昭和大学歯科病院と株式会社ジーンテクノサイエンスが連携し、歯髄幹細胞製造の原料となる乳歯の提供体制を構築
https://www.meti.go.jp/press/2020/03/20210322007/20210322007-1.pdf
■株式会社ジーンテクノサイエンス
【事業内容】 バイオテクノロジーを活用し、バイオ後続品事業、バイオ新薬事業及び再生医療事業を中心にバイオ医薬品や再生医療等製品の研究開発に取り組む。
https://www.g-gts.com/
■昭和大学歯科病院
https://www.showa-u.ac.jp/SUHD/index.html
(関連記事)
・昭和大学が株式会社ジーンテクノサイエンスと歯髄幹細胞を用いた再生医療の事業化に向けた産学連携基本契約を締結(2019.11.05)
https://www.u-presscenter.jp/article/post-42582.html
▼本件に関する問い合わせ先
昭和大学 歯学部 歯科矯正学講座
講師 芳賀 秀郷
TEL:03-3787-1151
Mail:shaga@dent.showa-u.ac.jp
株式会社ジーンテクノサイエンス 経営企画部
TEL:03-6222-9547
Mail:info_ir@g-gts.com
▼本件リリース元
学校法人 昭和大学 総務部 総務課 大学広報係
TEL:03-3784-8059
Mail:press@ofc.showa-u.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/
昭和大学歯科病院(東京都大田区)はこのたび、株式会社ジーンテクノサイエンス(東京都中央区)との連携により、生え変わりの乳歯から得られる「歯髄幹細胞」を活用した治療薬(再生医療等製品)の原料となる乳歯の供給システム構築について合意しました。
昭和大学(東京都品川区/学長:久光正)と株式会社ジーンテクノサイエンスは2019年9月、歯髄幹細胞を用いた再生医療の事業化に向けた産学連携基本契約を締結しました。医系総合大学として同大が保有する広い専門分野における高い研究力と、同社が再生医療事業の基盤としている歯髄幹細胞プラットフォームによって、骨関節疾患領域に留まらない包括的な研究活動および独自の新規再生医療研究を協働で展開しています。
ジーンテクノサイエンスが再生医療等製品として実用化を目指している歯髄幹細胞は、歯の内部の「歯髄」と呼ばれる組織から採取される幹細胞を一定の培養条件下で増殖させ、医薬品(再生医療等製品)の原料とするものです。
若い提供者(ドナー)の乳歯から採れる細胞は特に分化・増殖する力が強く、高い組織再生能力が期待されています。また、乳歯は生え変わるため、体に大変な負担を伴う脊髄から採取する細胞に比べ、ドナーの負担も少なく、採取タイミングが多いといった特徴もあります。
2020年3月、昭和大学歯科病院および株式会社ジーンテクノサイエンスは本体制構築における連携の下、日本で初めて、経済産業省による「ヒト(同種)細胞原料供給に係るガイダンス1」(現在は第2版(※1)に則り、海外に依存しない国内乳歯提供体制のさらなる安定化を目指し、根治療法が確立されていない希少疾患および難病の治療薬の実用化に向け大きく舵を切りました。
※1:経済産業省「ヒト(同種)細胞原料供給に係るガイダンス(第2版)