昨年11月に上方修正した計画値を達成、経常利益とEBITDAが過去最高
関西ペイント株式会社(本社:大阪府大阪市中央区、代表取締役社長:毛利 訓士、以下「関西ペイント」)は、2022年度の決算を発表しましたので、お知らせいたします。
■通期決算のポイント
「昨年11月に上方修正した計画値を達成し、経常利益およびEBITDAが過去最高」
・経常利益は5期連続の増益を達成。
・為替影響等を除外した営業利益ベースでも、約7%の増益を達成。
・価格転嫁も順調に進展し、第4四半期は転嫁率170%、年間では134%。
・2022年度後半より自動車分野の業績回復が顕著。
・債権流動化等により、キャッシュ・コンバージョン・サイクルが大幅改善(16日削減)。
・欧州にてボルトオンM&Aを着実に実行。
・大規模な自己株式取得を実施。自己株式消却や政策保有株の売却を決定。
■連結業績概要
売上高は5,091億円(前年比21.4%増)の大幅増収、営業利益は321億円(前年比6.6%増)の増益、経常利益は402億円(前年比6.9%増)の増益となりました。日本において、販売価格への価格転嫁が第4四半期に大きく進展し、通期での価格転嫁率が134%となり大幅増収となりました。経常利益では、トルコでのハイパーインフレ会計の適用により21億円減益するなど一過性の要因があったものの、持分法投資利益が増加したことにより増益となりました。当期純利益は252億円(前年比5.0%減)の減益となっていますが、前年に東京事業所の土地の一部を売却した一過性の要因によるものです。なお、2022年度は政策保有株縮減による投資有価証券売却益などの一過性の利益を計上しています。
■通期計画に対する達成度
2022年11月に上方修正した通期業績予想を全て達成しました。日本セグメントの第4四半期での価格転嫁が大きく貢献しています。
■2023年度の通期連結業績計画
6期連続の増益、過去最高売上高、ならびに各段階利益において最高益の更新を計画します。
連結売上高は、引き続き価格転嫁を行うとともに、アフリカ事業は今年度も連結業績に寄与するため、大きく増収する計画です。連結営業利益は、原材料価格の上昇が軽減される中、引き続き価格転嫁、コスト削減を行うため、大幅に増益となり過去最高益を計画します。当期純利益についても、政策保有株式の売却とインドにおける遊休土地の売却を見込み、大幅増益となり過去最高益を計画します。
詳細は、本日発表の「2023年3月期 決算短信(連結)」「2022年度 通期決算説明資料」をご覧ください。
・2023年3月期 決算短信[日本基準](連結)
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4613/tdnet/2273303/00.pdf?_fsi=METido2b
・2022年度 通期決算説明資料
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4613/ir_material_for_fiscal_ym/134716/00.pdf?_fsi=3H7tx9eh
・関西ペイント株式会社 IRサイト
https://www.kansai.co.jp/ir/