新型 Audi Q5 SUV:成功を収めたコンセプトは第3世代へ



*本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。
*本資料に記載の装備、諸元データは、いずれもドイツで販売予定のもので、日本仕様とは異なります。

  • 新型 Audi Q5 SUV:ダイナミックなデザイン、高い適応性、新しいインフォテインメント、そして最新の操作コンセプト
  • プレミアムプラットフォームコンバッション (PPC) を採用する初めてのSUV。効率的な部分電動化内燃エンジンを搭載
  • AUDI AG CEO デルナー:「新世代の高効率内燃エンジンを搭載した2番目のモデルとして、この新型モデルはアウディの製品ラインアップ刷新の新たな重要なステップを示します」

(ドイツ本国発表資料)2024年9月2日、インゴルシュタット/サン・ホセ・チアパ: Audi Q5 SUVは、15年以上にわたりドイツおよびヨーロッパのミッドサイズセグメントで最も人気のあるSUVのひとつです。アウディはさらにモダンでダイナミックになったQ5の最新世代を発表します。Q5はPPCをベースとする初めてのSUVであり、MHEV plusテクノロジーにより、さらに経済的なガソリン/ディーゼルエンジンを搭載しています。Q5は最新のインフォテインメントシステムおよび操作コンセプト、カスタマイズ可能なデジタルライトシグネチャー、そして最新の運転支援システムを特徴としています。そしてスポーティなAudi SQ5は、新モデルシリーズをさらに魅力的にしています。2025年第1四半期にドイツおよび多数のヨーロッパ諸国で発売されます。Audi Q5ファミリーは、2024年9月からドイツで注文可能です。今後、プラグインハイブリッドテクノロジーを搭載したモデルもシリーズに加わる予定です。

AUDI AG 取締役会会長 ゲルノート デルナー(Gernot Döllner)は、新型Audi Q5 SUVの成功を確信して次のように述べました。「Audi Q5は、15年以上にわたりアウディのミッドサイズクラスにおける最も成功し、最も重要なSUVモデルとして親しまれています。新型モデルは、その実証されてきた特長をさらに進化させたものです。この新型Q5は、新世代の高効率内燃エンジンを搭載した2番目のモデルとして、アウディのポートフォリオを若返らせる次なる重要なステップを示しています。ダイナミックなSUVデザインを持つスポーティなオールラウンダーである新型Audi Q5が、このサクセスストーリーを継続することを私は確信しています」。

アウディはこの新型Q5により、成功を収めたモデルの第3世代をスタートさせます。ミッドサイズSUVの初代モデルは2008年に登場し、それ以来プレミアムブランドセグメントをリードしてきました。新型Audi Q5は、この成功の物語を引き継ぎます。

Audi Q5は、プレミアムSUVのミッドサイズセグメントで新しい基準を打ち立てます。スポーティで技術志向のデザイン言語が、優れた適応力と日常使いに適した実用性を組み合わせています。MHEV plusテクノロジーを備えた効率的かつ強力なエンジン、そして後にプラグインハイブリッドも加わり、アウディが将来を見据えたプレミアムモビリティを提供する方向性を示しています。E³ 1.2エレクトロニクスアーキテクチャにより、アウディはすべての新型モデルに、最新かつ将来を見据えたコネクティビティとデジタル化機能を統合しています。

アウディのQ5モデルはこれまで8年間メキシコで製造されており、新型Q5もCO2ニュートラルな生産に向けた最終段階にあるサン ホセ チアパ(San José Chiap)で生産します。北米市場に近いことは、とても重要な要素となっています。アウディの内燃エンジンと部分電動仕様を備えたSUV製品ラインアップのリニューアルは、このモデルから始まります。

実用性:スペースコンセプトと可変性
最新世代 Audi Q5は、主要な製品特性において大幅に向上しており、その違いは初めて乗ったときから感じられます。新しいインテリアコンセプトと相まって、十分なヘッドルームとレッグルームを備えた快適な空間を提供します。

第一のAudi Q5 SUVの実用的な特徴は、フルに調整可能なリヤシートです。このシートは前後移動、チルト(傾斜)するため、トランク容量を増やし、後部座席乗員の快適さを向上させ、かつ3人が快適にリヤベンチシートに座ることができます。シートを折りたたむと仕様に応じて最大1,473リットルまで収容スペースが拡張します。ラゲッジコンパートメントカバーは、ラゲッジコンパートメントの床下に用意された収納スペースに格納でき、さらなる荷物の収納スペースを提供し、カバーを安全に保管します。

