昭和女子大学(東京都世田谷区:理事長・総長 坂東眞理子)近代文化研究所は、『「ドヤ街」から読む「あしたのジョー」』を出版しました。著者は山田夏樹日本語日本文学科専任講師・近代文化研究所所員研究員で、ブックレット『近代文化研究叢書』シリーズ14作目です。
□「あしたのジョー」が内包する現在性を考える
マンガ「あしたのジョー」は、連載当時の世相を重ねて解釈されてきた一方で、当時の世相を知らない現代の人々からも愛される〈今日的魅力〉を備えています。
本書では、作品の精読や、従来の作品評価、著者や関係者の回想、評論、新聞・雑誌記事、近代文学作品、研究論文を通じて作品の魅力に迫ります。
・形 態:96頁 B5判
・価 格:定価1,000円(税抜)
・著 者:山田 夏樹 昭和女子大学日本語日本文学科専任講師・近代文化研究所所員研究員
※全国各書店にてご注文・ご購入ください。
<目次>
はじめに
序章 同時代評の限界 ― 反体制の枠組みを越えて
第1章 比喩としての肥大化した身体 ― 「壁」解体の試み
第2章 変化する「ドヤ街」 ― 「過去」との対峙
第3章 〈人間〉化するジョー ― 戦後を問う姿勢
おわりに
▼ブックレット『近代文化研究叢書』について
昭和女子大学近代文化研究所所員研究員が、近代の生活文化・文芸について研究成果をまとめています。『チキンライスの日本史』(小菅桂子著)、『「猫の家」その前と後―『吾輩は猫である』を住生活史からみると』(平井聖著)など、具体的な事物に焦点をあて「日本の近代化」を考察します。
▼本件に関する問い合わせ先
昭和女子大学 広報部
TEL:03-3411-6597
メール:kouhou@swu.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/