大阪成蹊大学(大阪市東淀川区/学長 武蔵野實)芸術学部 造形芸術学科 ビジュアルデザインコース2年生3名の作品が「日本パッケージデザイン学生賞2022」で、大賞(1点)および審査員特別賞(2点)を受賞し、12月5日に表彰式が行われました。
【日本パッケージデザイン学生賞とは】
日本パッケージデザイン学生賞2022は、公益社団法人 日本パッケージデザイン協会(JPDA)が主催し、本年5月より「つなぐ -Connect-」をテーマに作品募集が行なわれました。
全国の大学・専門学校から300点を超える応募があり、一次審査では11名の一次審査員(協会会員)により入選作品82点が選ばれ、二次審査においては協会会員審査員10名に外部特別審査員3名を加えた13名による討議にて、大賞1点、金賞2点、銀賞2点、銅賞3点、フジシール賞1点、審査員特別賞13点が選ばれました。
【大賞作品】
作品名:高齢者のための手の届く電球
受賞者:中野亜美さん(芸術学部 造形芸術学科 ビジュアルデザインコース2年生)
【作品コンセプト】
高齢化社会の中で見過ごされがちな小さな問題である「独居老人の電球の取り替えが難しい」という悩みを発見しました。椅子に立つ等、危険な行為を回避するために、電球のパッケージ本体が電球の取り替え補助の役割を果たします。日々の生活の中での不便をパッケージデザインで解決することに成功しました。
【審査委員長 小川亮JPDA理事長のコメント】
使う人への想いを形にした作品です。中野さんの身近な人への想いがこの作品を制作するにあたりスタートになったのではないでしょうか。非常にシンプルな構造、使いやすくグラフィックも非常にデザイン性が高い。
パッケージデザインの原点の大切さを起点とするこの作品を多くの審査員が評価しました。
【審査員特別賞作品】
牛島志津子賞
作品名:制服をつなぐ
受賞者:松下翼さん(ビジュアルデザインコース2年生)
作品コンセプト:リサイクル制服を次世代に繋ぐパッケージを考えました。制服を全て揃えるのは高価でかつ資源の無駄な消費にも繋がっています。制服一つ一つを単品での販売を可能にすることで消費者により安価な状態で制服を揃えることができ、資源の消費を抑えることができます。また、リサイクル商品は汚いなどのイメージを持っている方もいるためパッケージングの状態から既に制服が見える状態でのパッケージデザインにしました。また制服パッケージの右下のスタンプには制服の品質を5段階で示している服のマークと制服の情報を消費者に一目で理解できる記載方法を考えました。
松井健朗賞
作品名:重さをシェアする米袋
受賞者:佐野彩芽さん(ビジュアルデザインコース2年生)
作品コンセプト:「重いものは男性」、「買い物は女性」という偏見に疑問を感じ、重さをシェアする米袋を作りました。人と人をつなぎ、負担の不平等について考えるきっかけになると思います。
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