CO2排出量の削減と余剰売電による創エネで環境問題に対応
オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)と三菱倉庫グループの富士物流株式会社(本社:東京都港区、社長:奈良場 三郎)は、このたび、富士物流の三重物流センターA棟(三重県四日市市)に、オリックスが太陽光発電システムを設置・発電し、富士物流が電力供給を受ける第三者所有モデル(以下「PPAモデル」)を導入し、本年1月より稼働を開始しましたのでお知らせします。
PPAモデルは、電力需要家の敷地や屋根などを第三者が借り受けて太陽光発電システムを設置し、発電した電力を需要家に供給する事業です。オリックスは、三重物流センターA棟の屋根に801.00kWの太陽光発電システムを設置・運営し、日中は富士物流にCO
2フリーの電力を供給、また夜間や悪天候時は小売電力事業者として電力を供給します。三重物流センターA棟は、屋根面積の大きさに対して建物内で使用する電力が少なくて済む常温対応型施設のため、発電量の約半分を余剰売電するなど、創エネルギーへも寄与します。
富士物流は、本取組により、三重物流センターA棟における使用電力のCO
2排出量を約70%削減します。また、本PPAモデルで調達する電力料金単価は、これまでの電力料金単価より約45%低減される見込みです。
富士物流は、三菱倉庫グループが掲げるCO2排出量削減目標
※1の達成に向け、太陽光発電による電力供給や倉庫内照明のLED化による消費電力の削減等を引き続き推進します。
オリックスは、国内外で太陽光、バイオマス、地熱、風力などの再生可能エネルギー発電事業を積極的に推進しています。国内で稼働する発電所の設備容量は約930MWの規模を有し、太陽光発電においては、地上設置型で約100カ所、屋根設置型で約500カ所の所有・運営
※2をしています。
両社は、今後も持続可能な社会の実現に向けて貢献してまいります。
※1 物流施設および不動産施設におけるCO2排出量を2030年度に50%削減(2013年度比)
※2 2022年9月末時点
■設備概要
■富士物流 三重物流センターA棟