学校法人追手門学院(大阪市中央区、理事長:川原俊明、略称:追大)はこのたび、運営する追手門学院大学の特設サイト「OTEMON VIEW」に「大阪はいつから『おもろく』なった? 笑都大阪の誕生物語」と題する記事を掲載した。大阪弁で話すお笑い芸人の活躍などで「笑いといえば大阪」のイメージは定着しているが、この共通認識はいつ生まれ、どのように広がったのだろうか。日本近現代文学が専門で、追大の上方文化笑学センター研究員でもある佐藤貴之講師が、文学作品や過去のメディア分析から「おもろい大阪」のイメージのルーツに迫る。
関西、とりわけ大阪の地元人同士の会話で飛び交う「なんでやねん」「知らんけど」といったフレーズ。日常会話でのツッコミどころや会話の締めくくりに、また、話を盛り上げるアクセントとして、今や関西以外でも広く使われている。
この背景を考えてみると「大阪弁は笑いのニュアンスを持っている」「大阪弁で話す人はおもしろい話を披露する」といった共通認識と期待があるのではないだろうか。大阪弁で話すお笑い芸人の活躍もあって「笑いといえば大阪」のイメージはもはや定番となっているが、はたしてこうした共通認識はいつどのように生まれ、出来上がったのだろうか。
今回の記事では、日本近現代文学を専門とし、追手門学院大学上方文化笑学センター研究員でもある佐藤貴之講師が、文学作品や過去のメディア分析から「おもろい大阪」のイメージのルーツに迫る。
【ポイント】
■大阪は最初から「おもろい大阪」だったわけではない!?
○文学史上の記録では、この100年の話だった
■つくられた「おもろい大阪」は放送の電波に乗って
○ラジオで広まった大阪の漫才と大阪人のイメージ
○「標準的な大阪弁」をつくれ!
○テレビの登場で「おもろい大阪」定着へ
○大阪芸人の東京進出、繰り返される漫才ブームでイメージはより強固に
■昨今の「方言のコスプレ化」が示すもの
○ビジネス関西弁芸人も!? 大阪弁はもはやキャラ設定の一部に
■大阪のおもしろさは、文化の蓄積があってこそ
○商人と芸能の町、大阪が受容してきた歴史にふれる
※記事本文は下記URLを参照。
https://newsmedia.otemon.ac.jp/2885/
●「OTEMON VIEW」
学校法人追手門学院が大学公式ホームページに開設している特設サイト。「ニュースの面白さは、見方次第。」をコンセプトに、日々移り変わる世の中の出来事を同大の教員らが教育・研究成果などの専門的知見に基づいて読み解いた記事を掲載している。
URL:
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