昭和女子大学(東京都世田谷区/学長:坂東眞理子)現代ビジネス研究所は、株式会社早川書房(本社:東京都千代田区)と共同でハヤカワ・ミステリ文庫内に「女性のための物語」に特化した新レーベルを立ち上げた。大学が出版社と共同でレーベルを立ち上げるのは日本で初めて。また、文系大学生による産学共同プロジェクトという大変珍しい事例となる。
活字離れ・読書離れが話題となるなかで、「読書の楽しさを広めたい!」と46名の学生たちが、早川書房の編集部とプロジェクトチームを編成し、若い女性向けの新しいレーベルを立ち上げた。
レーベル名“my perfume”には、「常に身にまとう持ち歩きたくなる文庫」「中高生から大人の女性まで幅広く使われている香水のような文庫」というイメージを持たせた。編集担当者と学生とが意見を交換しながらプロジェクトを運営し、女子大生の発想や意見を生かしたレーベルを完成させた。また、女性に人気の香水メーカー[エンジェルハート]が出版キャンペーンでコラボレーションする。
同レーベルからは、女子中高生から若い女性までを主ターゲットとする海外ミステリ5作品を刊行する計画。10月22日には第1作となるエドガー賞ヤングアダルト部門受賞の女性作家アナベル・ピッチャーの『ケチャップ・シンドローム』を刊行した。
学生が担当したのはレーベル名とロゴマーク、キャッチコピー、和文タイトル、表紙デザイン、あとがきの作品紹介など多岐にわたり、販促用に手描きのPOPも作成した。
◆ハヤカワ・ミステリ文庫<my perfume>
第1弾『ケチャップ・シンドローム』
アナベル・ピッチャー著/吉澤康子訳
定価840円+税
10月28日(水)には三省堂書店有楽町店で特別販売を実施した。
▼本件に関する問い合わせ先
昭和女子大学 広報部
TEL: 03-3411-6597
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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