新型コロナウイルスの影響で休校中の小中高生を対象に学生団体GYIsがオンラインSDGs学習支援の第2回参加者を募集開始。SDGsに関する個別面談・講義やSDGsカードゲームXを使ったワークショップ、イノベーション創出方法までを無償提供。

金沢工業大学

金沢工業大学の学生団体「SDGs Global Youth Innovators(GYIs)」は、新型コロナウイルスの影響を受けて休校となる全国の小中高生向けを対象に、SDGs(※1)に関する学習支援を無償で提供します。6月中には、学習支援の参加者が実践したSDGsアクション(SDGsの17の目標を意識した活動)と学びを共有しあうための発表会を実施する予定です。 今回のSDGs学習支援は3月に募集が行われた第1回に続く、第2回目の支援となります。募集開始から2日で定員に達した第1回の反響と、今後も続くと予想される小中高生の休校状況を受け、第2回の開催に至りました。 現在、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全国の多くの小・中・高等学校が休校となっています。これに対して、GYIsは、金沢工業大学で受けたSDGsに関する専門教育や、スタンフォード流イノベーション教育(※2)の成果などを活かし、小中高生に対するSDGs学習機会の提供、SDGsアクションの実施に関する相談窓口の設置などをオンライン上で行うこととしました。 また、金沢工業大学とGYIsは、オンライン上での発表会を6月中に実施します。発表会では、学習支援の参加者等が、休校期間中に家庭内で行えるSDGsアクションを学習成果として発表します。また、発表会の審査には、日本政府の「ジャパンSDGsアワード」を受賞した組織に協力いただく予定です。 申し込みはオンライン上のフォームを用いて募集し、申し込みの締め切りは4月26日(日)21時です。4月27日(月)よりオンラインでSDGs学習支援のプログラムを始めます。 プログラムの詳細は資料をご覧ください。 ※1 SDGs:国連加盟193国が達成をめざす持続可能な開発目標のこと。 ※2 金沢工業大学が行っている、米国SRIインターナショナル(旧スタンフォード研究所)がもつイノベーション創出の手法を学ぶワークショップ。 SDGs学習支援 第1回について 第1回目の学習支援の募集は3月初旬に行われました。参加者のうち7割が小学生で、日本だけでなく、シンガポールやミャンマーなど海外からの参加もありました。第1回参加者の皆さんは、講義やワークショップに参加し、現在は自分たちができるSDGsアクションを実践しながら、最終発表の準備をしているところです。最終発表会は5月24日(日)に開催予定です。 SDGs Global Youth Innovators(GYIs) GYIsは、「私たちは私たちの未来を救うために」を理念に、SDGs(*)普及啓発活動及びSDGsアクションに取り組む金沢工業大学の学生団体です。SDGsに関する授業・ワークショップの講師として全国の小中高を対象に活動し、2019年度には19回・約1,250人の生徒に対する教育支援を実施しました。また、経営者を含めた一般向けのワークショップを約60回開催し、約3,300人を対象にSDGs学習の支援を行いました。さらに、2019年5月にドイツ・ボンで開催された国連UNDPの公式イベント「SDGs Global Festival of Action」における公認ワークショップ開催等、日本だけでなく、世界でのSDGsアクション創出の促進に取り組んでいます。 代表的な活動として、俳優の伊勢谷友介氏が代表を務める株式会社リバースプロジェクトと連携し、SDGs教育教材としてTHE SDGs Action cardgame「X(クロス)」を開発しました。製品化に向けたクラウドファンディングでは1週間で目標金額の100万円を達成。最終的に約332万円を調達し、小学生版・アプリ版を開発しました。 また、組織・地域ごとにオリジナル版をつくることができるという「X」の特徴を生かし、SDGs未来都市石川県白山市版を開発し、市民・自治体・企業などのマルチステークホルダー間での連携促進と新たなSDGsアクションの創出に取り組む等、地域に踏み込んだ活動を展開しています。なお、3月5日時点で、「X」のワークショップ回数は65回以上、認定ファシリテータ数は100人以上、ダウンロード件数は3,000件以上、体験人数は推定20,000人以上、体験者数の出身国数は世界65ヵ国に達しています。 代表 : 島田高行さん(大学院 工学研究科 ビジネスアーキテクト専攻 博士前期課程1年) 人数 : 40人 【その他の実績】 ・金沢工業大学主催の第1・2回ジャパンSDGsサミットユースの部企画運営 ・文部科学省「平成31年度 SDGs達成の担い手育成(ESD)推進事業」ゲーミフィケーションを用いたSDGs教材とその開発手法の全国展開における5つのゲームの開発支援(ジェンダー、不平等のゲーム、災害時の対策ゲーム、フードサルベージゲーム、ESGゲーム、バックキャストを学べるゲーム) ・SDGsゲームショー for Youth & Educators の開催 ・北陸ステークホルダーミーティングの運営サポート等 ▼本件に関する問い合わせ先 金沢工業大学 広報課 住所:石川県野々市市扇が丘7-1 TEL:076-246-4784 FAX:076-248-7318 メール:koho@kanazawa-it.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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