成城大学 文芸学部 シンポジウム「ローマの誘惑 西洋美術史におけるローマの役割 The Lure of Rome -- The Role of Rome in the History of European Art」
http://www.seijo.ac.jp/events/sym191214.html
・お申し込み多数の場合は、抽選となることがあります。
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【お問合せ】
成城大学文芸学部
TEL: 03-3482-9412
【参加費】 無料
【発表者】
◆大高 保二郎(おおたか やすじろう) 早稲田大学名誉教授
専門はスペイン美術史。早稲田大学大学院博士課程およびマドリード・コルプルテンセ大学大学院博士課程(共に満期退学)。修士(文学)。跡見学園女子大学、上智大学各教授を歴任。『スペイン 美の貌』(ありな書房、2016年)、『ゴヤ:戦争と平和』(新潮社、2016年)、『ベラスケス―宮廷のなかの革命者』(岩波新書、2018年)、『スペイン美術史入門』(共著、NHKブックス、2018年)、『パチェーコ『絵画芸術』』(スぺラテ研究会)。『ゴヤの手紙―画家の告白とドラマ』(共編・訳書、岩波書店)など。会田由翻訳賞(2011年)、地中海学会賞(2019年)受賞。
◆幸福 輝(こうふく あきら) 本学大学院非常勤講師
専門はオランダ・フランドル美術史。東京大学大学院文学研究科博士課程中退。修士(文学)。国立西洋美術館学芸課長、同シニア・キュレイターなどを歴任。主な著書に『ピーテル・ブリューゲル―ロマニズムとの共生』(ありな書房、1995年)、『17世紀オランダ美術と〈アジア〉』(共編著)(中央公論美術出版、2018年)など。企画した主な展覧会に「ブリューゲルとネーデルラント風景画」(1990年)、「クロード・ロランと理想風景」(1998年)、「レンブラント― 光の探求/闇の誘惑」(2011年)など(いずれも国立西洋美術館)。
◆佐藤 直樹(さとう なおき) 東京藝術大学美術学部准教授
専門はドイツ・北欧美術史。東京藝術大学美術研究科博士課程中退、修士(芸術学)。国立西洋美術館主任研究員を経て2010年より現職。主要な著書に『西洋近代の都市と芸術1 ローマ―外国人芸術家たちの都』(編集・共著、竹林舎、2013年)など。企画した主な展覧会に「ヴィルヘルム・ハンマースホイ―静かなる詩情」(国立西洋美術館、2008年)、「アルブレヒト・デューラー版画・素描展」(国立西洋美術館、2010年)、「ヘレン・シャルフベック―魂のまなざし」(東京藝術大学美術館、2015年)など。
◆石鍋 真澄(いしなべ ますみ) 本学文芸学部教授
専門はイタリア美術史。東北大学大学院修士課程修了。博士(文学)。主要著書は『ベルニーニ―バロック美術の巨星』(吉川弘文館、1985年)、『聖母の都市シエナ―中世イタリアの都市国家と美術』(吉川弘文館、1988年)、『ありがとうジョット イタリア美術への旅』(吉川弘文館 1994年)、『ピエロ・デッラ・フランチェスカ』(平凡社、2005年)、『フィレンツェの世紀―ルネサンス美術とパトロンの物語』(平凡社、2013年)『カラヴァッジョ伝記集』(平凡社、2016年)など。マルコ・ポーロ賞(1989年)受賞。
◆喜多崎 親(きたざき ちかし) 本学文芸学部教授
専門は19世紀フランス美術史。早稲田大学大学院博士課程中退。博士(文学)。国立西洋美術館主任研究官、一橋大学大学院教授などを経て現職。主要な著書に『聖性の転位 一九世紀フランスに於ける宗教画の変貌』(三元社、2011年)、『西洋近代の都市と芸術2 パリI― 19世紀の首都』(編集・共著、竹林舎、2014年)、『前ラファエッロ主義―過去による19世紀絵画の革新』(編集・共著、三元社、2018年)、など。企画した主な展覧会に「ギュスターヴ・モロー」展(国立西洋美術館他、1995年)など。
▼本件に関する問い合わせ先
成城学園企画広報部 企画広報課
住所:東京都世田谷区成城6-1-20
TEL:03-3482-1092
メール:kikaku@seijo.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/
成城大学(東京都世田谷区 学長:戸部 順一)は、成城大学文芸学部において、「ローマの誘惑 西洋美術史におけるローマの役割 The Lure of Rome ― The Role of Rome in the History of European Art」を開催致します。
古代には帝国の首都として、中世以降は教皇の都として、ローマはヨーロッパ文化の中心であり続けた。
とりわけ、ルネサンスからバロックにかけて、多くの優れた画家や彫刻家、建築家が活躍し、「永遠の都」はまさしく「美術の都」となった。
しかし、17世紀後半以降、次第にフランスをはじめとする強大な統一国家が政治的にも経済的にも、そして文化的にも台頭し、その首都の重要性が増していった。
そのため、ローマは文化的な首位の座から転落していったように見える。
だが、フランスを筆頭とする各国のアカデミーは美術家たちにローマで学ぶことを求め、その経験は美術家たちのステイタスにもなった。
このシンポジウムは、イタリア美術史の専門家とフランドル、スペイン、ドイツ、フランスなど各国美術の専門家によって、近世以降の西洋美術史におけるローマの役割とその重要性について、内と外から検討を加えようとする試みである。
■開催概要
【日 時】 2019年12月14日(土) 13:30~17:30 (受付開始:13:00~)
【場 所】 成城大学 7号館 007教室
【内 容】
「ローマの誘惑 西洋美術史におけるローマの役割 The Lure of Rome ― The Role of Rome in the History of European Art」
【発表者】
・大高 保二郎(早稲田大学名誉教授、スペイン美術史)
「ベラスケスのイタリア遊学:ローマでの教訓と実践」
・幸福 輝(本学大学院非常勤講師、オランダ・フランドル美術史)
「ふたりのヘンドリック ― ローマのオランダ版画家たち」
・佐藤 直樹(東京藝術大学准教授、ドイツ・北欧美術史)
「ヴィンケルマンのアポロ主義とラファエロ主義」
・石鍋 真澄(本学教授、イタリア美術史)
「ローマからイタリア美術、そしてヨーロッパ美術を見る」
・喜多崎 親(本学教授、19世紀フランス美術史)
「フランス近代絵画とローマ」
【申込み先】
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