【ダイキン】サウジアラビアに空調機器の新工場を設立
中東地域におけるチラー事業拡大を加速
26日の起工式の様子
新工場は、中東地域におけるダイキンの成長戦略の柱であり、市場に近い場所で生産、販売する「市場最寄化戦略」の強化や、市場への浸透、持続的な成長を目的としています。2014年のアラブ首長国連邦(UAE)工場、2022年のサウジアラビア(リヤド)工場の設立に続く新たなマイルストーンとして、まずは大容量空冷チラーの生産から開始し、市場ニーズに応じてラインアップを順次拡大する予定です。
ダイキンアプライドヨーロッパ社COO Claudio Capozioのコメント
先進的なアプライドシステムや産業用冷却分野で市場をリードするダイキンアプライドヨーロッパ社の知見に、ダイキン独自の生産方式である「PDS」を組み合わせることで、新工場は地域のお客様に最高品質の製品とソリューションをお届けします。中東特有の厳しい気候条件に合わせた高い信頼性・耐久性・性能を備えた製品を一貫して提供できる体制を整え、市場ニーズへの対応力を高めることで、中東地域全体の成長を後押ししていきます。
ダイキンアラビア地域本社取締役社長 城戸 真二のコメント
都市開発事業NEOMや紅海開発をはじめとするサウジアラビアの大型国家プロジェクトにより、省エネ型インフラへの需要はかつてない規模で高まっています。新拠点は、同国で10年以上にわたり積み上げてきたダイキンの事業基盤とパートナーシップをさらに発展させるもので、サウジアラビア政府が掲げる国家戦略Vision 2030の柱であるサステナビリティ、人材育成、イノベーション、産業成長への貢献を強化します。また、中東全域への提供力を高め、将来の地域展開に向けた重要な基盤となります。
