アディティブマニュファクチャリング事業の展開を加速
株式会社ニコン(社長:馬立 稔和、東京都港区)は、3Dプリンティングソフトウェアを手掛ける英国のAi Build Limited(CEO: Daghan Cam、以下「Ai Build」)へ、Nikon-SBI Innovation Fund※1を介して出資を実施しました(出資金額非公表)。これにより、アディティブマニュファクチャリング(付加加工)における顧客への提供価値の幅を広げ、事業展開を加速します。
Ai Buildの3Dプリンティングソフトは、ニコンが採用しているアディティブマニュファクチャリング技術であるDED(Directed Energy Deposition)方式※2に対応し、複雑な形状の難造形品についても短時間で造形パス生成が可能です。ニコンが手掛ける金属3DプリンターLasermeister 100Aシリーズと合わせて活用することで、自動化や多品種・変量生産を可能としたアディティブマニュファクチャリングのソリューションをトータルで提供します。
ニコンは2022年4月に発表した中期経営計画において、デジタルマニュファクチャリング事業の強化を掲げており、特に、材料加工を当社の成長ドライバーと位置付けています。ニコンは長年培ってきた光利用技術や精密制御技術を生かし、Ai Buildとともに顧客の造形ニーズに合致した提案を通して、製造業の革新を後押ししていきます。
※1 ニコンとSBIインベストメント株式会社が共同で設立したプライベートファンド
※2 指向性エネルギー堆積法。金属粉末とレーザーを同時に照射し、溶融、積層造形する方式
Ai Buildの概要
社名 |
Ai Build Limited |
本社所在地 |
イギリス・ロンドン |
代表者 |
Daghan Cam (CEO) |
事業内容 |
アディティブマニュファクチュアリング用3Dプリンティングソフトウェアの開発 |