金沢工業大学感動デザイン工学研究所(所長 神宮英夫 心理情報学科教授)では、サッポロビール(株)とポッカサッポロフード&ビバレッジ(株)と共同で、『Ribbonシトロン』のリニューアルに際し「記憶に残る透明サイダー」をテーマに味覚研究を行った。
今回、『Ribbonシトロン』のリニューアルに際し、100年以上の歴史ゆえに持たれる「甘いイメージ」を払拭し、お客様が「また飲みたい」と思っていただけるような記憶に残る味わいを目指すこととなり、同研究所を中心に味覚研究を行った。
金沢工業大学感動デザイン工学研究所は、「もう一度使ってみたい」「もう一度飲んでみたい」といった、人に感動をもたらす優れた製品開発に企業と共同で取り組んでいる。人が感動したとき、どのような生体反応を示すのか、光トポグラフィーやサーモグラフィ、心電図や筋電計などを用いて数値を測定し、感動の評価システムを確立することで、「消費者の心を揺さぶる製品開発」を目指している。
研究の中で行われたさまざまな実験から、「酸味」が記憶に残りやすい味覚の鍵となる可能性が示された。
この成果をもとに、『Ribbonシトロン』は、酸味の調整と、新しく“初摘みのレモンの香り”を加えて爽快感をアップさせる改良を行い、甘さの感じ方を抑えた味わいに見直された。同研究所の味覚研究が反映された商品は、ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社より、2015年4月27日(月)から全国で新発売される。
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