CHINAPLAS 2024: BASF、 ウィスキンド社のバイオマスバランスポリウレタンを使用した低温貯蔵庫用サンドイッチパネルの開発およびISCC PLUS認証取得をサポート


CHINAPLAS 2024: BASF、 ウィスキンド社のバイオマスバランスポリウレタンを使用した低温貯蔵庫用サンドイッチパネルの開発およびISCC PLUS認証取得をサポート
  • BASFのバイオマスバランスソリューションを使用したポリウレタン(PU)製の低温貯蔵庫用サンドイッチパネル
  • ウィスキンド社はアジア初のISCC PLUS認証PUサンドイッチパネルメーカー
※この資料は2024年3月27日に中国で発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。

BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)とShandong Wiskind Architectural Steel Co. Ltd.(以下、ウィスキンド社、本社:中国 山東)は、コールドチェーン(低温物流)用途の持続可能なポリウレタン(PU)サンドイッチパネルの開発における両社の戦略的パートナーシップを拡大しました。アジア初のISCC PLUS認証(国際持続可能性カーボン認証)を取得したPUサンドイッチパネルメーカーである ウィスキンド社は、CHINAPLAS 2024にBASFのバイオマスバランス (BMB) MDIを使用したPUサンドイッチパネルを展示しました。


BASFのバイオマスバランスソリューションを使用したポリウレタン(PU)製の低温貯蔵庫用サンドイッチパネル

ウィスキンド社のジェネラルマネージャーであるシュウ・シューヘン氏は、次のように述べています。
「BASFのBMBソリューションにより、アジア太平洋地域で初めて、ISCC PLUS認証を取得したPUサンドイッチパネルを生産できる企業となったことを誇りに思います。このことで、当社はサステナビリティ目標を達成し、市場競争力を強化できるようになります。BASFの材料、特にPU断熱ソリューションに関する豊富な専門知識により、私たちは今後も革新的な製品をより持続可能な形で共同開発できることを確信しています。」

MDIはPUの主要成分であり、通常は化石由来原料で製造されます。BASFのBMBソリューションによって、製造に必要な化石由来の有機原料の100%を、生産チェーンにおいて持続可能な形で調達し、認証を取得した再生可能原料に代替することが可能です。そのため、従来の原料をベースとした通常のMDIを使用する場合に比べて、バリューチェーン全体にわたって顧客の製品カーボンフットプリント(PCF)が大幅に低減します。

認証を取得したBASFの再生可能原料を使用することで、化石由来の製品と同じ品質と特性が得られます。また、従来のPUサンドイッチパネルと同等の優れた断熱特性を備えているため、エネルギー消費の節約、食品の保存、食品廃棄の削減に役立ちます。このPUサンドイッチパネルは、庫内の温度安定性において非常に優れ、更に中国で最も厳しい火災安全規制においてパネルのコアフォームは防火等級B1を満たしています。

BASFパフォーマンスマテリアルズ事業本部 アジア太平洋地域のバイスプレジデントであるシルビア・モックは、次のように述べています。
「持続可能なソリューションに対する市場の要求が高まる中、 ウィスキンド社とBASFは緊密に連携し、バイオマスバランス原料を使用した、低カーボンフットプリント材料による初の低温貯蔵庫用サンドイッチパネルを市場に投入する運びとなりました。これは、 ウィスキンド社との長年にわたるパートナーシップにおける新たなマイルストーンであり、BASFの材料ソリューションと能力が、お客様が要求の厳しい用途における課題を克服する際に役立つことを証明しています。」

ウィスキンド社とBASFの提携は2017年に始まりました。そして、2019年には、PUサンドイッチパネルのさらなる用途を探求し、共同マーケティングの潜在的な道筋を探るべく、戦略的パートナーシップを確立しました。

4月26日に閉幕したCHINAPLAS 2024において、BASFはとりわけ、サステナビリティと共創の分野における最新のイノベーション、コンピテンシー、開発内容を紹介しました。 CHINAPLAS 2024では、BASFのプラスチックジャーニーにおけるMAKE-USE-RECYCLE(製造ー使用―リサイクル)の各段階に分けて展示し、好評をいただきました。

CHINAPLAS 2024におけるBASFの写真と情報はこちらをご確認ください。
https://plastics-rubber.basf.com/global/en/performance_polymers/news-events/Events-Overview/2024/chinaplas-2024.html

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

■BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部について
BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部は、プラスチックに求められる持続可能性への変革の最前線にいます。BASFの製品は、トランスポーテーション、消費財、インダストリアルアプリケーション、建築・建設という4つの主要産業分野にイノベーションをもたらすため、世界中のお客様と共同で開発をすすめています。私たちの研究開発は、プラスチックに関するすべての工程(プラスチックジャーニー)であるMAKE(製造)、USE(使用)、RECYCLE(リサイクル)に焦点を当てています。製造段階では、製品の設計から原材料の選択、製造工程に至るまで、プラスチックの製造方法を改善します。使用段階では、軽量性、堅牢性、耐熱性といったプラスチックの強みを強化します。製品のライフサイクルの終段には、循環型経済を実現するためにどのようにプラスチックジャーニーを終了させるかを検討する「リサイクル」段階があります。2023年、パフォーマンスマテリアルズ部門の世界売上高は72億ユーロを達成しました。

■BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、経済的な成功とともに環境保護と社会的責任を追及しています。また、全世界で約112,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献しています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2023年の BASFの売上高は689億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、https://www.basf.com をご覧ください。


本件に関するお問合わせ先
BASFジャパン株式会社
広報事務局 (カーツメディアワークス内)
TEL:03-6427-1627
basf@kartz.co.jp

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組織名
BASFジャパン株式会社
ホームページ
https://www.basf.com/jp/
代表者
石田 博基
上場
非上場
所在地
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町3-4-4OVOL 日本橋ビル3階
連絡先
03-5290-3000

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