のレスキューコンテストの感想や、今までの活動の思い出を話してくれました。
後日、本競技会の元実行委員長で事業運営団体であるR×Rコミュニティーの理事でもある土井智晴教授(大阪府立大学工業高等専門学校)がReチームの消防庁長官賞の副賞を届けてくださいました。
本学自由工房では、学生による「モノづくり」を支援しており、学生の日々の努力が今回のような成果に結びつくようこれからもサポートしていきます。
【関連リンク】
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大阪電気通信大学 学びを深める施設・設備
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