中央大学は、「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」に採択されました。
SPRINGは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が大学院博士後期課程学生を支援する事業で、以下の3点を推進するものです。
1.博士後期課程学生による既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・融合的な研究を支援すること
2.生活費相当額を支給することで学生が研究に専念できる環境を複数年度に渡り安定的・継続的に整備すること
3.優秀な博士後期課程学生を多様なキャリアパスで活躍できる博士人材へと導くこと
本学は、「イノベーションの展開に貢献する人材養成の博士後期課程プログラム(D-CPRA:Chuo Promotion for Research Activities in Doctoral Courses)」を提案しました。
このプログラムは、「常に十年から数十年先の社会と課題を展望し、社会のあるべき姿に向けて研究を行うとともに、その成果を社会に導入し、人々の生活に根付かせるイノベーション」を目指し、また、そのようなイノベーションを担いうる人材を輩出することを目的としています。そのことを通じて、わが国のイノベーションの将来を担う優秀な人材の育成と増加に寄与していくことを、ビジョンとして掲げています。
このビジョンの実現に向けて、大学院学生に関しては、英吉利法律学校を礎とする人文・社会科学分野の教育・研究の伝統と、理工学分野の教育・研究とを融合させつつ、専門領域における高度な知識・能力に加えて、(1)分野横断的な協力を推進するための知的基盤、(2)主体性、協調性、リーダーシップを通して社会のあらゆる場面でチームワークを主導していけるコンピテンシーを涵養します。
また、博士学位取得後のキャリア支援のために、以下の項目に関するコンテンツ実施を予定しており、その運営費もSPRING事業により支給されます。
1.海外留学・海外派遣研修
2.インターンシップ
3.トランスファラブル(応用可能)スキルの習得
4.キャリアパス開発
今回のSPRING採択を契機に、本学では、博士前期課程も含めた大学院改革に邁進し、更なる研究力向上を進める所存です。
なお、本学におけるプログラム募集人数、支援額ならびに応募要件につきましては、詳細が決まり次第、発表します。本学に在籍する博士後期課程学生、また、博士後期課程への進学を志望している学部学生や博士前期課程学生の積極的な参加を期待しています。
学長 河合 久
事業統括 梅田 和昇(理工学研究科委員長)
大学院改革担当 瀧澤 弘和(経済学研究科委員長)
○採択事業の詳細については、下記のWebサイトをご覧ください。
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)
次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)ホームページ
https://www.jst.go.jp/jisedai/index.html
【お問い合わせ先】
<事業に関すること>
中央大学大学院事務室
https://www.chuo-u.ac.jp/inquiry/form/?id=28
<広報に関すること>
中央大学研究支援室
TEL: 03-3817-7423 または 1675
FAX: 03-3817-1677
E-mail: kkouhou-grp[アット]g.chuo-u.ac.jp ※[アット]を「@」に変換して送信してください。
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/