2月22日は「猫の日」大切なペットと一緒に快適に暮らす住まいのヒントとは?
2月22日は「にゃん・にゃん・にゃん」の語呂合わせで「猫の日」です。日々の暮らしの中で、ご自身のペットと遊んだり、SNSで可愛いペット動画などを見て癒されたりする方も多いのではないでしょうか。積水ハウスでは、暮らしにおける「幸せ」のさらなる追求のために「住めば住むほど幸せ住まい」として様々な調査を実施しています。今回は、ペットと一緒にもっと幸せに過ごすために、お互いに心地よく暮らせる住まいを、調査結果から解いていきます。
~調査サマリー~ ✔ペットと楽しむことに「写真を撮る」が6割以上、暮らしの中で一番映える瞬間は「ベッドで寝ている時」 ✔家の中で犬の半数以上は「リビング」「キッチン」「ダイニング」以外の出入りが限られる一方、 猫の自由度は高い ✔猫を飼っている人のお困りごととして上位の「部屋が傷つく」 実は何も対策をしていないが約4割 |
調査結果をはじめ、ペットと住まい手の両方の視点から共にうれしい住まいづくりの「幸せTips」もご紹介します。
ペットと楽しむことに「写真を撮る」が6割以上、暮らしの中で一番映える瞬間は「ベッドで寝ている時」
「あなたにとってペットはどのような存在か」を聞いたところ、ペットは「人間と同じくらい大切な家族」と考える人が79.2%でした。また、ペットと一緒に寝ている人の割合が約半数もいることから、ペットを飼っている人にとって、ペットの位置づけがとても重要なことが分かります。住居形態別でみてみると、戸建住宅でペットを飼っている人より、集合住宅で飼っている人の方が犬は12.5ポイント、猫は9.3ポイント同じベッドで寝ている割合が高い結果となりました。
家の中で犬の半数以上は「リビング」「ダイニング」「キッチン」以外の出入りに制限がある一方、猫の自由度は高い
家の中でペットが自由に生き来できるエリアについて聞いてみると、「リビング」は犬猫ともに約9割弱(犬:88.8%/:猫:89.2%)が自由に行き来できるエリアとしているようで、リビングはペットを含めた家族全員が一緒に過ごす重要な居場所であることが分かります。他のエリアを見てみると、「キッチン」(犬:59.6%/猫:80.8%)「主寝室」(犬:47.2%/猫:70.8%)「階段」(犬:18.8%/猫:52.8%)は犬と猫で差が大きく20ポイント以上異なります。犬を飼っている人は「リビング」「ダイニング」「キッチン」以外のエリアへの出入りについて半数以上が制限しており、猫の方が家の中を自由に動いている傾向にあるようです。行動できるエリアは様々ですが、ペットが安心して暮らせるように、家の中での安全面も意識することが大切ですね。
猫のお困りごととして上位の「部屋が傷つく」 実は何も対策をしていないが約4割
ペットと暮らす上で重要視することを聞いてみると、「ペットの健康」86.6%、「ペットの安全」76.8%、「ペットの居場所」63.4%が上位を占める結果となりました。また、猫を飼っている人で住居形態別に重要視ポイントを比較してみると、全般的に戸建住宅よりも集合住宅の方が重要視している点が多く、特に「騒音対策」では、戸建住宅が7.3%、集合住宅が27.1%と19.8ポイント差とかなり差がでています。その他、「お留守番中のストレス軽減」12.4ポイント、「室内温度管理」10.3ポイントの差が出る結果となりました。
続いて、ペットとの暮らしの中でのお困りごとを聞いたところ、犬は「滑りやすい床」が33.2%と最も多い結果となりました。その中で中型犬だけを見てみると、「掃除が大変」「ペットを洗うのが大変」と答えた方が多く、ペットの大きさの違いによってもお困りごとが違うようです。また、猫は「掃除が大変」が最も高く34.4%、次いで猫特有の習慣である爪とぎの影響からか、「床や壁に汚れや傷が付く」(30.0%)、「家具などに傷や汚れが付きやすくなる」(28.0%)が上位でした。
猫のお困りごととして上位に挙がっていた「部屋が傷つく」ですが、そのために何か工夫をしているかを聞いたところ、実は約4割が何もしていないということが分かりました。一方、工夫している内容としては「なるべくこまめに爪をきる」が38.4%で最も高く、次いで「床にカーペットやマットを敷く」が30.8%という結果となりました。
次に、中型犬のお困りごとで目立った「ペットを洗うのが大変」ですが、ペットを洗う場所について聞いてみたところ、猫は22.4%が洗わないと回答しました。洗う場所としては、犬猫問わず「家のお風呂場」が約7割と最も高いです。ペットを飼っている人にとって「家のお風呂場」はシャンプー台の役割を担っていることが分かりますが、浴室で洗う場合は、中腰での作業を負担に感じたり、外からの汚れを浴室まで持ち運んだりと大変ですよね。
調査では、生活に楽しみや安らぎをもたらすペットですが、一緒に暮らしていく上で、ペットごと、居住形態ごとでそれぞれ飼い主にはお悩み事があることが分かりました。健康や安全に配慮することはもちろん、室内でもお互いが伸び伸びと暮らせるように、ペットの習性や過ごし方も考慮した環境づくりが重要ですね。積水ハウスでは動物と人間の両方の視点から快適に暮らせる空間づくりや、ペットとの暮らしに関する様々な提案を行っています。ここでは、今のお住まいに取り入れたり、住まいづくりの際に参考にしたい人とペットが共にうれしい4つの「幸せTips」をご紹介します。
ペットと住まい手が共にうれしい4つの「幸せTips」
②犬のイドコロ:リビングの近くに、犬が食事をしたり、落ち着いてくつろげる場所としてドッグスペースを設けると、いつでも人の目が届き、犬も安心できます。犬は暑さに弱いので、直射日光の当たらない風通しのよい場所がおすすめです。戸建住宅なら、庭に立水栓を設けて、お散歩から帰って室内に入る前に、足をさっと洗うことができると便利。お湯が出るようにすると、寒い冬場も困りません。
楽な姿勢で顔を見ながら洗ってあげられる多目的シンクがあれば、ペットの身づくろいがグッと快適に。普段は、外で使う道具や運動靴などを洗うスロップシンクとしても使えます。また、ペットフードやトイレシーツ、服やキャリーなど、様々なグッズの収納を想定しておくことも大切です。
住生活研究をはじめとする住まいの専門家 河﨑由美子メッセージ
今回調査からもわかるように、ペットと一緒に住む人の大半は「愛でる」ことを楽しんでいると回答しましたが、楽しんでいるのは飼い主だけではなく、SNSに掲載されたペットの動画を見て、その愛らしさに癒されている人も多いのではないでしょうか。もはやペットは “大切な家族そのもの”ですよね。
そんな大切な彼らと一緒にもっと幸せに過ごすためには、積水ハウスでは、ペットとともにお互いに心地よく過ごせる住まいを、2000年から研究してきました。
住まいは犬や猫にとっても大切なわが家。一生過ごす場所だからこそ、飼い主はそれぞれの特性を理解して、彼らにとってよりよい環境にしてあげたいものですね。
ペットとの暮らしは多くの歓びをもたらしてくれます。そんな彼らから受け取る幸せを彼らにもいつも感じてもらえるように、ペットと一緒に暮らす工夫を考えていきたいですね。
河﨑由美子
フェロー R&D本部
1987年入社。高校入学までの12年間を海外で過ごした経験や子育て経験などを生かし、総合住宅研究所でキッズデザイン、ペット共生、収納、食空間など、日々の生活に密着した分野の研究開発全般に携わる。
執行役員、住生活研究所長を経て2023年4月より現職。一級建築士。
<「ペットとの暮らしに関する調査(2024年)」調査概要>
調査期間:2024年11月27日(水)~12月2日(月)
集計対象人数:500人
集計対象:犬・猫のどちらかを飼っている人(多頭飼育の場合は最年長動物について)
<記事などでのご利用にあたって>
・引用元が「積水ハウス株式会社」による調査である旨と、引用元調査「ペットとの暮らしに関する調査(2024年)」の記載をお願いします。
・積水ハウス ウェブサイトの該当記事への下記リンクの追加をお願いします。
https://www.sekisuihouse.co.jp/company/research/20250221/
<積水ハウスの住生活研究について>
積水ハウスは2018年から人・暮らしの視点で、ライフステージ・ライフスタイル、そしてこれからの住まいのあり方の調査・研究を行っています。今後迎える「人生100年時代」には、暮らしにおける「幸せ」のさらなる追求が重要と考え、時間軸を意識した「住めば住むほど幸せ住まい」研究に取り組んでいます。研究を通して、幸せという無形価値、つまり「つながり」「健康」「生きがい」「私らしさ」「楽しさ」「役立ち」といった幸福感を高め、家族やライフスタイルの多様な変化に対応する幸せのかたちをお客さまへご提案することを目指しています。