●アクサダイレクトは、地域貢献プログラムの一環としてコンタクトセンターがある福井県福井市と北海道旭川市において、病院に入院中の子どもたちと分身ロボット「OriHime」を利用したリモート交流会を実施。2020年から継続しており、今回が4回目の開催。
●交流会に先駆けて、子どもたちにOriHimeを一人1台ずつ貸与。子どもたちは病室から自分の分身となったロボットを操作しながら、家族と一緒に過ごしたり、修学旅行に参加したり、3週間にわたって家族や友人とのコミュニケーションに活用。
●期間中の一日を「交流日」に設定し、アクサ社員によるオリジナル絵本の読み聞かせ、オフィス見学、買い物体験を通してコミュニケーションを深め、交流会終了後には、読み聞かせをした絵本や社員のメッセージ入りカードなどを買い物したギフトとともにプレゼント。
アクサ損害保険株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長兼CEO:佐伯美奈子、以下「アクサダイレクト」)は、闘病のため入院生活を余儀なくされている子どもたちへの支援を目的とした地域貢献プログラムの一環として、遠隔操作型分身ロボット「OriHime」 (※) を使ったリモート交流会を2023年10月に開催しました。福井県福井市、北海道旭川市の拠点に勤務するアクサ損害保険、アクサ生命、アクサダイレクト生命の社員が、拠点近隣の病院に入院中の4歳から16歳の子どもたち6人と分身ロボットを通じてリモートでのコミュニケーションを楽しみました。
入院中の子どもたちは、新型コロナウイルス感染症拡大以降、感染症対策のため面会や立ち入りが限定され、外出の機会も制限されています。アクサでは、このような状況にある子どもたちを励まし、遠隔であっても周囲の方々との交流機会を作り闘病生活を支えたいという想いから、2020年に分身ロボットを使った「外の世界の体験」のプレゼントを企画し、今回が4回目の開催となります。
分身ロボットには内蔵カメラとマイク・スピーカーが備わっているため、子どもたちは病院にいながら、自らロボットを操作して外の世界を見たり会話することができます。アクサから入院中の子どもたち一人ひとりに1台ずつ3週間ロボットを貸与し、子どもたちには、学校の修学旅行に参加したり、ご家族との団らんを楽しんだり、自分の分身として自由に活用してもらいました。
体験期間中には、子どもたちの分身となったロボットを各拠点のコンタクトセンターオフィスに招待し、アクサ社員との交流会が行われました。交流会では、社員によるアクサダイレクトが作成したオリジナル絵本の読み聞かせを行ったあと、拠点近くのショッピングセンターへ出向き、ロボットを通じて、おもちゃ、絵本、カプセルトイなど子どもたちに好みのものを選んでもらいながら一緒に買い物を楽しみました。分身ロボットから聞こえる声や、手や首を振るモーションを通じて子どもたちの様子が伝わり、まるですぐそこにいるかのようなコミュニケーションが叶い、社員も子どもたちと楽しく交流することができました。
・読み聞かせをした絵本
『スマイルランドのミツバチとどうぶつたち / The bumble bee and the smiling animals』
https://www.axa-direct.co.jp/company/picture_book/
『スマイルランドのミツバチ〜新しい世界へ~ / The bumble bee of the smile land Discovering a new world』
https://www.axa-direct.co.jp/company/picture_book_02/
プログラム実施後、体験されたお子さんのご家族から「お買い物体験、絵本の読み聞かせの時間は集中して楽しそうにしていました。お買い物体験への移動中もたくさん話しかけてくださり、病気で長期入院中の息子も実際一緒に出掛けているような気持ちになり、とても楽しそうでした。お買い物では自分の欲しい物が手に入れられたのでとても嬉しそうに遊んでいます」などの感想をいただき、お子さんからは「とてもうれしかった。ありがとうございました」と書かれた手書きのカードが届きました。