他の実用的な特徴としては、先代モデルと比較してさらに大きくなったセンターアームレスト下の収納スペース、サングラスやキー等の小物を収納する多数の小型収納エリア、15 Wの充電パワーを持つフロントセンターコンソールの冷却機能付き非接触充電トレイ、そしてUSB-Cポートは前部に2つ、後部に2つあります。オプションで、フロントのUSBポートは最大60 W、リヤのポートは最大100 Wの充電能力を用意しています。これにより、ノートパソコンのような大型デバイスも、走行中に安全に充電することが可能です。

純粋さと躍動感:エクステリアデザイン
第3世代 Q5 SUVモデルは、さらにスポーティで完璧な均整が取れています。引き締まった高いショルダーラインが力強いシルエットを形成し、フロントライトとリヤライトをつなぎ、車両をより長く見せています。サイドシルの上には、ホイールアーチ上からバンパーに繋がる上昇するラインが走り、停車していてもダイナミックな印象を与えます。

フロントの表情は自信に満ちて、すべての特徴的なデザインエレメントが、先代モデルよりも一段高い位置に配置されています。スポーティで幅広いシングルフレームは高い位置に配置されており、垂直に配置された機能的なエアカーテンに挟まれています。

鋭く立体的に形作られたヘッドライトがシャープな印象を与え、車両のフロントからその俊敏で自信に満ちたキャラクターを表現しています。シングルフレームの下にはセンサーが搭載された大型のエアインテークがあり、Q5に視覚的に安定したワイドなイメージを与えています。

S lineのエクステリアは、マットなアンスラサイトクローム調のアクセントが施されたエアカーテンチューブなど、目を引くスポーティなボディコンポーネントが印象的です。Sモデルでは、これらの要素はマットシルバークロームのイメージとなります。

Q5 SUVの後部は、ラインを最大限に削減することで非常にクリアなデザインを実現しています。ウィンドウから立体的に形作られたライトストリップの下端まで、滑らかな表面が広がり、車両全幅にわたるシャープなライトストリップによって特徴付けられています。ライトストリップとバンパー間のエリアはすっきりとまとめられており、SUVにスポーティでエレガントなイメージを与えています。ディフューザーは隆起したバンパーの高い位置に一体化されています。機能的なテールパイプの配置と形状はエンジンによって異なり、ディーゼルエンジンモデルは左側に2つのスクエアテールパイプ、ガソリンエンジンモデルは、左右に長方形のテールパイプが配置されます。Sモデルには、新たにシャープなデザインの4つのラウンドツインテールパイプが特徴となっています。

3つの形状特徴と11色のカラーバリエーション
ベーシック、アドバンストエクステリア、そしてS lineエクステリアの3つのバージョンが用意されています。さらに、Sモデルには独自のエクステリアデザインが施されています。S lineエクステリアおよびSモデルでは、フロントエアインテークが大きく、L字を描くような空力ダクトとしてデザインされています。リヤのディフューザーは一段とスポーティになっています。また、S lineエクステリアおよびSモデルには、ブラックエクステリアパッケージも用意されています。

新しいAudi Q5モデルには、11色のカラーバリエーションが用意されています。アルコナホワイトのソリッドペイント仕上げの他、メタリックペイント仕上げではグレイシャーホワイト、ミトスブラック、フロレットシルバー、ナバーラブルー、グレナディンレッド、ディストリクトグリーン、そして新色のタンボラグレーがあります。ウルトラブルーメタリック、デイトナグレーパールエフェクト、新色のサキールゴールドメタリックは、SモデルまたはエクステリアS line専用です。特に高品質で、顧客の希望に応じて個別に設定可能なAudiエクスクルーシブによる個別塗装仕上げも、Q5モデルに用意されます。

新しいAudi Q5 SUVモデルでは、ドイツ市場向けに、エクステリアやエンジン仕様に応じて17インチから21インチのアルミホイールを装備します。エアロダイナミクスに最適化されたホイールは、17インチから19インチのサイズでオプションとして提供されます。

S lineエクステリアおよびSモデルには標準で19インチホイールが装備され、他のSモデルで見られるSデザインの鍛造21インチホイールもオプションで選択可能です。オプションの21インチトリカラーホイールは、ホイールラインアップの中で特に豪華なハイライトとなっています。

