立命館大学は、4月1日、大阪いばらきキャンパス(OIC)に学生たちの挑戦心をかき立てる新拠点「TRY FIELD」の運用を開始しました。
本件のポイント
〇OICに多様な人々がつながり合うことで新たな挑戦を創出していく学びの場が誕生
〇コロナ禍を踏まえ、学生の「学ぶ」スタイルの変化に対応したさまざまな仕組みを用意
〇日本マイクロソフト株式会社やアドビ株式会社と連携した事業も実施
〇様々なプレイヤーと共に社会課題の解決を目指す「社会共創推進本部」を設置
【背景】
この新拠点は、立命館大学の中期計画「R2030チャレンジ・デザイン」に基づき、情報理工学部・情報理工学研究科と映像学部・映像研究科がOICへ移転することを契機に構想がスタートしました。検討にあたっては、アフターコロナを見据えた未来社会や大学の姿、キャンパスを訪れる様々なプレイヤーが挑戦と失敗を繰り返しながら創造できる場、社会課題の解決を通してイノベーションを創出するとともに、地域共創を推進する場として具体化してきました。
【新拠点について】
このたび、運用がスタートする新拠点では、デジタルとクリエイティブが融合する新たな学びを展開し、誰もが挑戦できる場を実践していきます。従来の産官学連携の枠を超え、未来社会の創造に取り組むあらゆるパートと連携し、多様な活動を展開。日本マイクロソフト株式会社と連携した日本の教育機関として初めてとなる「Microsoft Base Ritsumeikan」の設置やアドビ株式会社との連携プログラムの実施も予定しています。
また、OICの既存棟で培ってきた「いつでも・どこでも・誰とでも」議論し、学び合えるラーニングコモンズの機能もアップデート。これからの学びの場には、学生が主体性をもって個人と集団、リアルとバーチャルを行き来しながら多様に学ぶことができる、ハイブリッドな学習環境が必要と考えました。教室の回りに併設された「多様なスタイルの学びを選択できるコモンズ空間」(Connected Learning Commons)や対面授業とオンライン授業が融合した「ひな壇状のアクティブラーニング教室」(Learning Infinity Hall)など、これまでにない新たな学びの場の創出に挑戦しています。また、学ぶ意欲を刺激するウェルビーイングの観点より、半屋外空間を融合させながら、教室やコモンズを配置しています。
【立命館大学社会共創推進本部の設置】
立命館大学では、社会共創の推進と支援を行う「社会共創推進本部」を新拠点の開設に合わせ、2024年4月に設置しました。この組織は、行政や企業、地域、海外など広く社会からの多様な課題を受け入れる窓口として機能し、全学の研究・教育のリソースをそれぞれの課題解決に結び付け、各種取り組みを推進・支援します。
【今後の展開】
OICは、「アジアのゲートウェイ」「都市共創」「地域・社会連携」を教学コンセプトとし、2015年4月の開設以来、地域社会、企業・自治体をはじめとする様々なプレイヤーとのコラボレーションにより、教育・研究活動を展開してきました。今後は、立命館大学が目指す次世代研究大学、そしてイノベーション・創発性人材育成の実現に向け、この新拠点を起点として新たなコミュニティを創り上げ、斬新なアイデアを創出し、社会に新たな価値を提供してまいります。
【大学と社会をつなぐ共創プラットフォーム | TRY FIELD WEBサイト】
https://www.ritsumei.ac.jp/tryfield/
▼本件に関する問い合わせ先
立命館大学広報課
名和・覚
TEL:075-813-8300
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/