京都産業大学大学院は、JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)の博士後期課程学生が研究に専念できる環境を支援・育成する事業「次世代研究者挑戦的研究プログラム※1」の採択を受け「SPRING」国際交流プログラムを開催した。
京都産業大学大学院は、「Society5.0を先導・牽引できる高度な人材の育成」を実現するために「トランスファラブルスキル※2を身に付けた科学技術を牽引するリーダーの育成(統括:生命科学研究科 加藤啓子教授)」を計画し、JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)の事業である「次世代研究者挑戦的研究プログラム」の採択を受けている。
このたび、本プログラムのカリキュラムの一環として「SPRING」国際交流プログラムをオンラインで2日間にわたり開催。京都産業大学「SPRING」支援学生5人と国立屏東科技大学(台湾)から3人、カセサート大学(タイ)から1人の計9人の博士後期課程学生を含む大学院生、学部生、教職員を合わせ94人(内海外から22人)が参加した。
第1部では京都産業大学「SPRING」支援学生と海外からの博士後期課程学生が研究内容を発表。第2部および第3部では支援学生による司会進行の下、ワークショップで国内外から参加した学生(学部生や修士学生を含む)らと質疑応答を行い、英語で各自の研究内容について議論を交わした。
博士後期課程の学生は、トランスファラブルスキルを考慮しながら発表するよう試み、他分野の人や、学部生にもわかるようなスライドの作成や話し方に工夫を凝らし、オンラインで3ヵ国交流を持つことでお互いをより近く感じることができ、とても充実したプログラムとなった。今後、新型コロナウイルスが収束されたら対面での開催も行う予定をしている。
京都産業大学は、今後も一拠点総合大学の利点を生かし、領域横断的な課題抽出力と解決力、高度な研究力をマネジメントできる新たな博士人材を社会に送り出すことを目指していく。
※1 次世代研究者挑戦的研究プログラム
博士後期課程の学生が挑戦的・融合的な研究に専念できる環境を整備し、優秀な博士人材がさまざまなキャリアで活躍できるように、生活費相当額および研究費の支給や、キャリア開発・育成コンテンツの提供をはじめとする多様な支援を行うJSTが立ち上げた事業。
全国で59件(A・B日程)が採択(私立大学では京都産業大学を含む15校)された。
※2 トランスファラブルスキル
多様な分野や国籍の「人」と相互理解を深め,「研究力」に厚みを持たせて未来を創出する力
むすんで、うみだす。 上賀茂・神山 京都産業大学
<関連リンク>
・次世代研究者挑戦的研究プログラム「SPRING」国際交流プログラムを開催しました
https://www.kyoto-su.ac.jp/news/20220314_400_JSTprogram.html
・科学技術振興機構(JST)による「次世代研究者挑戦的研究プログラム」に採択されました!
https://www.kyoto-su.ac.jp/news/20211215_400_JSTprogram.html
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