Autodesk と片柳学園、設計・製造分野におけるデジタル トランスフォーメーションと AI 活用の加速へ

〜国内教育機関では初の戦略的提携に関する覚書(MOU)を締結〜

米国 Autodesk 社(本社:米国カリフォルニア州/プレジデント兼 CEO:アンドリュー・アナグノスト、以下、Autodesk)と学校法人片柳学園(所在地:東京都大田区、理事長:千葉 茂、以下、片柳学園)は、設計・製造分野の未来を担う人材の育成に向けて、教育機関として初となる覚書(MOU)を締結しました。



片柳学園は、「現代社会の変化に即応し、広く社会に貢献しうる人材を育成する」という教育理念の基に、科学技術と芸術の分野で、高度化する社会のニーズに応える技術と知性をもつ優秀な人材を輩出してきました。
その教育理念を実現しながら、グローバルに対応した高度人材の輩出を目指すうえで、片柳学園ではデジタルトランスフォーメーションと AI などを代表とした、新しい技術の導入が必要と考えました。

このような考えの下、片柳学園と Autodesk は、建築分野における BIM 人材育成での協業を皮切りに、近年ではモノづくりの実践教育として機械設計やロボット分野で Fusion を使用した授業やカリキュラムの開発、Autodeskが開催する学生コンテストでも継続的に入賞者を輩出するなど、多岐に渡る分野で協力関係を築いてきました。

そしてこの度、設計・製造分野おけるデジタルトランスフォーメーションや AI 活用など次世代で求められるスキルを備えた学生の輩出を目的として、Autodesk と片柳学園は産業・技術領域における持続可能なパートナーシップを締結する運びとなりました。

本覚書に基づき、Autodesk は片柳学園の教員が、設計および製造分野で急速に需要が高まっている 3D 設計、製造、シミュレーション機能を備えた、次世代 3D 主力製品である Autodesk Fusion を授業で使用するためのスキル習得を支援します。また、最新の AI 設計機能である「ジェネレーティブ デザイン」の活用法や産学連携における教員や学生のスキルアップを推進します。この他、「ジェネレーティブ デザイン」をはじめとする研究・授業・プロジェクト・ラボの成果を共有する「イノベーションセンター」の設立に向けた取り組みも今後検討してまいります。

【戦略的連携に関する覚書の概要】
内容:
1. 最新の設計・製造技術に関する授業やカリキュラム開発の支援
2. 教員向けの Autodesk Fusion トレーニングの提供
3. 「イノベーションセンター」の設立に向けた取り組み
4. 学生プロジェクトの支援
5. Autodesk製品の教育機関限定無償ライセンス提供
6. その他本目的を達成するために必要な協力
対象校:
東京工科大学/東京工科大学大学院/日本工学院専門学校/日本工学院八王子専門学校/
日本工学院北海道専門学校


【学校法人片柳学園 理事長 千葉 茂】
私たち片柳学園は『理想的学びは理想的環境にあり』という考えのもと、学園創立時から設置校のネットワークを強化し、学生たちの夢に応える学習環境を整備しています。また、科学・芸術・工業・医療に加え、デジタルコンテンツを含むメディア関連分野の研究や人材育成にも取り組んでいます。3D技術を活用したデザイン・設計、エンジニアリング、エンターテインメント向けソフトウェアのリーディングカンパニーである Autodesk とは以前から産学連携で人材育成に取り組んできました。今回の協定締結は大変喜ばしいことであり、これまで以上に次世代で必要となるスキルやカリキュラムを取り入れて、2027 年に学園創立 80 周年を迎える節目に向けて、Autodesk と研究や人材育成をさらに加速していきます。

【学校法人片柳学園 日本工学院専門学校/日本工学院八王子専門学校 校長 山野 大星】
日本工学院は 34 学科を設置する総合専門学校です。Autodesk とは 2010 年から「高校生けんちくコンテスト」を共催し、2014 年から人材育成で協業しています。授業・教育では Maya(CG 映像系分野)、Fusion360(機械系分野)、Revit(建築系)を取り入れ、学生たちの創造性や作品・ものづくりに活用しています。今回、Autodesk と教育分野で国内初の協定締結は大変嬉しく、本校独自の教育カリキュラム「日本工学院 教育設計図」に AI とジェネレーティブデザインを組み込み、次世代で必要となる知識、技術、体験を通じた「超体験」の学びを提供し、「若きつくりびと」の育成を進めていきます。

【Autodesk, Inc. シニア バイスプレジデント 兼 チーフマーケティングオフィサー ダラ・トレセダー】
片柳学園が行っている活動は、次世代のリーダーを育成する上で非常に重要であり、より良い世界をデザインと創造するためのツールで未来の世代に力を与えるという Autodesk の目標と密接に関連しています。学生たちはこれから社会に出るにあたり、世界で最も複雑な課題に取り組むための準備を整えます。これらの学生支援に向けて、私たち Autodesk を信頼してパートナーシップを締結してくださった片柳学園には感謝しています。
Autodesk が事業を展開しているデザインと創造の業界(Design & Make Industry)では、3 億人近くの雇用が生み出されており、その市場価値は、2027 年までに 30 兆ドルに達すると予想されています。長年にわたり、次世代技術の開発の最前線にたってきた Autodesk では、片柳学園のような深く尊敬される教育機関と協力し、次世代を担う学生たちがこれらデザインと創造の産業(Design & Make Industry)で成功できるよう、協同で準備する責任があると考えています。

【Autodesk, Inc. 教育担当バイスプレジデント メアリーホープ・マクイストン】
私たちは、片柳学園との信頼できるパートナーシップを正式に結ぶこの機会に感謝しています。片柳学園は 70 年以上にわたり、歴史に名を刻む学生たちに質の高い教育を提供してきました。このような質の高い教育と Autodesk が提供する最先端のデザインと創造(Design & Make)テクノロジーによって、私たちは、片柳学園の生徒たち一人ひとりが、それぞれの地域社会で有意義かつ影響力のある役割を見出すことができると確信しています。

学校法人片柳学園について
学校法人片柳学園は大学・大学院、専門学校、日本語学校を有する総合学園です。
1947 年に開校した日本工学院は、東京・蒲田と八王子、北海道・登別にキャンパスを持つ日本最大級の総合専門学校で、クリエイターズ、デザイン、ミュージック、IT、テクノロジー、スポーツ・医療の6カレッジに現在約12,000名が在籍、これまでに約26万人の卒業生を輩出しています。1986年に開学した東京工科大学は、東京・蒲田と八王子にキャンパスを持ち、工学、コンピュータサイエンス、応用生物、メディア、デザイン、医療保健の6学部と大学院などに約8,000名が在籍しています。

Autodesk, Inc. 概要
1982 年設立。社員数約 13,700 名(2023 年 1 月期)。米国ナスダック市場上場。建築土木、製造、メディア&エンターテインメント業界における、あらゆるものづくりの変革を実現するプラットフォームカンパニーとして、個別業務の効率化を推進するクラウドベースのCAD/CAM ツールや、より広く業務プロセス全体をサポートし、様々な部門の方々とコラボレーションして使えるようにする連携プラットフォームを提供。より良い未来を築き上げるために、新たな可能性を実現する世界中のイノベーターを支援。

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この企業の情報

組織名
オートデスク株式会社
ホームページ
 
代表者
ルー グレスパン
資本金
10,000 万円
上場
非上場
所在地
〒104-6024 東京都中央区晴海1-8-10 晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーX24F

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