大阪国際大学の学生らが12月8・15日に高齢者の買い物支援や「0円ショップ」を実施 -- 門真団地のウェルビーイング向上へ

大阪国際大学

大阪国際大学(大阪府守口市、学長:宮本郁夫)経営経済学部経済学科では、早川公准教授(文化人類学)の演習を中心に、高齢化率が65%を超える門真団地(大阪府門真市)で地域連携活動を展開してきた。このたび学生らは、12月8日(木)・15日(木)に高齢者の買い物支援や「0円ショップ」と題した物々交換プロジェクトなどを実施。さらに15日には、住民からの要望が多かったPC教室も開催する。  大阪国際大学経営経済学部経済学科では、経済学の専門知識に加えて、地域や行政、企業などさまざまな人々と協働するための考え方を実践的に学び、公共問題を解決に導く力を身につけることを目指しており、体験型の学びの一環として地域の課題解決に取り組んでいる。  2019年度からは門真市および新門真団地自治会との連携により、同団地の課題解決を目的としたプロジェクト型学修を実施。今年度は「団地のウェルビーイング向上」をテーマとして、団地内での困りごとを調査し、それに対して当事者も交えたコミュニティづくりの観点からプロジェクトを企画して問題にアプローチしている。  5階建ての門真団地では、建て替えが進んでいない棟にはエレベーターが設置されていない。近年は独居老人の孤独死や買い物難民などの問題が生じており、「都会の限界集落」とも呼ばれる。同団地では移動販売も行われているが、米などの「重い商品」は販売されていなかった。  買い物難民問題においては「買い物弱者になることによって日常の変化が乏しくなり生きがいを感じにくくなる恐れ」があることも問題の一つとされる。自宅に閉じこもりがちになることで運動不足になり、筋肉量の減少や食欲の低下を招きやすくなる。  しかし買い物のために外に出ることにより、(1)心身ともにリフレッシュにつながる(2)景色を見たり会話したりすることで多くの刺激を受けられる、といったメリットがある。  こうしたメリットを踏まえ、学生らは買い物支援や物々交換などのイベントを企画した。また12月15日(木)には、住民から要望の多かったPC教室も実施。団地住民のウェルビーイング向上に資することを目指す。概要は下記の通り。 ■12月8日(木) 〈9:30~11:30〉 ・高齢者の買い物支援企画  足の弱った住民と共に数百m先のスーパーまで車椅子で買い物に行く。 〈12:30~16:00〉 ・0円ショップ  物々交換の贈与経済をコミュニティで再構築するプロジェクト。  借りている団地の一室をリノベーションし、新たな交流スペースとして立ち上げる。そこで、団地の住民からもらったり学生が集めたりしたモノを物々交換していく。 ・サーキュラーエコノミー(循環経済)のアクションリサーチ  昨年度から農場整備をしてきた学生たちが、コンポストによる堆肥づくりからサツマイモの植え付けと収穫を実施。今回、収穫したサツマイモを調理して振る舞う。 ■12月15日(木) 〈9:30~11:30〉 ・高齢者の買い物支援企画  12/8と同様 〈12:30~16:00〉 ・0円ショップ(予定)  12/8と同様 ・高齢者へのPC教室  住民へのニーズ聞き取りから、「PCを教えてほしい」という声に応えて講習会を実施。回覧板の資料や、自治会の資料、イベント案内などを作成する。 ●大阪国際大学 経営経済学部  https://oiuvoice.com/fbae/ (関連記事) ・大阪国際大学の学生が高齢化の進む門真団地で住民とウェルビーイング向上に取り組む -- 経営経済学部で産官学連携の「体験型の学び」(2022.6.22)  https://www.u-presscenter.jp/article/post-48374.html ・大阪国際大学経営経済学部経済学科が「団地住民を対象としたスマホ教室」を実施~「高齢者を取り残さない」社会づくり(2021.11.11)  https://www.u-presscenter.jp/article/post-47006.html (発信元:大阪国際学園法人本部事務局総務課) ▼本件に関する問い合わせ先 大阪国際大学 経営経済学部 経済学科 准教授 早川 公 住所:大阪府守口市藤田町6-21-57 TEL:06-6902-0791㈹ FAX:06-6902-8894 メール:k-hayakawa@oiu.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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