洗練されたラインと居心地の良い雰囲気:インテリアデザイン
新型 Audi Q5 SUVのインテリアデザインは、Audiインテリアデザインの4つの基本特徴を踏襲しています。まず第一の特徴は「ヒューマンセントリック」であり、インテリアはユーザーのニーズに一貫して対応するよう設計されています。

インテリアの明快なレイアウトは、見やすさを大切にしており、第二の特徴である「視覚的な明快さ」を形成します。機能性と美しさが細部に至るまで融合されており、この明確なデザインアプローチは、水平に構成されたコントロールパネルで明らかに感じられます。高品質な素材で作られたアプリケーションが羽のようにコントロールパネル全体に広がり、ドアへ移行するところで持ち上がります。コントロールパネルは「デジタルステージ」とその形状にフィットしたエアベントの基盤を形成します。センターコンソールとドアの一貫したデザインが、インテリアの調和を印象づけています。アルミ調の半円形で湾曲したデザインが、ドアとセンターコンソールのコントロールを囲み、その上昇するラインがAudi Q5の堅牢でスポーティなSUVの哲学を強調しています。

第三の特徴となる「デジタルステージ」はインテリアの中心的な要素で、運転席と助手席の前にアウディ MMIディスプレイが設置されています。このディスプレイはインテリアに完璧に統合されており、スリムで独立したアウディ MMIパノラマディスプレイは、カーブしたデザインとOLED技術を備えており、11.9インチのAudiバーチャルコックピットと14.5インチのMMIタッチディスプレイを搭載しています。

助手席専用の10.9インチMMIパッセンジャーディスプレイも特別にオーダー可能です。アクティブプライバシーモードのシャッターテクノロジーにより、助手席乗客はドライバーの視線を妨げることなく、インフォテインメントシステムを自由に使用できます。同時に、ナビゲーションなどでドライバーをサポートするオプションも提供します。

そして第四の特徴となる「マテリアルドリブンデザイン」を取り入れた新型Audi Q5は、広々とした感覚と高い快適性を両立させています。デジタルや技術的な部分の対比として、ソフトラップエレメントがドアからドアまでダッシュボード全体に渡って広がっています。ドアのファブリックパネルやアームレストと共に、居心地の良い雰囲気を作り出しています。この素材を重視したデザインフィロソフィーによって、顧客は自身のアイデアに沿ってインテリアをカスタマイズすることが可能です。

素材は機能性を重視して選ばれており、同時にインテリアの各エリアのデザインを明確に区別します。快適さを重視したエリアは、表面を広く取りソフトな素材で強調されています。一方で、コントロール部分は正確にデザインされ、オプションで高品質なハイグロスブラックを選ぶこともできます。

S lineバージョンでは、ダイヤモンドパターンによるキルティングのシート、ソフトラップ、ドアミラー、アームレストが、Kaskade(カスケード)やDinamica(ダイナミカ)といったサステイナブルな素材で仕上げられています。Kaskadeテキスタイルのシートは、ウールなどの天然素材を思わせるもので、追加の染色をすることなく、端切れやリサイクルポリエステルなどのリサイクル素材で作られています。カバーの一部には、リサイクルプラスチック繊維を含むImpressum (インプレスム)という素材が使用されています。Dinamicaはスエードのような外観と感触を持ちますが、その約半分はリサイクルポリエステルから作られており、廃棄された繊維が活用されています。

ダイナミックインタラクションライト
新型Audi Q5 SUVのクリアにデザインされたインテリアは、夜間も際立ちます。ダッシュボードやドア輪郭のライトがインテリアの幅を強調し、カーブしたAudi MMIパノラマディスプレイの下とセンターコンソールにある間接照明が、視覚的な浮遊感を作り出します。

ドアの高品質な素材が美しく照らされ、さらにダイナミックインタラクションライト(IAL)がインテリア全体にLEDライトストリップとして広がり、乗員と車両とのやり取りをサポートします。IALは一方でインテリアを演出し、例えばウェルカム機能を提供したり、車両のロック・アンロックを示したりします。また、安全性もサポートし、例えばダイナミックインジケーターライトを視覚化します。これにより、バーチャルコックピット内の表示が強化されます。IALは常に追加表示として機能し、バーチャルコックピット内のターンシグナルを置き換えるものではありません。ダイナミックインタラクションライトはアンビエントライティングパッケージプラスの一部です。

