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関西学院大学災害復興制度研究所は、1月9日(土)、10日(日)の2日間、2021年復興・減災フォーラム「Withコロナと災害~どう創るニューノーマル」を、西宮上ケ原キャンパスで開催します。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、夏には九州を中心に記録的な大雨災害に見舞われました。人類の発展のために自然界の境界線を越えたことで表れた未知のウイルス、地球温暖化による気象の変化、都市の一極集中により疲弊する過疎地を襲う更なる試練。新しい生活様式(ニューノーマル)という言葉が多用されていますが、新たな日常とは何か、どのようなニューノーマルを描くのかを見つめ、今後の災害支援、社会のあり方を考えます。
1995年の阪神・淡路大震災によって、私たちは多様な人々が様々なかたちで「つながる」ことの大切さを学びました。いま、そのつながりが分断されようとしているのではないでしょうか。新型コロナウイルス感染症から命を守ることは大切ですが、そのために苦しんでいる被災者を見逃すことがあってはなりません。思考停止に陥らず、この状況から生まれた新たなつながりを見つめ、今後の災害支援、社会のあり方を考えます。
◆2021年復興・減災フォーラム「Withコロナと災害~どう創るニューノーマル」
【1月9日(土)】全国被災地交流集会「円卓会議」~「Withコロナと災害ボランティア-立ちすくむ社会から見出す新たなつながり-」
13:00~17:30 関西学院会館 レセプションホール<定員:会場50名、オンライン80名>
◇第一部 「学生円卓会議-私たちの復興-」
◇第二部 「Withコロナと災害ボランティア-立ちすくむ社会から見出す新たなつながり-」
◇第三部 全体討論会
2020年7月豪雨災害によって九州では甚大な被害がでた。しかし、コロナ禍において「不要不急」が叫ばれ、一般ボランティア募集は県内に限定された。多くの専門性をもった外部支援団体や経験のあるボランティアらが被災地へ入ることを躊躇し、県内の支援団体が試行錯誤しながら活動を行っている。その中で高校生や大学生など地元の若者が奮闘をしている。阪神・淡路大震災においても多くの若者が被災地を訪れ被災者と支援に携わった。第1部ではボランティア活動をする学生の声を聴く場とする。さらに第2部では経験を培った外部の支援団体が入れない中、地元のネットワークのなかで奮闘している当事者らの声を聴く場とする。
《司 会》 斉藤 容子(関西学院大学災害復興制度研究所 主任研究員・准教授)
【1月10日(日)】シンポジウム
13:00~16:30 関西学院会館 レセプションホール<定員:会場50名、オンライン80名>
◇基調講演「Withコロナと災害-どう創るニューノーマル」
藻谷 浩介(株式会社日本総合研究所 主席研究員)
◇パネル討論「新たな社会の再生に向けて-現場からのメッセージ」
《パネリスト》(50音順)
栗田 匡相(関西学院大学経済学部准教授、災害復興制度研究所運営委員)
西澤真里子(リテラジャパン代表)
麦倉 哲(岩手大学教育学部/地域防災研究センター教授)
渡邉 格(鳥取県智頭町タルマーリー店主)
《コーディネーター》
岡田 憲夫(京都大学名誉教授、関西学院大学災害復興制度研究所顧問)
<主催>関西学院大学災害復興制度研究所 <共催>日本災害復興学会
<問い合わせ> 関西学院大学災害復興制度研究所(0798-54-6996、FAX0798-54-6997)
ホームページ
http://www.fukkou.net/research/symposium/20210109.html
URL
https://forms.gle/NC2M4W1RgpNGeb8F8
※一般の方は、事前申し込み必要(締め切り12月20日)
氏名(フリガナ)、所属、住所、電話、E-mail、参加希望(円卓会議orシンポジウムor両方)を書き、ファクスか上記URLからお願いします。
▼本件に関する問い合わせ先
関西学院広報室
住所:兵庫県西宮市上ヶ原一番町1-155
TEL:0798-54-6017
FAX:0798-54-0912
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/