駒澤大学(東京都世田谷区/学長:各務洋子)は10月29日(火)~10月31日(木)まで、体験型の防災イベント「駒大防災ハロウィン」を開催する。学生・教職員・地域住民等を対象として、普段は非公開の大学防災庫のツアーや防災に関する擬似体験等を行うことで、参加者の防災意識を高めることを目指す。昨年度は延べ1,400名の学生が参加しており、今年度は能美防災株式会社(東京都千代田区)や株式会社ニップン(東京都千代田区)の協力を得てさらに内容を充実させ、地域住民等も広く参加可能とする。なお、同イベントはSDGs Goalの「11(住み続けられるまちづくりを)」に対応している。
このイベントは、昨年度は「駒大防災庫バックヤードツアー&防災体験」として行われ、学生や教職員が参加した。今年度は「駒大防災ハロウィン」として内容を充実させ、4つのアトラクションを用意。地域住民等も対象として実施する。
概要は下記の通り。
◆駒大防災ハロウィン 企画概要
【期 間】 2024年10月29日(火)~10月31日(木)11:00~16:30
【場 所】 駒澤大学駒沢キャンパス・緑の丘防災庫周辺
・東京都世田谷区駒沢1-23-1
【対 象】 駒澤大学学生・教職員を含むすべての人
【内 容】
①「駒大防災庫バックヤードツアー」
普段非公開の大学防災庫を3日間限定で一般公開。駒沢キャンパスの防災庫には、有事に5,000人が3日間滞在できる量の食料品・トイレ・生理用品などの備蓄品のほか、発電機・投光器・通信機器・救助用装備類などの珍しいアイテムが多数備えられている。併せて、大学建物の耐震状況、自衛消防隊組織、周辺避難場所などの情報を提供することで、学生たちに安心した学生生活を送ってもらうことを目標とする。
昨年度は800名以上の学生が参加し、多様かつ大量の備蓄品と、大学の知らない一面に触れて驚きを見せていた。
なお、会場では家庭での食品備蓄のコツを案内しながら、防災備蓄食品等を先着で無償配付する(配付対象は学生のみ)。
○昨年度の参加者コメント
「大学にまさかこんなにも多くの物資があるとは予想していなかった。数千人が数日間住めるような備蓄量があって驚いた。大学にいるときに災害が起きても安心できる要素になると思った」
「普段通う大学の知らない部分を見て驚くと同時に、個人でも日頃から備えておくことが大事だと再認識しました。もしもに備えて非常食や水、避難道具を揃えておこうと思います」
②「防災パン 焼成実演&みんなで試食 Presented By ニップン」
株式会社ニップンの協力を得て、災害時にも簡単に焼けるパン等の焼成を実演し、来場者による試食を随時行う。パン教室事業等を行っている「日々のパン」(代表:吉永麻衣子)から防災パンのレシピ提供を得て、材料とともに来場者に提供する。荒天時中止。
困ったときの防災パン:
https://hibinopan.jp/new_info/1095
③「防災体験 Presented By 世田谷区」
世田谷区世田谷総合支所地域振興課の協力を得て、防災に関する体験を3日間提供する。煙中避難訓練、初期消火訓練、起震車震度7訓練の3種を体験できる。雨天中止。
昨年度は友人同士のグループなど延べ500名以上の学生が参加し、実際の災害を思い描いていた。
○昨年度の参加者コメント
「室内に煙が充満すると、すぐ目の前も見えなくなってしまうことを実感した。地面に伏せるとうっすら見えやすくなるのも本当だったんだと感じた」
「消火器の使い方を正直知らなかったので、知ることができて良かった。初めて触ったのが火災時であれば混乱してしまったと思う。今回のような機会があって良かった」
「震度7の脅威を身をもって体験することが出来た。擬似体験だから対応できたが、いざ本当の地震が起きたら冷静にはなれないと思った。最近大きな地震が起きていないため、意識する良い機会だった」
④「駒大ぼうさい巡り Presented By 能美防災」
能美防災株式会社と協力して実施する、オンラインミッションツアー。QRコードを読み取って「震災」「火災」「救命」などのコースを選択すると、キャンパス内で被災した場合の具体的行動・判断基準・防災に関する一般知識などをクイズ形式・ミッションラリー形式で学ぶことができる。同社が開発中の避難所開設支援ソフト「NHOPS」を転用したもの。
※添付の写真は昨年度の様子
(関連記事)
・駒澤大学が「駒大防災庫バックヤードツアー&防災体験」を実施 -- 学生・教職員の防災意識の涵養を目指す(2023.11.15)
https://www.u-presscenter.jp/article/post-52008.html
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