経済産業省の「再生・細胞医療・遺伝子治療製造設備投資支援事業費補助金」に採択
細胞受託生産の生産能力などを強化
株式会社ニコンの子会社、株式会社ニコン・セル・イノベーションは、経済産業省が行う、令和6年度補正「再生・細胞医療・遺伝子治療製造設備投資支援事業費補助金」(以下、本補助金)に採択されたことをお知らせします。本補助金は、再生・細胞医療・遺伝子治療製品を受託製造するCDMO※の設備投資を支援し、製造拠点を整備するとともに、再生・細胞医療・遺伝子治療製品の次世代製造に必要な自動化装置や品質管理システムの導入を促進するものです。
※CDMO(Contract Development and Manufacturing Organization):開発製造受託機関
ニコン・セル・イノベーションは2015年の会社設立以降、複数の製薬およびバイオベンチャー企業と契約し、CDMOサービスの提供を通して、実績を重ねてきました。再生医療等製品を用いた、個別化医療の高まりや難治性疾患に対する治療法の拡大を背景に、現在、国内外からCAR-T(キメラ抗原受容体遺伝子改変T)細胞やiPS細胞などを用いたCDMOサービスへの需要が拡大しています。
こうした需要に応じるため、ニコン・セル・イノベーションは、本補助金を用いて、CAR-T製品を中心とした製造体制・製造施設の拡張やプロセス開発能力の強化、細胞大量培養プラットフォームの整備、製造・品質管理のDX化を加速させることで、開発や製造基盤をより強固に構築し、日本のみならずグローバルな供給を視野に入れたCDMOサービスを安定的に提供します。