全国の国公立大学病院初! ロボティックアーム手術による人工股関節/膝関節 全置換手術を保険適用で開始
これにより、安全で術後の疼痛も少なく、治療期間が短縮するなど、変形性股関節症や変形性膝関節症などで悩む多くの患者さんの術後のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を向上させることが可能になります。当院では今後、積極的にロボティックアームを用いた手術を行っていきます。
【ロボティックアーム手術支援システム「Makoシステム」の特徴】
1. 正確で安全な手術を支援
手術ナビゲーションの技術を応用し、術中の手術器械の位置を表示しながら正確な位置へ誘導する。また、計画外の範囲にさしかかると自動的に制御する機能を搭載し、患部周辺組織を保護する。
2. 術者が主体的に操作
Makoシステムは術者である医師が直接操作し医師の手術手技をサポートする役割を果たす。
3. 術後疼痛の軽減
ロボティックアームを用いて人工関節全置換術を行うと、人工関節の設置精度の向上が認められ、さらに人工股関節全置換術では術後の脱臼率の低減、人工膝関節全置換術では疼痛の低減および早期リハビリ開始などのメリットが期待できる。
<Makoシステム>
〇膝関節用ロボティックアーム(左)
〇カメラスタンド(中央)
〇ガイダンスモジュール(右)