ソニー教育財団 2021 年度「教育・保育実践論文」「教育実践計画」受賞・入選発表 教育助成金とソニー製品を贈呈
また、今年度より、高い志を持った教員個人への支援と助成を行う「教育実践計画」の募集を新たに開始し、厳正なる審査の結果、5名の入選者を決定いたしました。「子どもたちがこれからの時代を生き抜くための力」「好奇心と 高い志を持って探求していく資質と能力」を伸ばすための教育方針、授業計画を募集したもので、今後も情熱を持ち、未来志向の先進的な計画に取り組む教育を支援して参ります。
これらの活動の礎となるのは、ソニー創業者である井深大の教育への思いです。戦後間もない頃に「日本の発展には子どもたちの科学教育こそ重要」だと考え、ソニーの事業が軌道に乗りだした1959年に、小学校への教育助成活動を始めました。ソニー教育財団は、その信念に基づき、よりよい教育の実践に真摯に取り組む全国の先生方を支援して参ります。
【2021年度「教育実践論文」受賞校(対象:小学校・中学校)】
論文テーマ:「科学が好きな子どもを育てる」教育実践と計画
審査委員長:御手洗 康 元文部科学事務次官
■最優秀校(2校):教育助成金300万円とソニー製品(※)
・横浜市立立野小学校(神奈川県)
自然に浸り、じっくり観察し、新たな価値を創造する子ども
・刈谷市立朝日中学校(愛知県)
朝中サイエンス エクスペリエンスⅢ ~探究的な授業作りを目指して~
優秀校(6校):教育助成金50万円とソニー製品(※)
奨励校(62校):教育助成金10万円とソニー製
「デジタルスチルカメラ(1台)
【2021年度「保育実践論文」受賞園(対象:幼稚園・保育所・認定こども園)】
論文テーマ:「科学する心を育てる」~豊かな感性と創造性の芽生えを育む~
審査委員長:小泉 英明 (株)日立製作所 名誉フェロー
■最優秀園(2園):教育助成金200万円とソニー製品(※)
・社会福祉法人さがみ愛育会 幼保連携型認定こども園
愛の園ふちのべこども園(神奈川県)
自然が与えてくれる感動をもっと身近に ~語り合う中で繋がり、広がる世界~
・京都市立明徳幼稚園(京都府)
つながり 対話することで 深まる思考
審査委員特別賞(1園)優秀園(11園): 教育助成金30万円とソニー製品(※)
優良園(15園):教育助成金10万円とソニー製
「CDラジカセ(1台)」
奨励園(50園):教育助成金5万円とソニー製
「CDラジカセ(1台)」
※ソニー製品:「4K液晶テレビ」「デジタルカメラVLOGCAM」「4Kビデオカメラ」「デジタルスチルカメラ」「KOOV(2セット)」「MESH(7タグを3セット)」から1つを選択。 応募いただいた全ての学校・園に「デジタルスチルカメラ」「CDラジオ(Bluetooth対応)」などからご希望のソニー製品を1台贈呈いたします。
【2021年度 新設「教育実践計画」入選者(対象:小学校・中学校教員)】
論文テーマ:将来を担う子どもたちに必要な資質や能力の育成
に向けた教育方針に基づいた授業計画
審査委員長:御手洗 康 元文部科学事務次官
■入選者(5名):教育助成金10万円
(敬称略)
・佐々木 雄一郎 福島市立大森小学校(福島県)
問題解決を通して学びを深め、自然を愛する子どもを育む
~福島の自然と関連づけた理科教育の実践から~
・沼尻 淳 学校法人新渡戸文化学園新渡戸文化小学校(東京都)
知的好奇心を高め、知をアップデートする力を育む
「ハイブリッド型・科学者の時間」の実践
・古野 博 学校法人成城学園成城学園初等学校(東京都)
考えることが楽しくなる探究授業の開発を目指して
・津田 真秀 国立大学法人京都教育大学附属京都小中学校(京都府)
小学校高学年における情報活用能力の獲得を目指した現実事象を解明する
教科横断的授業の実践
・花田 峻介 北九州市立祝町小学校(福岡県)
自分の力で物事を考え、自分の力で物事を生み出していく力を育む理科教育
~地域の題材を活かし、子どもの「はてな」を引き出すには~
入選した全学校名、教員名、園名、論文、講評、計画内容はウェブサイトに掲載しています。
ソニー教育財団「教育助成」:
https://www.sony-ef.or.jp/program/