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近畿大学(大阪府東大阪市)は、一次エネルギー消費量ゼロの家を提案する大学対抗建築コンペ「エネマネハウス2017」に挑戦しています。一次審査を通過した5チームのうちの一つとして、大阪駅前・うめきたサザンパーク(うめきた2期B区域)にモデルハウスを建築し、平成29年(2017年)12月2日(土)から一般公開します。
【本件のポイント】
● 少子高齢社会、人口減少社会、環境制約等の課題に対応する、新しい住まいを提案
● うめきた2期区域に建設したモデルハウスで、一般の方がZEHモデルハウス※を体感
● 学生たちは産学連携でモデルハウスを建設し、他大学の学生と競いながら建築を学ぶ
※省エネに加えて太陽光発電などの創エネにより、住宅の年間エネルギー消費量を正味ゼロにする住宅
【本件の概要】
「エネマネハウス」とは、ゼロエネルギー住宅(エネマネハウス)の普及を目的に平成25年(2013年)から開始された大学対抗建築コンペです。第3回目の今回は初の大阪開催となり、本学の建築学部を中心とするプロジェクト「エネマネR(アール)ハウス ―窓辺のカート リッジとルームガーデンで生まれ変わるすまいとコミュニティ」が多数の応募の中から採択され、建築学部の学生らが参画してモデルハウスを建築しました。
この後、12月2日(土)から12月17日(日)まで一般公開を行い、12月16日(土)には、5つのモデルハウスの中から最優秀賞が決定します。
【一般公開概要】
日 時:平成29年(2017年)12月2日(土)~17日(日)10:00~16:30
※12/2・16は13:30~16:30、12/17は10:00~14:00
会 場:大阪府大阪市うめきたサザンパーク(うめきた2期B区域)
(大阪市北区大深町1-25、JR「大阪駅」、阪急「梅田駅」から徒歩約3分)
対 象:一般の方(入場無料、申込不要)
お問合せ:エネマネハウス2017事務局 E-mail:info@enemanehouse.jp
【「エネマネRハウス」の特徴】
近畿大学が提案する「エネマネR(アール)ハウス ―窓辺のカートリッジとルームガーデンで生まれ変わるすまいとコミュニティ」は、建築学部教授の松岡聡をプロジェクトリーダーとし、既存住宅のリノベーション(Renovation)によって、思い出の空間を継承しながら高性能で創造的な暮らしを比較的廉価に提供します。少子高齢化社会において子供が独立した後のリタイア世代の住み替え問題、空き家問題の解決策として、居住者が少なくなり持て余した大きな住宅をリノベーションによって居住スペースとそれ以外の区画に分け、居住スペースのみを超高断熱化することで一次エネルギー消費量ゼロを実現します。
■居住スペースをカートリッジで超高断熱化し、空きスペースをルームガーデン等に活用
■家庭用燃料電池「エネファーム」が生み出す電気、熱、二酸化炭素によるトリジェネレーションシステムを用い、屋内のルームガーデンでサツマイモを栽培
■リノベーションであるため、新築工事と比べて二酸化炭素の発生量を抑制
■増築するカートリッジが隣家や道路に近くなることで、新たなコミュニティを形成
【「エネマネハウス2017」について】
「エネマネハウス」とは、大学と民間企業等との協働により、先進的な技術や新たな住まいを提案するZEHのモデルハウスを実際に建築し、住宅の環境・エネルギー性能の測定・実証や、展示を通じた普及啓発を行うプロジェクトです。エネマネハウス2017実行委員会が主催しています。
第3回目となる今回は、「''LIFE DESIGN INNOVATION''~住まい・コミュニティに多様な新しい価値を創造する~」をテーマに、大阪で開催されます。実際に建築するプロジェクトを決定するためのコンペが行われ、近畿大学、京都大学、首都大学東京、武庫川女子大学大学院、早稲田大学・芝浦工業大学の5案が採択されました。
うめきたサザンパーク(うめきた2期B区域)にモデルハウスを建築し、エネルギー消費量や発電量、室温や湿度、昼光率などを実証・測定します。また、展示期間中は、建築されたモデルハウスの内部を一般の方に公開します。
▼本件に関する問い合わせ先
総務部広報室
住所:〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3-4-1
TEL:06‐4307‐3007
FAX:06‐6727‐5288
メール:koho@kindai.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/