レーシングカート事業からの撤退について
1. 事業の歩み・撤退の理由
当社は1973年、汎用エンジンを搭載したレーシングカート「レッドアローRC100」を販売したことを機に同事業をスタートしました。1976年には初のカート専用エンジンでロングセラーとなった「KT100S」を発売しました。また同時期に、国際カートコースを有するモータースポーツ体験施設「スポーツランドSUGO」をオープン。関連イベント開催、レース人材の育成など、さまざまな方面から約50年にわたりレーシングカートの普及、発展に取り組んできました。
2009年には当社からYMPCへとカート事業を移管しました。さらに2023年4月には、YMPCから菅生へ事業の一部を移管。現在はYMPCがレーシングカート用エンジンの開発・製造、菅生がエンジン・部品等の販売、レース普及、渉外、広報宣伝などを担っています。
当社は、中期経営計画においてポートフォリオ経営を進めており、この一環としてこのたびの事業撤退を決定しました。今後は、既存事業や新たな成長事業へと経営資源を集中させます。
2. 今後の対応
YMPCが行っていたカートエンジン製造は2026年中に終了し、菅生で行っているエンジン販売およびレース/普及活動は、2027年12月末をもって終了を見込んでいます。なお、現在取り扱い中の部品については一定期間の供給を予定しています。
3. 業績への影響
連結業績への影響は軽微です。