聖心女子大学(東京都渋谷区)では、新型コロナウイルス感染症流行の影響により経済的に困難に直面している学部生・大学院生が学修に取り組める環境を維持するため、複数の経済支援策を講じることを決定した。緊急支援奨学金(給付・貸与)の新設や従来からある給付型奨学金の拡充、学費納付期限の延長などを、一年間の特例措置として実施する。
新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態宣言等を受け、聖心女子大学では全面的なオンライン授業を開始した。しかし感染症の影響は社会全体に波及し、経済面で余裕がなくなった学生や、それに伴い十分なオンライン環境を整えることが難しい学生もいる。
こうした状況を鑑み、同大では学生が学修に取り組める環境を維持するための支援のあり方を検討。このたび、以下の独自の経済支援策を実施することを決定した。
◆聖心女子大学独自の経済支援策
1.新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急支援奨学金(給付)の新設
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、学生生活費(学費と生活費の合計)に充てる家計の収入減、アルバイト等の収入減などによって、修学継続が困難な状態となった学生に対し、返済を要しない緊急支援奨学金(10万円給付、200名まで)を新設。5月14日から順次申請を受け付け、6月上旬から給付の予定。
2.新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急支援奨学金(貸与)の新設
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、学生生活費(学費と生活費の合計)に充てる家計の収入減、アルバイト等の収入減などによって、一時的に資金が不足する学生に対して、緊急支援奨学金(5万円、または10万円の貸与、50名まで)を新設。5月14日から順次申請を受け付け、6月上旬から貸与の予定。
3.経済的困難者への給付型奨学金の拡充
従来からある経済的困難者への給付型奨学金(振興基金修学支援奨学金、エリザベス・ブリット基金奨学金等)の拡充を予定。詳細は、決定次第、在学生専用サイト「Sophie」に掲載する。
4.学費延納制度
所定の手続きにより延納が認められた学生については、前期学費の納付期限を10月31日(土)まで延長。後期学費について2021年2月1日(月)まで延長。
(参考)聖心女子大学 新型コロナウイルス感染症の流行に伴う学生支援について
https://www.u-sacred-heart.ac.jp/news/20200513/4427/
(参考記事)
・聖心女子大学が新型コロナウイルス感染症の感染拡大をふまえ、2020年度前期中の全授業をオンラインで実施(2020.04.21)
https://www.u-presscenter.jp/2020/04/post-43537.html
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