アルプスアルパイン、DSP Conceptsとの連携をさらに強化

　アルプスアルパイン株式会社（本社：東京都大田区、代表取締役社長 CEO：泉 英男、以下「アルプスアルパイン」）は、米国カリフォルニア州サンタクララに本社を置くDSP Concepts社（CEO：チン・ベックマン、以下「DSP Concepts」）と、2023年7月31日より、優れたサウンド技術を迅速に市場へ提供することを目的とした協業を進めてまいりました。
　このたび、さらなる付加価値の創出を目指し、DSP Conceptsが提供する開発ツール「Audio Weaver」を活用し、アルプスアルパインが独自にアプリケーションをパッケージ化。ソフトウェアライセンスとして外部への販売を開始いたします。本ビジネスモデルの導入により、オーディオブランドや車載インフォテインメント（IVI）システムのサプライヤーに向けたライセンス提供を拡大していきます。また、この新たなスキームにおける最初のパートナーとして、中国市場における当社の戦略的パートナーでもあり、音響アルゴリズムとチューニング技術において世界をリードする、中国・青島市に本社を構えるGoer Dynamics社（CEO：Tony Jiang、以下「Goer Dynamics」）に、ソフトウェアライセンスを提供いたします。
 

概要
アルプスアルパインは、音によって「楽しさ」や「安心・安全」を届ける車載音響のスペシャリストとして、国内外の自動車メーカーへ多様な製品を供給してきました。次世代モビリティでは、車載サウンドにも高度で複雑な技術開発が求められるようになっています。「Audio Weaver」は、こうした開発現場において広く活用されているツールであり、品質の高いソフトウェア資産を柔軟に組み込むことが可能です。アルプスアルパインはこのツールを基盤とし、独自のアプリケーションを開発・組み込み、IVIオーディオの統合制御をIP化したソフトウェアパッケージとして提供。これにより、車載オーディオ領域におけるビジネスのさらなる拡大を図ります。

今後について
　アルプスアルパインは、これまでに培ってきた音響・振動の信号処理技術やチューニングノウハウを基盤に、パートナー企業との協業によって新たなビジネススキームを構築。今後は、世界中の自動車メーカーおよびTier1サプライヤーに対し、ソフトウェアライセンスを積極的に展開してまいります。より競争力のあるオーディオソリューションの提供を通じて、上質な音響体験の実現を目指し、次世代モビリティにおける新たな価値創出に貢献してまいります。

【DSP Concepts について】https://w.dspconcepts.com/
DSP Concepts は、最先端の組込みオーディオ処理ソリューションで知られるパイオニア企業 です。高いロバスト性と柔軟性を両立させたオーディオソフトウエアの提供を主眼としており、自動車、家電、IoT デバイスなど、幅広い業界におけるオーディオシステムの設計、最適化、および展開方法に革新を起こしました。DSP Concepts の技術は、毎年何百万もの有名な製品の進化を支えています。

【Goer Dynamicsについて】https://www.goerdynamics.com/
Goer Dynamicsは、音響システムおよび高品質なオーディオ・ビジュアル・エンターテインメントソリューションを提供する、世界をリードする企業です。同社は、Dynaudio、Libratone、XEOなどのブランドを傘下に持ち、家庭用オーディオ、プロフェッショナルモニタリング、車載キャビン体験、コンシューマーエレクトロニクスなどの分野に注力しています。研究開発、設計、生産からコンテンツに至るまで、全工程をカバーする一貫した発展モデルを構築しています。精密な製造技術と最先端のテクノロジーを通じて高品質な製品を幅広く開発し、美しい音を届けることを目指しています。