アクティビストや同意なき買収への対応の要諦である企業価値向上策を分析から改善案策定、実行まで一貫して支援する新会社
デロイト トーマツ グループ(東京都千代田区、グループCEO:木村研一、以下、デロイト トーマツ)は、企業価値向上に取り組む経営者と企業の支援を目的にデロイト トーマツ エクイティアドバイザリー合同会社(英名:Deloitte Tohmatsu Equity Advisory LLC 以下DTEA)を立ち上げ、4月より業務を開始することをお知らせします。
アクティビストによる株主提案をはじめとする企業への働きかけの増加に伴い、企業の自律的な経営を維持するための企業価値向上策の策定と実行、資本市場での信任獲得の重要性が増しています。企業価値は資本市場の評価である株主価値を中核とした定量的な概念*です。DTEAは将来キャッシュ・フローと資本コストを軸とした企業価値向上策の策定と実行、投資家との戦略的エンゲージメントを一貫して支援することで、企業の自律的な変革を支え日本企業の経営基盤の強化に貢献します。
DTEAが提供する主なサービス
企業価値向上の第一歩は自社の本源的価値を把握し、その向上余地を検討することです。将来キャッシュ・フロー向上策(事業戦略)と資本効率を意識したバランスシート構成案(資本戦略)を企業価値向上策の両輪として検討し、中期経営事業計画として定量的に資本市場へ提示する一連のプロセスを支援します。
有事においては、外部から受けた提案が企業価値へ与える影響を分析し、その提案を上回る企業価値向上策を対案として立案し、双方の案を受け取る機関投資家の議決権行使予測を含め一連のプロセスを支援します。
詳細はコーポレート情報を参照ください。
https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/dtea/deloitte-tohmatsu-equity-advisory.html
*2023年8月31日 経済産業省「企業買収における行動指針」において企業価値の概念として「企業が将来にわたって生み出すキャッシュ・フローの割引現在価値の総和」であり「株主価値(市場における評価としては時価総額)と負債価値の合計」と定義されています。
https://www.meti.go.jp/press/2023/08/20230831003/20230831003.html
新会社概要
会社名:デロイト トーマツ エクイティアドバイザリー合同会社
会社名(英名):Deloitte Tohmatsu Equity Advisory LLC(略称:DTEA)
事業開始:2024年4月8日
代表執行役社長:古田 温子
本社所在地:東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビルディング