ミラノデザインウィーク2025で新たな試み、Elle Decor Italiaとコラボレーションし、捺染インクジェットプリンター「FOREARTH」とアートの融合
今回、FOREARTHの環境性と精密な印刷技術をElle Decor Italiaに共感をいただき、コラボレーションが実現しました。
2001年にStudio Urquiolaを立ち上げ、イタリアの家具メーカーCassinaでアート・ディレクターも務めるPatricia Urquiola氏(パトリシア・ウルキオラ)がデザインしたグラフィックを当社の「FOREARTH」でプリントし、荘厳な空間の演出をサポートいたしました。本コラボレーション作品は、4月7日(月)から13日(日)まで開催されるデザインウィーク期間中に、イタリアの歴史的な建築物で壮麗なインテリアや美しい外観で有名な「Palazzo Bovara(パラッツォ ボヴァラ)」で開催されている展示会「ELLE DECOR ALCHEMICA(エルデコ アルケミカ)」で発表されています。
“Alchemic Corridor”に3つ、”Herbarium Restaurant“に1つの作品が展示されています。また、スタッフが着用するスカーフにもFOREARTHのプリント技術が使用されています。
当社の捺染インクジェットプリンター「FOREARTH」は、インクに水系顔料を用い、独自の技術を組み合わせることで、一般的に大量の水を使用するアナログ染料捺染印刷と比較して水の使用量を99.98%削減でき、CO2の排出量も大幅に削減する、環境に配慮したプリンターです。加えて、生地を選ばず、一つのシステムでシルク、コットン、ポリエステル、アセテート、ナイロンなど多種多様な種類の生地に印刷が可能で、従来の顔料捺染では難しかった生地の柔らかな風合い、堅牢性、鮮やかな発色は、品質に厳しいPatricia Urquiola氏の期待に応える品質を実現しました。
※イタリア・ミラノで行われる世界最大のデザインエキシビションで、家具メーカーやファッションブランドが独自性をアピールする様々なイベントが開催される
■Patricia Urquiola氏からのコメント
FOREARTHを使ったプリントにより、従来の染色方法に依存することなく、繊細なイメージを精密にプリントすることができました。これは日々、季節そして人生のフェーズを通して変化する生きた有機体としての “家” を分析する展示「Alchemica」の成功において、極めて重要なことだと感じました。
■Patricia Urquiola氏について
※ある特定の室内や屋外などにオブジェや装置を置いて、場所や空間全体を作品として観客に体験させる表現手法のこと
■Elle Decor Italiaとは
Elle Decor Italiaは、デザインやトレンド、家具とライフスタイル、建築とアートに関する国際的な雑誌で、Hearst Italiaによって発行されています。新しい生活様式の普及に努め、イタリア国内外でのデザイン文化の情報提供と促進を行っており、全世界で25のエディションを有し(1,000万人の読者と350万部の販売実績)、インテリアデザイン雑誌の中で最大の国際ネットワークを構成しています。Elle Decor Italiaは、今年で創刊35周年を迎え、常に新しい生活様式を取り上げ、嗜好やライフスタイルの進化に注目してきました。
■捺染インクジェットプリンター 「FOREARTH」についてはこちら
https://www.kyoceradocumentsolutions.com/ja/our-business/industrial/textile-printing/index.html?utm_campaign=or&utm_medium=other-medium&utm_source=other-source&utm_term=kc-press&utm_content=forearth
当社は、サステナブルな捺染インクジェットプリンターFOREARTHを通じて、世界を取り巻くさまざまな社会課題を技術の力で解決し、より良い未来をつくるために、デジタル捺染の世界において貢献できるよう創造を続けています。
アパレル業界では捺染時の水質汚染などが長年の課題となっており、FOREARTHは環境に優しい材料を使用し、水をほぼ使用しない印刷技術を採用することで、従来の捺染方法に比べて水の使用量を大幅に削減します。また、廃棄物の削減やエネルギー効率の向上を実現することで、持続可能な生産プロセスを確立しています。このような取り組みは、ファッション業界における環境負荷の低減に寄与しています。
※ ニュースリリースに掲載されている情報は発表日現在のものです。