新日鉄住金 ブラジル・ミナスジェライス州との交流事業について ~ミナスジェライス連邦大学工学部 大学院生の研修受け入れ~
ウジミナス社の設立・建設の原則を決めた「日伯合弁製鉄会社設立に関する協定(いわゆる堀越・ラナリ協定)」が1957年6月に締結され、60周年を迎えたことを契機として、交流を更に活性化させていく観点で昨年より実施しているミナスジェライス連邦大学工学部の大学院生を対象とした研修を、本年度も実施いたしました。
ミナスジェライス連邦大学工学部は、ウジミナス社の社員向け大学院教育プログラムを有するなど現地の高度技術教育に貢献しており、新日鉄住金は本年7月1日~10日に、同大学大学院の金属工学専攻の学生ら6名(教授1名、大学院生5名、うちウジミナス社社員2名)を日本に招き、新日鉄住金の製鉄所・研究所、自動車メーカーの見学および若手技術者や研究者との対話を通じて日本の最新の工業技術について理解を深めていただきました。
新日鉄住金は、引き続き、ブラジル・ミナスジェライス州との技術・文化交流に尽力して参ります。
(名古屋製鉄所を見学されている様子)
【参考】参加者の感想等
大学院生(ハファエルさん、ウジミナス社社員):
新日鉄住金の製鉄所ではスケールの大きさに驚くとともに、製品の多様さと先進技術を駆使して高
品質を保証していることに強い印象を受けた。輸送・出荷の効率が高く、工場内の整理・整頓も行き届いていた。地域社会との協力関係の紹介やエンジニアとの交流も有意義だった。
大学院生(ファビアーノさん):
研究所入口に「極限を究める」という意味のモニュメントがあり、見学ではその通りに研究開発を
重視する新日鉄住金の方針を実感した。あらゆる分野に投資が行き届き、各製鉄所にある研究所との連携、お客様とのシナジーの追求など学ぶ点が多かった。
大学院生(ホドリゴさん、ウジミナス社社員):
オリンピックスタジアムや渋谷再開発など、建築に鋼材が多く使用されている点はブラジルとの大
きな違い。自動車メーカーでは、自分には判別できないほど微小な不具合サンプルの展示があり、お客様第一での品質への取り組みを目の当たりにした。
大学院生(ジェシカさん、ジゼレさん):
各地を訪問し、高度なテクノロジーが生活に深く浸透していることに気付いた。社会インフラから
(お問合せ先)総務部広報センター TEL03-6867-2146
以 上