空力性能とエアロアコースティックス
新型 Audi Q5 SUVでは、さまざまな細かなソリューションによって、空力性能とエアロアコースティックスが最適化されています。車両のアンダーボディのカバーや、前後部に空力設計を施すなどの工夫は、空力コンセプトにおいて重要な役割を果たしています。エアカーテンの採用により、空気の流れを変えホイールアーチを抜けるように設計しているため、車両の前輪や側面周辺の乱流を最小限に抑えられます。

また、エアディフレクターによって空気の流れが前輪の周りに誘導されます。広範囲にわたるアンダーボディカバーは、車両の下部を流れる空気の乱流を抑えます。車両後部の側面にはエアロパネルがあり、ボディワークに沿って空気が明確に分離されるようになっています。さらに、深いルーフスポイラーもこの効果を高めています。エクステリアミラーも空力的に最適化されています。

新型Q5 SUVのエアロアコースティックスも高い水準で設定されています。フロントガラスには標準でアコースティックガラスが装備されており、さらに運転快適性を向上させるため、フロントサイドウィンドウにもオプションでアコースティックガラスを選ぶことができます。

昼夜を問わず印象的なライティングデザイン
新型 Audi Q5 SUVは、アウディがライティングデザインとテクノロジーにおいてリーダーシップを発揮するだけでなく、その一歩先を進んでいます。リヤライトは立体的なデザインにより、車両全幅にわたるライトストリップとともに、物理的な世界とデジタルワールドの双方を見事に融合させています。第二世代のデジタルOLEDリヤライトと、リヤウィンドウ上のスポイラーのプロジェクションライトは、ヨーロッパで初めて導入されるもので、安全性を向上させます。このライトはグラフィックをリヤウィンドウの上部に投影し、ブレーキライトの面積を拡げます。また、車両ロック・アンロック時の「カミングホーム」および「リービングホーム」シーンにも組み込まれています。

第二世代のデジタルOLEDコンビネーションリヤライトでは、合計266のセグメントを持つ6つのデジタルOLEDパネルが、特別に開発されたアルゴリズムにより数秒ごとに新しい画像を生成します。

アクティブデジタルライトシグネチャーは、アウディのライティング技術の未来を示しています。フロントでは、15のセグメントがアルゴリズムに沿って相互作用し、アクティブデジタルライトシグネチャーを作り出します。各ライトセグメントは、光の強度が変化しないように相互作用し、光のシグネチャーが全体的に一定に保たれます。ライティングデザイン部門の責任者セザール ムンターダ(César Muntada)は、「新型Audi Q5では、量産モデルにおいてライトの形状だけでなく、その全体的な動きもデザインしています。私たちのライティングデザインと新しいテクノロジーの調和により、Q5のライトはこれまで以上に生き生きとしています。私たちはライトシグネチャーに独自の個性を持たせ、デジタルな世界に独自の美学を同時に提供しています。アクティブデジタルライトシグネチャーによって、新型Q5は、アウディでしか見られないユニークなデザインと美学を継続しています。」と語っています。

デジタルOLEDコンビネーションリヤライト2.0により、Q5はそのクラスにおけるライティングデザイン、機能領域、そして安全性を新たなレベルに引き上げました。第二世代のデジタルOLEDコンビネーションリヤライトは、車両間通信(car-to-x communication)によりターゲットを絞ったコミュニケーションを取ることが初めて可能になりました。2020年に初めて導入された近接検知機能は、新型Q5ではコミュニケーションライトを加えて進化しています。これは事故や故障時に、他の道路利用者に警告します。危険な運転状況や交通状況では、通常のテールライトグラフィックに加え、デジタルOLEDコンビネーションリヤライトに、特定のスタティック(静的)テールライトシグネチャーと、統合された警告シンボルを表示します。

この技術は、個性化の面でも新たな基準を打ち立てています。装備によっては、最大8つのデジタルライトシグネチャーをマトリクスLEDヘッドライトのデイタイムランニングライトとデジタルOLEDテールライト2.0に設定可能で、ドライバーは新しい方法でQ5をパーソナライズできます。車両のロック・アンロック時の「カミングホーム」および「リービングホーム」シーンが特別にデザインされ、各デジタルライトシグネチャーに取り入れられています。

極限まで現代的になった内燃機関とMHEV plus
新型 Audi Q5 SUVファミリーは、縦置き内燃機関を搭載する従来型車両用のプラットフォームアーキテクチャであるプレミアムプラットフォームコンバスチョン(PPC)を採用しています。Q5シリーズのすべてのモデルは、市場投入時点で高効率のMHEV plusテクノロジーを搭載しています。

