ニコン初のスピンオフ、建築現場向けセンシングサービスを提供する株式会社クロスセクターが営業開始
ニコンは、以前より外部連携やCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)活動などのオープンイノベーションを推進し、新しい価値の創出に努めてきました。今回、ニコン初のスピンオフ企業として営業を開始したクロスセクターはその活動から誕生したものです。クロスセクターは、ニコンが長年培ってきた高度な精密計測技術を新たな産業分野で活用し、建築業界におけるDX、省人化、作業効率化を実現。生産性向上や測定データの正確性・信頼性向上に貢献します。
ニコンは今後もイノベーションを軸に、産業界の発展と社会的価値の提供を目指します。
建築現場向けセンシングサービス 「Frame Finder」
「Frame Finder」は、クロスセクターが提供する新しいソリューションです。建築現場の鉄骨組立工程において、従来2名以上の熟練技能者が必要だった鉄骨位置測定作業をセンサーによる自動測定とクラウド記録で大幅に効率化。従来方法では鉄骨1本あたり15分かかる測定をわずか15秒※で完了でき、さらに手作業による計測データの転記ミスやデータ改ざんを防止します。1mm以内の高精度測定により、工期短縮・省人化・品質管理の信頼性向上を実現し、2025年2月には一般財団法人日本建築総合試験所による建築技術性能認証を取得しています。
※クロスセクターの測定条件による
事業内容 | 各種建設工事、メンテナンスに対するセンサー測定ソリューションの提供 |
設立 | 2025年3月19日 |
所在地 | 東京都町田市森野1-36-2リージャス町田駅前ビジネスセンター |
代表者 | 宮脇 崇 |
資本金 | 700万円 |