福井大学医学部附属病院小児科医師 有賀譲先生からは「長期入院をしている子どもたちにとってOriHimeを通したコミュニケーションは非常に刺激的であり、どのお子さんもロボットが動くのを見て目をキラキラさせて喜んでくれていました。OriHimeはそこに分身がいるかのような気持ちにさせてくれるため、自宅にいる家族や学校の友達などにとっても入院している子どもたちとリアルに繋がっている感覚を得られるツールであると感じました。コロナ禍でwebでの交流に慣れてきているかもしれませんが、テレビ電話では決して味わうことのできない『そこにいる』感覚をOriHimeは与えてくれると思います。こうした体験は病気と闘う子どもたちの大きな力になっています。」と、コメントをいただきました。
旭川医科大学病院 小児科病棟看護師長からは「感染症対策のため、入院中の子どもたちは家族やお友達と自由に会えず、外出もできず、制限のある生活をしています。今回、OriHimeを使用して、修学旅行への参加、ショッピングモールでゲームや買い物をする体験ができました。ゲーム中、今まで聞いたことがない大きな声で楽しんでいたことが印象的でした。子どもたちが楽しめる機会を与えていただきありがとうございました。」とのコメントをいただきました。
当社は「すべての人々のより良い未来のために。私たちはみなさんの大切なものを守ります。」というアクサグループのパーパスのもと、今後も地域社会に根差し、人々に寄り添うCR(コーポレート・レスポンシビリティ=企業の社会的責任)活動に取り組んでまいります。
■アクサダイレクト地域貢献プログラム
「入院中の子どもたちと分身ロボット“OriHime”を通じた交流会」実施概要
※遠隔操作型の分身ロボット「OriHime」
オリィ研究所が開発している、育児や介護、身体障害などで通勤や出社が困難な方のテレワークや、病気で学校に通えない児童・学生の遠隔教育ツールとして全国で使われている分身ロボット。PCやタブレット、スマートフォンで手軽に操作でき、「OriHime」の設置や持ち運びが簡単なところが特徴。「移動の制約」を克服し、「その場にいる」ようなコミュニケーションを実現します。
株式会社オリィ研究所 公式HP
https://orylab.com/
※「OriHime」「分身ロボットカフェ」は株式会社オリィ研究所の登録商標です。
〔アクサダイレクトのCR(コーポレート・レスポンシビリティ)活動〕
アクサダイレクトでは、「すべての人々のより良い未来のために。私たちはみなさんの大切なものを守ります。」というアクサグループのパーパス(存在意義)のもと、お客さまに寄り添い、お客さまから常に信頼されるパートナーとなることを目指して積極的にCR活動を推進しています。2018 年より認定 特定非営利活動法人 シャイン・オン・キッズとのパートナーシップを通じ、入院中の子どもたちを支えるファシリティドッグの支援活動を継続して行っています。また2020 年より、闘病のため入院生活を余儀なくされている子どもたちへの支援を目的として、遠隔操作型分身ロボット「OriHime」を使ったリモート交流を各拠点にて行っています。今後も、企業文化の一部としてCR を浸透させていくことによって、「地域社会」、「お客さま」、「社員」、「株主」、「環境」、「サプライヤー」といった主要なステークホルダーに対して責任ある企業としての役割を果たすことを目指してまいります。
アクサ損害保険(アクサダイレクト)について
アクサ損害保険株式会社は、1998年に設立され、翌年7月より営業を開始し、現在は主に自動車・バイク保険、ペット保険を販売しているアクサのメンバーカンパニーです。個人のお客さまを対象とした「アクサダイレクト総合自動車保険」は好調な売上を続け、保有契約件数は110万件を超えています。
アクサグループについて
アクサは世界51の国と地域で145,000人の従業員を擁し、9,300万人のお客さまにサービスを提供する、保険および資産運用分野の世界的なリーディングカンパニーです。国際会計基準に基づく2022年の売上は1,023億ユーロ、アンダーライング・アーニングスは73億ユーロ、2022年12月31日時点における運用資産総額は9,324億ユーロにのぼります。アクサはユーロネクスト・パリのコンパートメントAに上場しており、アクサの米国預託株式はOTC QXプラットフォームで取引され、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)やFTSE4GOODなどの国際的な主要SRIインデックスの構成銘柄として採用されています。また、国連環境計画・金融イニシアチブ(UNEP FI)による「持続可能な保険原則」および「責任投資原則」に署名しています。
*アクサグループの数値は2022年1月~12月の業績です。