48 Vの電気システムを採用した新しいMHEV plusシステムは、内燃機関をサポートし、CO2排出量を削減しながらパフォーマンスとドライブの快適性を向上させます。また、限られた範囲でバッテリーEVのように純粋な電動による運転や駐車も可能です。パワートレインジェネレーター(PTG)は、最大230Nmの追加駆動トルクと最大18 kW(24 hp)のパワーを生成します。48 Vのシステムにより、電動エアコンコンプレッサーの使用も可能となります。これにより、エンジンが停止している時(例えば、コースティング中や信号待ち等)でも、エアコンがフルパワーで稼働を続け、車内を快適な温度に保つことができます。

MHEV plus搭載車両のリチウムイオンバッテリーは、リン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池で、1.7kWhのストレージ容量を持ちます。ベルトスタータージェネレーターの主な役割は、エンジンスタートとバッテリーへの電力供給です。

新しいパワートレインジェネレーター(PTG)は、電動走行を可能にし、内燃機関の負担を軽減して、燃料消費を削減するのに役立ちます。減速時には、パワートレインジェネレーター(TSG)が最大25 kWのエネルギーをバッテリーに回生します。PPCは、マイルドハイブリッドとして段階的な電動化を可能にします。新型Audi Q5のモデルライフサイクルの後半には、大容量バッテリーと外部充電オプションを備えたプラグインハイブリッドもラインアップに加わります。

市場投入時の3つのエンジンバージョン
新型 Audi Q5 SUVモデルは、ヨーロッパでは3つのエンジンバージョンで市場投入され、さらに駆動バリエーションが追加される予定です。市場投入時には、すべてのバリエーションがMHEV plusテクノロジーを搭載し、短時間で最大18 kW(24 PS)の追加パワーを発揮します。すべてのモデルは7速Sトロニックデュアルクラッチトランスミッションが組み合わされます。

エントリーレベルのエンジンは、2.0 TFSIで、150 kW(204 PS)、340 Nmの最大トルクを発揮し、前輪駆動が標準装備されます。オプションでquattro四輪駆動システムも選択可能です。

Audi Q5には、EA288 evo世代の2.0 TDIも用意されており、150 kW(204 PS)、400 Nmのトルクを発揮し、quattro四輪駆動システムのみが提供されます。

Audi SQ5は、シリーズのトップモデルとして市場投入されます。排気量3.0リットルV6 TFSIは270 kW(367 PS)を発揮、最大トルクは550 Nmです。

俊敏なハンドリングと快適性
新型Audi Q5 SUVは、アウディブランド特有の運転特性を提供し、ほぼ中立的なハンドリングを実現しています。また、最適化されたサスペンションとステアリング設定により、快適性が大幅に向上しています。標準モデルでもダイナミックなキャラクターにチューニングされたスチールサスペンションが装備されており、さらにオプションでスポーツサスペンション(Audi SQ5は標準装備)も選べます。スチールスプリングサスペンションは、パッシブダンピングシステムFSD(Frequency Selective Damping)と、より俊敏なフロントアクスルと組み合わせることで、Q5の安定性をさらに高めています。FSDは、特に高頻度の振動(例えば石畳の上など)に対してダンピング力を低下させ、低頻度の振動(レーン変更やコーナリング時など)には高いダンピング力を維持します。オプションで装備できるエアサスペンションは、アダプティブダンパー制御が利用可能です。このエアサスペンションの基本設定は、アウディ ドライブセレクトで個々の要件に合わせて調整できます。

先代Q5に比べ、コンフォートモードとスポーツモードの差がより顕著になっています。新型Q5は、進化したプログレッシブステアリングが標準装備となっています。

最新世代のドライバーアシスタンスシステム
アウディは、新型Q5モデルに幅広いドライバーアシスタンスシステムを提供しており、これにより日常使いの利便性と安全性が大幅に向上します。市場投入時点で標準装備される機能には、リヤパーキングアシスト(距離表示付き)、クルーズコントロールとスピードリミッター、レーンデパーチャーアラート、エフィシェンシーアシスタント、注意力欠如・眠気検知アシスタントがあります。

