【ニュースレター】課題と向き合う人びとを描くSDGs ムービー

ヤマハ発動機株式会社

当社ウェブサイトの新コンテンツ「FIELD-BORN」

「移動の便利さ」で地域の課題に応えたい
 広島県福山市の東部、鞆の浦地区。狭い石畳の道をゆっくり走るのは、当社製のグリーンスローモビリティ※(通称グリスロ)「AR-05」です。全国初の「緑ナンバーをつけたグリスロタクシー」として2019年に運行を開始して以来、地域のお年寄りや観光客の皆さんに愛され続け、すっかり歴史ある港町の風景に溶け込んでいます。
 「鞆の浦の人口は、この30年間で半減しました。また、住民の約半数を65歳以上が占める典型的な過疎・高齢化地域でもあります」。こう話すのは、アサヒタクシー(株)代表の山田康文さん。グリスロを用いた鞆の浦の活性化について、「祖父の代から地域の二次交通を担ってきた者として、この町が抱える課題を解消するために貢献したいという思いをずっと持っていた」と、その動機を話します。
 当社のウェブサイトで公開中のSDGs映像シリーズ「FIELD-BORN(フィールド・ボーン)」は、社会課題の解決に向けたさまざまな取り組みを紹介する新コンテンツです。そのVol. 1では、「愛する故郷の暮らしに、あと少しだけ移動の便利さを加えたい」と願うアサヒタクシーの取り組みについて紹介しています。

 
Vol. 1「人をつなぐモビリティ」より

課題解消に取り組む人びとの姿を紹介
 「祖母の実家は、瀬戸内海を臨むきつい坂の上にありました。その坂道を、老いた祖母と手をつないで歩いた記憶が私の原体験」と話す山田さん。導入から間もなく3年が経過しようとしているいま、グリスロタクシーは地域の集会場や病院などに出かける高齢者の送迎に、また年間200万人以上が訪れる観光客の散策・周遊にも欠かせない移動手段となっています。
 一方、Vol. 2で紹介しているのは、森林管理の取り組みです。舞台となるのは北海道北見市。ヤマハ(株)は、この地でピアノの響板などに使われるアカエゾマツの森を管理しています。100年後の音楽を見据えて森林資源を守るためには、広大なこの森の姿を正確に把握しておく必要があります。そこで、産業用無人ヘリコプターによる森林計測サービスを用いて、森林資源の「見える化」に取り組んでいます。
 「本当はすべて歩いて、森の姿を知りたい」と話すのは、同社の仲井一志さん(材料調達グループ/農学博士)。「でも、物理的に行けない場所がある。(無人ヘリによる森林計測で)正確なデータを取得できれば、林内の資源量の管理に貢献する」と話します。
 「FIELD-BORN」がお届けするのは、より良い社会を目指して、小さな課題、大きな課題の解消に向けて取り組む人びとの姿。ぜひお楽しみください。
※グリーンスローモビリティ= 20km/h未満で公道を走行することができる4人乗り以上の電動モビリティ


 
Vol. 2「奏でる森を育てるために」より
 

■広報担当者より
社会に存在する小さな課題、大きな課題。「FIELD-BORN」の2作の制作を担当し、社会課題の解消に向き合う人びとの胸の内には、その原動力となる大きな動機があることをあらためて実感しました。山田さんの「原体験」、仲井さんの「100年後の音楽と楽器」。社会課題の解決に向けて、当社の製品やサービスもお手伝いしています。

 
 
■SDGs映像シリーズ FIELD-BORN  https://global.yamaha-motor.com/jp/stories/field-born/

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