シンプレクス・ホールディングス、AI医療機器を開発するSIMPLEX QUANTUMに出資
シンプレクスクオンタムについて
シンプレクスクオンタムは医療・ヘルスケア領域で生体情報を活用したAI開発を行う企業です。独自に開発したAI解析アルゴリズムによる日本初の心電波形を活用した心不全検知技術(特許登録番号:特許第6893002号、東京大学との共同出願)を保有しており、開発および製造販売を行う心房細動の検知デバイス「心電くん」は2020年4月にPMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)より医療機器として認証されています。また、同特許にまつわる研究は、AMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)の「医療機器等における先進的研究開発・開発体制強靭化事業プロジェクト」に採択されるなど、官民、産学共同でのプロジェクトを多数行っています。
■企業名
SIMPLEX QUANTUM株式会社
■代表取締役社長
齋藤 龍
■設立
2014年10月3日
■事業内容
医療・ヘルスケア領域での生体情報を活用したAIの研究開発
■各種届出
・第一種医療機器製造販売業許可 13B1X10211
・高度管理医療機器等販売業/貸与業許可 30港み生機器第226号
・医療機器製造業登録 13BZ201041
■URL
https://simplex-q.com/
シンプレクスクオンタム 代表取締役社長 齋藤 龍氏コメント
シンプレクスグループ(シンプレクス・ホールディングス及びその子会社)はこれまで、金融業界においてクラウドを活用した堅牢なインフラの構築や、セキュアかつ高性能なソフトウェアの開発など、数々の実績を積んでこられました。シンプレクスクオンタムは、金融と同様にセキュリティや安定性が求められる医療機関にソリューションを提供しています。医療機関でのAI機器導入に関わるシステムインテグレーションや、インフラも含めたトータルソリューションの設計・開発・運用等でシンプレクスグループと連携するなど、今後シナジーを高めていきたいと考えています。
シンプレクス・ホールディングス 代表取締役社長 金子 英樹コメント
シンプレクスクオンタムがこれまでに開発してこられたAIモジュールの一つである「心不全・不整脈検知AI」を用いた取り組みは、産学・官民の垣根を越えたプロジェクトとして、その可能性に高い評価を得ています。同社の技術や実績は、シンプレクスグループが力を注いでいく非金融領域への事業拡大において、高いシナジーを発揮することと期待しています。また、今回の出資を機に連携を深め、互いの強みを活かした事業開発の道も模索していきたいと考えます。
■シンプレクス・ホールディングス株式会社について https://www.simplex.holdings/
シンプレクス・ホールディングス株式会社は、シンプレクス株式会社をはじめとする子会社等の経営管理を行う持株会社です。2021年9月22日に東証一部上場を果たし、2022年4月4日をもって東証プライム市場へと移行しています。グループ中核企業であるシンプレクス株式会社は、1997年の創業以来、日本を代表する金融機関のテクノロジーパートナーとしてビジネスを展開してきました。現在では、金融領域で培った豊富なノウハウを活用し、金融機関以外の領域でもソリューションを展開しています。2019年3月にはAI企業のDeep Percept株式会社、2021年4月には総合コンサルティングファームのXspear Consulting株式会社をグループに加え、創業時より付加価値の創造に取り組んできたシンプレクス株式会社とワンチームとなって、公的機関や金融機関、各業界をリードする企業のDX推進を支援しています。