遺伝子検査サービスを提供する「ジェノニクス株式会社」 6月1日より藤田医科大学病院内拠点でサービスの提供開始

学校法人藤田学園

~患者さんを対象に遺伝子の分析結果から疾病リスクを判定~

学校法人藤田学園(理事長:星長 清隆)の100%出資である株式会社フジタ・イノベーション・
キャピタルと中部電力株式会社(代表取締役社長:林 欣吾)は、共同で設立した遺伝子検査サービス提供会社「ジェノニクス株式会社」の運用を2022年6月1日より開始することになりました。第一歩として、藤田医科大学病院の患者さんを対象に、遺伝子の分析結果から疾病リスクを判定するサービスの提供を行います。

【サービス内容】
 藤田医科大学病院内の一角にブースを設け、遺伝子検査サービスの営業を開始します。
ブース内では、看護師や臨床心理士などが常駐し、対面でインフォームドコンセント実施後、検体採取(唾液)を行います。面談した上でサービス販売を行うため、不安がある場合は相談していただき、納得した上で遺伝子検査サービスを受けていただくことができます。検査結果は約1カ月後にWeb上で確認することができます(自身のID、パスワードを設定し確認が可能)。

 本検査結果では、生活習慣と関連する病気を中心に、遺伝的リスクをお知らせします。病気に対する遺伝的リスクが高い場合でも、健康的な食生活や適度な運動を行うことで生活習慣病を予防することが可能であり、まずはその遺伝的リスクが高いことを認識することが第一歩となります。本サービスでは、遺伝的リスクを示すだけでなく、こうした「あなたの未来」を変えうる予防法にも焦点を当てて説明することで、患者さんのよりよい将来を一緒に目指していきたいと考えます。
 また、本サービスを購入された藤田医科大学に受診されている患者さんを対象とした研究を行います。研究では、「医師の薬剤選択」として重要な薬物に関わる遺伝的リスク(アレルギーの一種と考えられる副作用や、薬物代謝が遅い・早いなど)の情報を藤田医科大学内の主治医に提供。主治医が「遺伝的リスクを知る」ことでより安全な「治療薬選択」を提供できるかどうかの検証を行います。 ※ 患者さんが本研究に参加するには説明を受けた上で同意が必要となります。
将来的には、他の医療機関の患者さんや企業の健康保険組合との協業を視野に、年次健診データとの連携による健康意識向上に寄与するサービスにも取り組んでまいります。

■ジェノニクス株式会社
 ジェノニクス株式会社は、遺伝子解析に係る豊富な知見や人員等のリソースを有するアカデミア(藤田医科大学)と、安全性が高いデータプラットフォーム等を有する中部電力グループがそれぞれの強みを生かし、疾病リスクの判定を含めた遺伝子検査結果の提供と、医療分野への応用を視野に入れたプラットフォームの構築を目指し、2021年6月に設立されました。

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