北里大学の自校教育「北里の世界」 -- 建学の精神、創立者の理念を学生に伝える教育プログラム

北里大学

北里大学では、初年次教育に全学共通教育科目を設置し、自校教育科目「北里の世界」を開講しています。学祖 北里柴三郎の業績について学ぶと共に、本学の理念を理解し、これから何をめざして進むべきか、目的意識を持って主体的に取り組む授業を行っています。  北里大学では、初年次教育に全学共通教育科目として1群科目「総合領域科目」という科目群を設置し、自校教育科目「北里の世界」を2007(平成19)年度から開講しています。  この講義では、細菌学・免疫学の基礎を築き、予防医学の面で多くの人命を救った学祖・北里柴三郎の事業を学び、その理念が結実した本学の現況を理解するとともに、生命科学系総合大学に学ぶ本学学生に求められる『生命科学・医学の進展と制御』、また、その『両者の調和』を図ることを学びます。本学学長、副学長をはじめ、北里柴三郎の親族、本学の名誉教授、北里柴三郎記念室事務長など多彩な講師による多面的な視点によりオムニバス形式の講義を展開し、北里大学全体を俯瞰します。  到達目標に「北里大学で学ぶことの意義や学び方を理解し、これから何をめざして進むべきか、自己探求のきっかけをつかむこと」を掲げ、目的意識を持って主体的に学習に取り組むことを促します。 ≪ 講義「北里の世界」概要 ≫ ●教育内容  科学者としての北里柴三郎とその弟子たち、柴三郎が生きた時代背景を知り、北里研究所および北里大学の歩みをたどるとともに、生命科学・医学の最先端を知り、科学的なものの見方、考え方、学ぶことの面白さを理解する。 (キーワード)生命科学/北里柴三郎/細菌学/免疫学/感染制御/チーム医療/農医連携/創薬/臨床研究/福沢諭吉 ●授業内容 1.北里大学で学ぶために 〔伊藤智夫(北里大学学長)、岡野安洋(北里大学副学長)〕 2.北里柴三郎の人生と行動、ポリシーの紹介 〔森孝之(北里柴三郎記念室事務長)〕 3.祖父 北里柴三郎 ~北里柴三郎とその時代~ 〔北里一郎(学校法人北里研究所顧問)〕 4.北里柴三郎が生きた社会と文化 〔石多正男(北里大学名誉教授)〕 5.細菌学者としての北里柴三郎 ~破傷風菌の純粋培養と細菌毒素~ 〔檀原宏文(北里大学名誉教授)〕 6.細菌学者としての北里柴三郎 ~血清療法とノーベル賞~ 〔檀原宏文(北里大学名誉教授)〕 7.細菌学者としての北里柴三郎 ~ペスト菌の発見と「学者の一分」~ 〔檀原宏文(北里大学名誉教授)〕 8.細菌学者としての北里柴三郎 ~ヒトの知性と微生物~ 〔檀原宏文(北里大学名誉教授)〕 9.北里柴三郎の弟子たち 〔森孝之(北里柴三郎記念室事務長)〕 10.北里柴三郎の生きた時代 〔手塚甫(北里大学元教授)〕 ●到達目標 1.北里大学で学ぶことの意義や学び方を理解し、これから何をめざして進むべきか、自己探求のきっかけをつかむことができる。 2.この授業で学修したことにより、自分は北里大学の学生として、どのように過ごすか。また、就職活動や留学の際などに「北里大学って、どんな大学ですか?何を学びましたか?」という質問に、どう回答するかを考える。 ≪ 北里大学の理念 ≫  いのちを尊(たっと)び、生命の真理を探究し、実学の精神をもって社会に貢献する。 ≪ 建学の精神 ≫ ●開拓  「事を処してパイオニアたれ」  科学の世界ではパイオニアとなり独創性に富んだアイディアを持つ。 ●報恩  「人に交わって恩を思え」  自分を育ててくれた人と社会に感謝し社会に貢献することで、恩に報いる。 ●叡智と実践  「そして叡智をもって実学の人として」  学んで得た知識と技術を実践の場に活かし社会に還元する。 ●不撓不屈  「不撓不屈の精神を貫け」  そのためには、いかなる困難にも屈することなく、果敢にチャレンジする。 ▼本件に関する問い合わせ先 学校法人北里研究所 総務部広報課 住所:〒108-8641 東京都港区白金5-9-1 TEL:03-5791-6422 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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