日本工業大学埼玉キャンパスで、池の水を全部抜く! -- 陸域生態系の保全をめざす「かいぼり」を実施 --

日本工業大学

日本工業大学(埼玉県宮代町)は11月20日(日)、埼玉キャンパスの本館中庭西側池を対象に「かいぼり」を実施します。 同学SDGs活動の一環としてゴール15(陸の豊かさも守ろう)の達成を目標としており、陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、生物多様性の損失阻止を目指します。 ※日程は天候により変更となる場合があります。(2022.11.17 11:10追記)  「かいぼり」は、わが国で古来より行われてきた溜池の伝統的なメンテナンス方法。農閑期に溜池から水を抜き、生物の捕獲・駆除、泥の掻き出しを行った後、数か月にわたり池底の天日干しを行います。捕獲された鯉や鮒などの魚は佃煮などに加工され冬季の食糧として重宝され、掻き出した泥は多くの有機物を含むため肥料として活用されていました。  環境保全と資源の有効利用という観点で見れば、現代のSDGs活動に通じる合理的なシステムであるといえます。  今回の「かいぼり」は、SDGsに興味のある学生が集い、毎回テーマを決めて社会課題の解決を話し合うワークショップ「SDGsキャンプin日工大」で提案されました。テーマは「水と緑のキャンパス再生~水辺の生態系保全」。SDGsのゴール15(陸の豊かさも守ろう)を達成することを目標としており、陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、生物多様性の損失を阻止することを掲げています。  実施に先立ち、学生たちが水質や生物の調査を行ったところ、池には大量のザリガニが繁殖していることが明らかとなりました。これらの駆除が今回の課題の1つとなりそうです。 ◆本館中庭西側池の諸元 ・面積:640平方メートル ・水深:30~40cm ・水量:230立方メートル ◆主なスケジュール ・11月18日(金) 朝から夕方にかけ抜水作業 ・11月19日(土) 1日中放置 ・11月20日(日) 9:00~12:00 生物捕獲・駆除、清掃作業など 以後、2月ごろまで水を抜いたまま放置(干し上げ)予定 ◆参加予定者 ・学生 :約20名 ・教職員:4名 ※「かいぼり」のスケジュールは、天候により変更となる場合があります。下記の問い合わせ先までお問い合わせください。(2022.11.17 11:10追記) ▼本件に関する問い合わせ先 日本工業大学 NIT-EMS本部 原、安野 住所:埼玉県南埼玉郡宮代町学園台4-1 TEL:0480-33-7486 メール:nit-ems@nit.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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