オプションで、追加のアシスタンスパッケージを用意しています。例えば、このパッケージに含まれるアダプティブドライビングアシストプラスは、高解像度のマップデータとクラウドで計算された他の車両からのスワームデータを使用して、交通標識の認識を最適化し、加速、速度維持、距離保持、レーンガイダンスをサポートします。アクティブフロントアシストは、フロントエマージェンシーブレーキアシスト、エバージョン(危険回避)アシスト、ターンアシスト、フロントクロストラフィックアシストの4つのアシスタンス機能を組み合わせています。その他のアシスタンスシステムには、交通標識ベースのクルーズコントロール、パークアシストプラス、リヤターンアシストなどがあります。

ディスプレイと操作コンセプト
Audi Q5モデルシリーズのインテリアは、新しいエレクトロニクスアーキテクチャに基づく完全にネットワーク化されたデジタルインテリアです。Audi MMIパノラマディスプレイとMMIパッセンジャーディスプレイで構成されるデジタルステージは、インテリアの大きな特徴です。10.9インチのMMIパッセンジャーディスプレイは、アクティブプライバシーモードを備えています。このテクノロジーにより、助手席乗員は運転中のドライバーの気を散らすことなくディスプレイを見ることができます。ドライバーには黒い画面のみが表示されます。

学習機能を備えた音声アシスタントのアウディ アシスタントを使用して、さまざまな車両機能を操作できます。このAIサポート付きのデジタルアシスタントは、車両に統合されており、初めてアバターを採用してMMIの中央タッチディスプレイとヘッドアップディスプレイに表示します。インストルメントディスプレイには、アウディアシスタントのステータスを示すアイコンが表示されます。

スマートインフォテインメントシステム
Audi Q5 SUVのインフォテインメントシステムは、Android Automotive OSをオペレーティングシステムとして採用しています。コンテンツはover the air(オーバー ジ エア)で更新されるため、最新のAudi connectサービスを常に利用することができます。YouTubeなどのアプリは、MMIに直接統合されたサードパーティアプリのストアから入手でき、スマートフォンなしで利用できます。

Bang & Olufsenプレミアムサウンドシステムの心臓部は効率的なアンプです。このアンプは16個のスピーカーを685 Wのパワーで駆動します。

Aピラーとミッドレンジスピーカーは、最高の3Dサラウンドサウンドを生み出します。ドイツのフラウンホーファー研究機構(Fraunhofer Institute)が開発した「Symphoria(シンフォリア)」テクノロジーによるもので、音の立体感(幅、深さ、高さ)を加えて自然な音像を作ります。これにより、車内での広がりのある空間を創出します。

アウディ サウンドシステムに対して、Bang & Olufsenプレミアムサウンドシステムは、車内のノイズをキャンセルするビークルノイズコンペンセイション(Vehicle Noise Compensation:VNC)機能を搭載しています。顧客は、Functions on Demand(ファンクション オン ディマンド)を通じて、いつでも音響体験を拡張するオプションも利用できます。

個別に設定可能なヘッドアップディスプレイ
Audi Q5は、オプションで設定可能なヘッドアップディスプレイ(HUD)が用意されています。HUDは、速度、アシスタンスシステム、ナビゲーション指示、メディアデータなど、広範な情報を明確かつ簡潔に表示します。

新型Audi Q5では、ドライバーがHUDを介して車両およびインフォテインメント機能を操作するオプションがあります。これにより、ステアリングホイールボタンを使ってリストをスクロールし、直接選択することが可能になります。これは初めての試みです。

これにより、ドライバーは視線を道路から外すことなく、目的地を履歴から簡単に選択できます。着信電話もヘッドアップディスプレイに表示され、ステアリングホイールボタンを使用して直接応答できます。HUDには、最後に発信した通話も表示され、よく通話する番号の選択が容易になります。メディアもHUDを介して操作できます。エンターテインメントモードでは、お気に入りのラジオ局やポッドキャストを、リストコントロールを使って選択することができます。

本件に関するお問合わせ先
フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社
アウディ ジャパン 広報部 https://audi-press.jp/contact/

この企業の関連リリース

この企業の情報

組織名
Audi Japan
ホームページ
audi.co.jp
代表者
シェーパース マティアス
資本金
2,317,410 万円
上場
海外市場
所在地
〒140-0001 東京都品川区北品川4-7-35御殿山トラストタワー18F
連絡先
070-1552-3988

検索

人気の記事

カテゴリ

アクセスランキング

  • 週間
  • 月間
  • 機能と特徴
  • Twitter
  • デジタルPR研究所