Concur Invoiceデータとの連携で、購買に係る不正や人的エラー等の兆候を効果的かつ効率的に把握
デロイト トーマツ グループのデロイト トーマツ リスクアドバイザリー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岩村篤、以下:デロイト トーマツ)は、株式会社コンカー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三村 真宗、以下 コンカー)と経費精算領域の不正検知における協業を実施しています。この度、その一環として、同社が提供するクラウド請求書管理システム「Concur Invoice」のユーザー企業における購買に係る不正発生の抑止、ガバナンス強化を目的に、同ユーザー企業への「リスクアナリティクス オン クラウド」購買分析アプリの提供を開始しました。Concur Invoiceのユーザー企業は、Concur Invoiceとクラウドベースのリスク分析サービス「リスクアナリティクス オン クラウド(Risk Analytics on Cloud)」の両製品のデータ連携により、購買に係る不正や人的エラー等の兆候を効果的かつ効率的に把握することが可能になります。
「経費管理と不正リスクに関する調査」
*1にて明らかになった、経費精算時の不正、人的ミスの防止や抑止のニーズに応えるべく、2021年12月よりデロイト トーマツとコンカーは戦略的協業を開始しています。これまでConcur Expenseユーザー企業に対し、Risk Analytics on Cloudの経費・労務分析アプリの提供を行っており、この度の購買分析アプリの提供により、請求書業務の効率化と経費・購買に係るガバナンス強化の両立を目指します。
今回の製品提供開始に伴い、ユーザー企業はConcur Invoiceに蓄積された購買データ、仕入先マスタ等を簡単な初期設定を行うことで、リスクアナリティクス オン クラウドに連携できるようになります。「リスクアナリティクス オン クラウド」は有限責任監査法人トーマツが開発したもので、入力されたデータはリスク分析毎の各アプリケーションを通じ、トーマツの経験と知見に基づき設定されたリスクシナリオと照らし合わされ、リスクのスコアリングが行われます。これにより、ユーザー企業はダッシュボード上で購買に関するリスク分析結果の閲覧が可能となり、それを基にリスク対応を検討・実施することで、リスク管理態勢強化が見込まれます。(図表)特に調達部門・経理部門においては購買に係る不正や人的エラー等の兆候の早期発見、内部監査部門においては効率的・効果的な内部監査の実施が期待できます。
図表:リスクアナリティクス オン クラウドの利用イメージ
*1 2021年6月コンカー発表
https://www.concur.co.jp/newsroom/article/pr-fraud-survey2021
リスクアナリティクス オン クラウド(Risk Analytics on Cloud)について
2017年12月に有限責任監査法人トーマツが開発・発表した、国内監査法人初のクラウドベースのSaaS型リスク分析サービスの総称です。リスクアナリティクス オン クラウドは、子会社、購買、販売用のアプリケーションの他に、経費・労務用のアプリケーションも用意しています。今後もアプリケーションの種類を追加する予定です。企業は所定の形式でデータを連携し、トーマツは分析用アプリケーションを通じて分析結果を提供します。
リスクアナリティクス オン クラウドに関する詳細については、以下をご覧ください。
https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/deloitte-analytics/solutions/risk-analytics-on-cloud.html